’00.11.10

                                                     NO.144



 


向山型算数で「文字と式」
 

                           

○教科書・・・・・・教育出版5下

○実施総時数・・・・・5時間

○対象学年・・・・・5年生(38人)

○テスト平均点・・・89点(表91.4点、裏86.6点)

 

 以下、3次までの授業記録である。ここは、それほど難解な単元ではない。
 平均点90点は超えるであろうとタカをくくっていた。
 算数の苦手な子は多いが、この事実は教師の指導の結果と見なければならない。
 どこかに無駄があるのである。

 

(第1次)

日付11/6とかく。

・P22。9を指さしなさい。隣同士確かめなさい。

・9文字と式

・一緒に読みます。さんはい。「    」

・ノートにそれを書きなさい。

☆印を範読する。

・みんなで読みます。さんはい。

◇1を範読。

・みんなで読みます。さんはい。

・式を言いなさい。○○さん。→□×5です。

・そうです。どうして分かった?→書いてあります。

・その下の文を読みます。「このような・・・」さんはい。「      」

・指を出しなさい。教科書に書いているcを声に出してなぞり書きしなさい。

・全員で空書きします。さんはい。いーち、にーい。

・自分で机書きしなさい。

・隣同士背中書きしなさい。

◇2を教師が読む。

・式を言いなさい。○○さん。→c×5です。

・すごい。なんで分かったの?→書いているから。

・そうだ。書いてあることが分かると言うことは賢い証拠だ。

・先生と同じように、ノートにこう書きます。

次のように板書する。



 

□×5
↓ ↓
c×5 

・書いた人は持ってらっしゃい。○もらった人は23ページの◇3を読んでいなさい。

矢印二行分・定規・数字そろっているかチェックする。

・P23◇3をみんなで読みます。さん、はい。

・式と答えがそこに書いてあります。それをそっくりそのまま写して持ってらっしゃい。

=、数字そろっているか・答えきちんと書いているかチェックする。

・ここで先生問題です。

○先①と書きなさい。

□のかわりにcを使って式を書き直し、答えをだします。 

・一問だけみんなでやってみます。

□+15=20(板書)これをcを使って式を言い直しなさい。○○さん。

                              c+15=20

・その通り!これをこう書きます。

書き方を次のように板書して写させる。





 

 □+15=20
 ↓  ↓  ↓
 
c+15=20
   
c =20−15
   
c =5

・このやり方、書き方で次の問題をノートに書きなさい。矢印は2行分使うんですよ。

以下の問題を板書してやらせる。




 

② □−20=10
③ □÷ 3= 2
④ □× 3= 6
⑤ □× 6=18 

・二問できたら持ってらっしゃい。

ノートチェックする。早い子には黒板に書かせる。一問につき一人ずつ書かせ説明させた。(言わせた。)
次のように言わせる。これを以後徹底する。



 ② □ひく20は10です。□をcにおきかえて、cひく20は10です。
   
cは10たす20です。したがって、cは30です。 

・教科書に戻ります。(1)の問題。

(1)の問題を教師が読む。

・みんなで読みます。さんはい。

・もっとわかりやすくします。「けんたさんとはちがう」を鉛筆で横線で消しなさい。

・消したところを読まないで、もう一度問題読みます。さんはい。

・分からないのは何ですか。○○さん。→1袋に入っている枚数です。

・そうだ。ではそれを何という文字に置き換えますか。○○さん。→cです。

・それが5袋分あって、全部で80枚です。式を書きなさい。式だけ書いて先生に持ってきなさい。

ノートチェックする。合格した子供に○を付け、続けて答えを出すように促す。

 c×5=80                  
   
c =80÷5              ※補助計算もしっかり  
   
c =16                 書かせる。   
            答え 16まい

・同じようにできた人。すごい!花丸しなさい。そしてできた印。間違った人は直しておきなさい。

・(2)です。教師が読む。

・いっしょに読みます。さんはい。

・分からないのは何ですか。○○さん。→リンゴの数

・その通り。では、分からないからどうするの。○○さん。→cとします。

・そうだね。みんな分かってきた。では、(1)でやったように答えまで出しなさい。できたら持ってくる。

ノートチェック・早い子には板書・そして言わせる・○付け・できた印・直し・写し

・二つともできた人。花丸しときなさい。

・ここで念のために、またまた先生問題。

一問やったらチャイムなったので、ここで終了。

 

(第2次)

日付・P23☆を板書→書きました。

☆印の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

・分からないのは何ですか。○○さん。→ケーキ一個の値段です。

・その通り!「ケーキ一個のねだん」を鉛筆で囲みなさい。

・それが分からないものですから、どうしますか。それを何にするの?c

・よく覚えてたね。さすが。ではその囲んだ下に、cと書きなさい。

P24◇1を教師が読む。 

・式を書きなさい。

○○さん。式を言いなさい。→c×2+40=560です。

・すごい。どうして分かるの?→書いているから。

c×2って何ですか。○○さん→ケーキ代 

・そうだ。40って何ですか。○○さん。→箱代

・560は?○○さん。→支払った代金

・そうです。ノートにこのように書きなさい。

次の式を板書して写させる。




  ケーキ代+箱代=代金
   ↓    ↓   ↓
  
c×2 +40=560 

         この後を教科書を見て写しなさい。答えまできちんと書いたらば、持ってらっしゃい。

ノートチェック・=がそろっているか・答えの単位が合っているか、早い子には板書。

・では、ここで先生問題です。

(板書)①5このりんごがあります。20gの箱に入れてはかったら、520gありました。このりんご1個の重さは何gですか。

・分からないのは何ですか。→りんご1この重さです。

・じゃあどうする。cにする。

・そうだな。

5このリンゴの重さ+箱の重さ=全体の重さと板書する。

・5このリンゴの重さ+箱の重さは全体の重さです。

・こっからは、自分でやりなさい。さっきのケーキの問題と同じようにやりなさい。答えも出してノート持って来なさい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。









    5このリンゴの重さ+箱の重さ=全体の重さ
       ↓       ↓     ↓
       
c×5   + 20 = 520
               
c×5 = 520−20
               
c×5 = 500
                  
c = 500÷5
                 
c = 100
                          A.100g

(板書)②3さつのノートと50円のえんぴつ1本買ったら、290円でした。1さつのノートのねだんはいくらですか。

・分からないのは何ですか。→りんご1さつのねだん。

・じゃあどうする。cにする。

・そうだな。言葉の式でいうと何+何が代金290円なのですか。○○さん。

         →ノート代+えんぴつ代=代金 です。(何人かに聞いた)

・その通り!すごいなぁ。それをノートに書きなさい。

・では、前の問題と同じように矢印書いて式だけ書きなさい。




  ノート代+えんぴつ代=代金
    ↓    ↓    ↓
  
c×3 +50   =290 

○○さん、式を言いなさい。

・その通り。よくできた。

・では、その式をときなさい。さっきと同じですよ。できたら持ってらっしゃい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。

・最後の先生問題です。むずかしい問題です。

(板書)③15この真珠をつないだネックレスがあります。(図で描きながら)金具の部分は、3.4cmです。
 全体の長さは213.4cmです。真珠一個の長さは何cmですか。

・分からないのは何ですか。→真珠1この長さ。

・じゃあどうする。cにする。

・そうだ。言葉の式でいうと真珠15この長さ+何が全体の長さなのですか。○○さん。

         →金具の長さ。

・その通り。真珠15この長さ+金具の長さが全体の長さです。

・これを言葉の式で書きなさい。

・念のため聞いてみます。○○さん。何と書きましたか。

         →真珠15この長さ+金具の長さ=全体の長さ

・よろしい。あとは今までと同じようにやればできる。やってごらんなさい。できたら持ってらっしゃい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。

・教科書の(3)。◇3はやりません。読みます。

(3)の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

・分からないのは何ですか。○○さん。→ビーズ一個の長さ。

・そうだ。それが分かったら次どうするの。→言葉を囲む。

・次どうするの。→下にcと書く。

・もう言う前からやっている人いる。賢い人だなぁ。

・そこに図がある。止め具はどこですか。指さしてごらんなさい。隣同士確かめなさい。
・そこに0.9cmと書きなさい。

・文章の問題では、このように文に線を引いたり、言葉を囲ったり、図に数字を書き込んだりするくせをつけるようにすると、よく分かってくるんですよ。

・では、今までやったやり方で自分でやってごらんなさい。書いていないものがあれば×です。できたらもっていらっしゃい。

(第3次)

日付・P25☆を板書→書きました。

☆印の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

◇1の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

・1辺の長さが1cmのときの、まわりの長さを求める式を言いなさい。

          →1×3=3cm

・1辺の長さが2cmのときの、まわりの長さを求める式を言いなさい。

          →2×3=6cm

・1辺の長さが3cmのときの、まわりの長さを求める式を言いなさい。

          →3×3=9cm

・1辺の長さが4cmのときの、まわりの長さを求める式を言いなさい。

          →4×3=12cm

・まわりの長さと書いているところの1,2,3,4の数字をそれぞれ○で囲みなさい。

・同じところの3,6,9,12を△で囲みなさい。

○で囲んだのは何ですか。○○さん。→1辺の長さです。

△で囲んだのは何ですか。○○さん。→まわりの長さです。

◇2の問題を読む。

・式を言いなさい。○○さん。→○×3=△

・さすがだなぁ。そこに書いてあるもんなぁ。

その下の文を読む。

aとbを一回空書きする。

・このようにノートに書きなさい。以下のように板書して同じように写させる。



 

 ○×3=△
 ↓ ↓ ↓
 a×3=b 

・ここで先生問題です。○先①と書きなさい。(図を描きながら)たてacm、横7cmの長方形があります。この長方形の面積をbとして、長方形の面積を求める式を書きなさい。→a×7=b

・先生問題②(図を描きながら)①底辺がacm、高さが5cmの平行四辺形があります。この平行四辺形の面積をbとして、平行四辺形の面積を求める式を書きなさい。     →a×5=b

P26◇3を板書→書きました。

◇3の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

・aが20のときのbを求めます。このように書きなさい。

以下のように板書して写させる。




       a×3=b
 aが20  ↓ ↓ ↓
      20×3=b 

・20かける3はいくつですか。○○さん。→60です。

・その通り。ちょ−簡単だ。それをこう書く。

板書して写させる。







       a×3=b
 aが20  ↓ ↓ ↓
       20×3=b
          60=b

         A.bは60 

・では、aが25のときのbを同じように同じ書き方で求めなさい。

・できたら持ってらっしゃい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。

・では、aが30のときのbを同じように同じ書き方で求めなさい。

先ほどのノートチェックでほとんどできていたので、ここでは一人を指名して言わせる。

・すごいなぁ。みんなできる。

・今度は、難しいぞ。bが6のときのaを求めます。

・まず、やっぱり最初に何書く?○○さん。→a×3=b

・その通り!その式は変わらない。

・次に何書けばいいかなぁ。○○さん。→bが6

・すごいなぁ。賢いなぁ。その通りだよ。

・次何書くの?○○さん。→矢印書いて・・・

・やり方分かっているじゃん。もうできる。一人でできる。やってごらん。できたらノート見せにきなさい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。

◇4をやってごらんなさい。できたら持ってきなさい。

ノートチェックと○付けをする。早い子には板書させ、答えさせる。

・ここで、またまた先生問題。1000円札を1まい出して、100円のノートを1さつ買いました。おつりをb円として式を言いなさい。→1000−100=b

・1000円札を1まい出して、a円のノートを1さつ買いました。おつりをb円として式を言いなさい。→1000−a=b

・1000円札を1まい出して、a円のノートを2さつ買いました。おつりをb円として式を言いなさい。→1000−a×2=b

・念のため、もう一つ。

1000円札を1まい出して、a円のノートを3さつ買いました。おつりをb円として式を言いなさい。→1000−a×3=b

(3)の問題を読む。

・式を書きなさい。

○○さん。書いた式を言いなさい。→1000−a×4=b

・その通り。○付けなさい。

・aが150のときのbを求めます。さっきと同じやり方です。aが150と書いてb

を求めなさい。補助計算も書いて、答えも書いて、できたのなら先生に持ってらっしゃい。

ノートチェックと○付けをする。合格した子には、aが200のときのbを求めるように指示する。二問ともできた子には、板書させ、答えさせる。

子供のノートにはこのように書かれてある。(当然、補助計算も。ここでは省略)

         1000−  a×4=b
 aが150     ↓    ↓ ↓ ↓
         1000−150×4=b
         1000−  600=b
                 400=b
                        A.400円 

余裕を少し持って終わる予定が、1分オーバー。情けない。

 

(第4次)

P26の「まとめの練習」□1□2の二問をやる。

そして、別紙の先生問題をやらせる。答え合わせをして、各自テスト勉強。できなかった印をやらせる。実は、今考えるに、ここの部分が不徹底だったと思える。何より先生問題が多く、時間不足。教師の方でノートチェック、教科書チェックが不十分。詰めが甘いのだ。

 

(第5次)

テスト実施。答え合わせ。間違い直し。そして成績処理ソフト「竹千代」に入力してテスト返却。これを一時間内で終了。

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