’01.1.25

                                                                                            NO.168



 


向山型算数で「わり算と分数」
 

                           

○教科書・・・・・・教育出版5下

○実施総時数・・・・・8時間

○対象学年・・・・・5年生(37人)

○テスト平均点・・・86.6点(表91.6点、裏81.6点)

 

 以下、6次までの授業記録である。ここも、それほど難解な単元ではない。授業記録を見ると、まだ無駄な部分が多い。
 ステップⅠの例題に時間をかけすぎている気がする。
 また、指導実施時数も5時間程度で終了できる単元かと思われる。
 子供の力を確かにするには、後半の練習問題を「変化のある繰り返し」で集中して何問もやらせる場面が必要かと思われる。
 何度チャレンジしても「向山型算数」は難しい。

 

(第1次)

日付1/16とかく。

・P49。11を指さしなさい。隣同士確かめなさい。

・11わり算と分数

・一緒に読みます。さんはい。「    」

・ノートにそれを書きなさい。

・絵を見なさい。

・お友達何人いますか。→3人

・コップはいくつ?→3つ

・男の子が持っているジュースは何㍑入り?→2㍑

・男の子のせりふを読みなさい。→3人で分けよう。

・女の子のせりふを言いなさい。→1人何㍑ずつなるのかな。

☆印を範読する。

・みんなで読みます。さんはい。


2㍑のジュースを3等分すると、1つ分の量は何㍑になるでしょうか。
 

・これを求める式を言いなさい。○○さん→2÷3

・その通り。書いてあるもんなあ。

◇1を範読。

・みんなで読みます。さんはい。

・そこの式をそのまま写しなさい。

・どうして0.666・・・・なの?→割り切れないから。

・そうだな。おうかん君のせりふを読みます。さんはい。「      」

◇2を教師が読む。


2÷3の商を分数で表すことを考えましょう。
 

・P50。図の下の文。教師が一回読む。

2リットルを3等分した量は3分の1リットルの2つ分で、3分の2リットルです。
 

・みんなで読みます。さん、はい。→「       」

・式を言いなさい。○○さん。→2÷3=3分の2です。

・すごい。なんで分かったの?→書いているから。

・そうだ。書いてあることが分かると言うことは賢い証拠だ。

・先生と同じように、ノートにこう書きます。

次のように板書する。 (実際は曲線矢印。)

 

・このように言います。(以後徹底する。)


2わる3は、わる数3を分母に、わられる数2を分子にして3ぶんの2です。
 

・みんなで言ってみましょう。→「        」

・ここで先生問題です。○先①と書きなさい。

・今のと同じようにやりなさい。

板書①②③

① 1÷10 ② 4÷9 ③ 7÷9

・書いた人は持ってらっしゃい。

矢印・定規・数字そろっているかチェックする。速い子には板書させる。

・書いた人説明しなさい。さっきと同じように言うんですよ。

・先生問題④です。同じようにできたら持ってらっしゃい。

板書

④ 6÷8

同様にノートチェック(約分して4分の3)。速い子には板書。

・約分できるときは約分します。=は下に揃えて書きます。

・念のため先生問題⑤。

板書

⑤ 12÷14

       →約分して7分の6

・先生問題

板書

⑥ 5÷4 同じようにやれば誰でもできる。実は、これ簡単なんです。

・式と答えがそこに書いてあります。分かんない人は、それをそっくりそのまま写して持ってらっしゃい。

矢印、=、数字そろっているか・答えきちんと書いているかチェックする。速い子には板書。そして説明させる。(読ませる。)

・その通り!頭でっかちの仮分数になったら、きちんと帯分数に直す。

・このやり方、書き方で(1)の問題をノートにやりなさい。きちんと矢印つけるんですよ。3問できたら持ってらっしゃい。

ノートチェック。速い子には板書。それもできた子は教科書の枠の部分を写させる。

そして一問につき一人ずつ書かせ説明させた。言わせた。

・全部できた人。花丸しなさい。そしてできた印。間違った人は直しておきなさい。

あとは、練習問題をやって終了。

・10÷4 ・28÷12 ・ドリル

 

(第2次)

日付・P51☆を板書→書きました。

☆印の問題を読む。


 右の表のような長さのテープがあります。黄、赤のテープの長さは、白のテープの長さのそれぞれ何倍でしょうか。
 

・全員で読みます。さんはい。

・たずねていることは何ですか。○○さん。→「黄、赤のテープの長さは、白のテープの長さのそれぞれ何倍ですか。」です。

・その通り!文章の問題では尋ねていることがすぐ分かる子は賢い。その文に鉛筆で線を引きなさい。

・ところでこの問題は、2つのことを聞いている。

・一つは何ですか。○○さん。→黄色は白の何倍。

・その通り。もう一つは何ですか。○○さん。→赤は白の何倍。

・そうだ。この2つのことを聞いている。

・そこに書いてある表を指さしなさい。

・黄色の長さは?→4m

・白の長さは?→3m

・赤の長さは?→2m

・ところで突然ですが、10は5の何倍?→2倍。

・どういう式で求めたのですか。→10÷5

・そうだ。わり算だ。では20は5の何倍か?→4倍。

・式は?→20÷5

・その通り。やっぱりわり算だ。では、2は5の何倍か。式だけでいい。言える人。→2÷5

・5は3の何倍?式だけ。→5÷3

・3は5の何倍?式だけ。→3÷5

・すごい。もう分かっちゃった。

・さて、この問題は、このように書きます。


  黄は白の  何倍?
  ↓   ↓   ↓
  4 ÷ 3 =  □
         =  □
        A.  倍
 


・箱に答えを書いて、続きをやりなさい。
・できた人は、見せにきなさい。
ノートチェック、板書、全員で確認。 
・もうひとつ聞いていたことがありました。
 何ですか。○○さん。→赤は白の何倍。
 

・その通り。同じようにやります。まず何を書くの?→「赤は白の何倍?」

・よろしい。次にどうするの?→やじるしを書く。

・さすがだなあ。やり方知ってる。じゃあ、この続きをさっきと同じようにやってごらん。できたら持ってらっしゃい。

ノートチェック、板書、全員で確認。

(2)の問題を教師が読む。

・全員で読みます。さんはい。→「        」

・聞いていることに線を引きなさい。

・そこだけもう一度みんなで読みます。さん、はい。→「        」

・聞いていることの一つ目は何ですか。○○さん。→洗面器はバケツの何倍。

・その通り。これを先にやります。さっきと同じように、「洗面器はバケツの何倍?」と書きなさい。

・このあとどうするの?○○さん。→やじるしを書く。

・すごい。もう言わなくても分かっている。では、この続きをさっきと同じように、やりなさい。

ノートチェック、板書、全員で確認。

・もう一つ聞いています。何ですか。○○さん。→バケツは洗面器の何倍。

・「バケツは洗面器の何倍?」と書いて同じようにやりなさい。

ノートチェック、板書、全員で確認。

・二つとも合った人。できた印をして花まるしなさい。間違った人は直しておきなさい。

・先生問題です。パートⅠ。

・先生が問題を言いますから、式だけ言いなさい。

・10は5の何倍?→10÷5 

・5は10の何倍?→5÷10 

・6は7の何倍?→6÷7 

・8は9の何倍?→8÷9                

・3は4の何倍?→3÷4

・66は99の何倍?→66÷99  

・すごいなあ。では、先生問題パートⅡ。

・次はノートに言葉と式と答えを書きなさい。3つできたら持ってらっしゃい。(板書)

① 7は8の何倍?→7÷8

② 8は5の何倍?→8÷5

③ 14は9の何倍?→14÷9

ノートチェック・板書・確認・○付けで、余裕を持って終了。 

 

(第3次)

日付・P52・「分数と小数、整数」、☆を板書→書きました。

☆印の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

◇1の問題を読む。

・全員で読みます。さんはい。

・3わる5を分数にしなさい。何分の何ですか。○○さん。→5分の3

・よく覚えてたね。では5分の3は、何÷何ですか。○○さん。→3÷5

・その通り。よく分かったなあ。→教科書に書いている。

・では、10分の3は?→3÷10

・3分の2は?→2÷3

・4分の3は?→3÷4

・6分の1は?→1÷6

・1分の5は?→5÷1

・よくできるなあ。分数を小数にするには、何を何でわればいいの?→分子÷分母

・そう言うことだ。そのこと教科書に書いてある。指さしてごらん。そこの式とその文をノートにそっくりそのまま写しなさい。書いたら赤枠で囲みなさいね。書き終えた人は何度でも読んでいなさい。

◇2の問題を読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

・2と6分の5,5って何?→分子。

・6って何?→分母。

・2って何?→整数。

・小数にするには2がじゃまだなぁ。

・どうすればいいの?→仮分数にする。

・そうか。そうだね。そうすると、分子と分母だけになる。

帯分数は仮分数にする(板書)

・2と6分の5を仮分数にすると何分の何になりますか。○○さん。→6分の17です。
・その通り。6分の17です。ではこれを小数に表す式と答えを書きなさい。
できたら持ってらっしゃい。

ノートチェック・=がそろっているか・教科書通りか

・よくできました。そこに書いてあるもんなぁ。これ割り切れる?→割り切れない。

・そうだね。分数って便利。わりきれない数を表すことができちゃう。

 割り切れないときは、四捨五入しちゃうことにしましょう。

・2.833・・・を小数第二位までの概数にしましょう。

・小数第何位を四捨五入しますか。○○さん。→小数第三位。

・その通り。すると2.833を小数第三位を四捨五入して、答えは?→約2.83

・よくできた。ノートに答えを書いておきなさい。

(1)を読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

・3分の2だけみんなでやってみましょう。

・先生と同じように書きなさい。(問答しながら)

・残りの4つの問題もやってごらんなさい。割り切れるものはそのままの答えを出すんですよ。3つできたら持っていらっしゃい。

ノートチェック・書き方・補助計算・定規・答えの約・四捨五入の仕方・速い子は板書

・全部できた人?すごい!きれいな花○付けなさい。植木鉢も書いて。できた印を付けておきなさい。間違っていた人は直しておきなさい。できなかった人は写しておきなさい。写すのもお勉強のうちです。

練習問題をやって終了。

 

(第4次)

日付・P53・☆板書

☆を読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

・全員起立。0.1は何分の1ですか。分かる人は座りなさい。○○さん。 →10分の1です。

・その通り。  と書きなさい。(板書)

・0.1は10分の1の1こぶんです。

・0.2は10分の1のいくつぶんですか。→2こぶん。

・そう。だから0.2は10分のいくつ?→10分の2

・えらいなあ。みんな分かる。このことを2段にして、こう書きなさい。

・では、0.3を同じような書き方で分数にしなさい。できたら持っていらっしゃい。

ノートチェック 

・念のためもう一問。0.7を同じ書き方で分数にしなさい。

・さて、次の問題はちょっと難しいです。

・1.3を分数にします。これをこのように書きます。

・では、これを同じようにやってごらんなさい。

・同じように、2.3を分数にしなさい→ノートチェック&板書

・念のため、もう一つ1.8を分数にしなさい。→ノートチェック&板書&約分

・約分できるときは、抜け目無くやっちゃいましょうね。

◇2の全文を読む。

・一緒に読みましょう。さん、はい。

・教科書の□の中に、直接、数字を書き入れなさい。はみ出してもいいです。

○○さん。□に入れた数も一緒に「0.47は・・・」を読んで下さい。

       (板書)

・はい、これをそっくりノートに写しなさい。

・同じ書き方で、0,37を分数にしなさい。できたら持ってらっしゃい。

 →ノートチェック&板書

・では、これはどうですか。0.207小数第三位まであります。同じ書き方でやりなさい。今度は100分の1じゃないね。

→ノートチェック&板書

・念のためもう一つ。0.375を分数にしなさい。→ノートチェック&板書

・次の問題です。1.31を分数にします。整数がついています。

・これもこのように書きます。続きをやりなさい。

(書いたのを指名して言わせる。○付け)

・3.05を分数にします。これも同じようにやります。

(書いたのを指名して言わせる。○付け)

・約分できたら、約分するんです。

・同じやり方で、3.14を分数にしなさい。できたら持ってらっしゃい。 →3と50分の7

・(2)の問題4つやりました。

・今日の学習の力試しです。次の3問をやりなさい。小数を分数にします。

・0.4 ・1.36 ・3.04

練習問題をして終了。

 

(第5次) 

日付・P53・☆板書。

・中程の☆印。教師が文と式を読む。

・みんなで、そこ読みます。さん、はい。

・そこにある式をそっくりそのまま写しなさい。

・では、2を分数にします。同じように書きなさい。→ノートチェック&板書

・7を分数にしなさい。→ノートチェック&板書

・今度はノート書かなくていいです。すぐ答えなさい。

・先生が言う整数を分数で答えなさい。

・6→1分の6

・4→1分の4

・9→1分の9

・11→1分の11

・すごい。みんなできる。えらいなあ。

P54☆板書。☆教師が読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

◇1を読む。→さん、はい。「     」

・0.34を分数で言うと、○○さん。→100分の34

・その通り。それをこのように書きます。

・同じ分数になりました。比べられますか。→比べられない。

・では、どうしますか。→通分する。

・分母をいくつにしますか。→300

・そうだ。このように続けて書きなさい。

・補助計算もしっかりと書きます。

□の中に数字と不等号を入れて、持ってきなさい。

ノートチェック&板書&子供の説明(言わせる)

・もう一つ比べる方法があります。何ですか。○○さん。→3分の1を小数にする。

・すごい。どうして分かったの。→教科書に書いてある。

・そうだな。◇2と書いて、このように書きます。(問答しながら)

・分数どうしにして比べる方法と小数どうしにして比べる方法がある。

・ここでは、分数を小数に直して比べてみます。

(3)と板書して問題を読む。

・今やったやり方と全く同じやり方、書き方でやりなさい。2つできたら持ってらっしゃい。補助計算もきちんと書きなさい。

ノートチェック&板書&子供の説明(言わせる)

・全部できた人、花○しなさい。間違った人は直しておきなさい。分からなかった人は写しなさい。

P55練習□3と板書。

・次の3つを同じようにやりなさい。2つできたら持ってらっしゃい。

ノートチェック&板書&子供の説明(言わせる)

          ※補助計算もきちんと書く。

・できた印、できなかった印を付けなさい。

練習問題(スキルがないのでドリルをスキル的に使って)をして終了。

 

(第6次)

日付・P55練習□2と板書。問題を読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

・尋ねていることは何ですか。そこに線を引きなさい。

・尋ねていることは何ですか。○○さん。→「       」

・そうだな。2つ尋ねている。こういうときは一つずつやる。

・最初に何を書くんだっけ。○○さん。→塩は砂糖の何倍

・すばらしい。よく覚えていたなあ。「塩は砂糖の何倍?」と書きなさい。

・次何するんだっけ。○○さん。→矢印書く。

・そうだ。えらいなあ。次何するの。→式を書く。

・よく分かってる。こっから自分でやりなさい。もうひとつの「砂糖は塩の何倍」もやってできたら持ってらっしゃい。(解答省略)

ノートチェック&板書&○付け&できた印

P57「ふくしゅう(4)」□4を板書。読む。

・みんなで読みます。さん、はい。

・尋ねていることは何ですか。そこに線を引きなさい。

・尋ねていることは何ですか。○○さん。→「       」

・そうだな。2つ尋ねている。やっぱり一つずつやる。

・最初に何を書くの。○○さん。→今日は昨日の何倍

・その通り。「今日は昨日の何倍?」と書きなさい。

・もう一つの問題は何?○○さん。→「明日は今日の1.6倍」

・そうだ。7行あけて「明日は今日の1.6倍」と書く。

・まず一つ目だけやりなさい。できたら持ってらっしゃい。(解答省略)

ノートチェック&板書&○付け

・次です。分からないのは「明日ですか」「今日ですか」○○さん。→明日

・すごい。もうできたも同然。分からないものは何を使うんだっけ?→エックス

・そうだ。こう書いて明日のエックスページを求めなさい。








 


   明日は今日の1.6倍
    ↓  ↓   ↓
   x
 ÷15=1.6
      
 =1.6×15
       
 =24
                  A.24ページ
 

ノートチェック&板書&○付け&できた印

・教科書P54にもどります。

P54☆◇1板書。読む。「0.2+・・・・。」

・そこにやり方書いています。それをそっくりそのまま写しなさい。

・6分の1を小数にして計算できますか。→できない。

・6分の1を小数に直すと0.1666666・・・・と割り切れないので正しい答えが出せません。したがって小数と分数が混ざった足し算引き算は、ふつう小数を分数 に直して計算します。

・(4)一問だけちょっとやってみましょう。

・7分の1+0.8=と書きなさい。

・次どうするの?→0.8を分数に直す。

・そうだ。0.8を分数にすると?→10分の8

・だから、このように書き換える。

・このあとどうするの?→通分する。

・分母はいくつにするの。すでに習ったことだ。→70

・そう。最小公倍数の70にする。

・あとはできますからやってごらんなさい。できたら持ってらっしゃい。

ノートチェック&板書&○付け&できた印、次の2問をやらせる。全部できた子供にはP55練習□4をやらせる。

          ※以下省略

(第7次)

 別紙の先生問題をやらせる。答え合わせをして、各自テスト勉強。できなかった印をやらせる。教師の方で詰めのノートチェック、教科書チェックをする。

 

(第8次)

テスト実施。答え合わせ。間違い直し。

※ テスト結果をみるに、立式できているが、答えでは、約分されていない、単位のつけ忘れ、書き間違いなどのケアレスミスや問われていることの読み誤まりなどが減点となった子どもが今回は多かった。問題の読み方、答え方の徹底指導そして単元終了後即テストという形をとるべきだなと反省及び課題としてあげられる。

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