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ポルトガル探しの旅31 メアリャーダにて愛しのレイタオン
次の目的地はナザレ。ナザレに向かう前に、お昼を食べようと言うことになりました。
なんとなくイヤ〜、な予感がしたのですが、予感は的中しました。
ダンナが、
「おっ、ナザレに行く前に・・・・メアリャーダの近くを通るよな。
ねえ、子豚喰っていかない?」
げ、げげっ! 昨日牛の手とフェイジョアーダと言う激重い夕食を
取ったばかりなのに・・・・。また肉っ! しかもヘビーな!
私がちょっとうんざりした顔をしたらしく、ダンナは慌てて
「いや、イヤならいいけど。」と言い直します。まあでもメアリャーダの
子豚はダンナの大好物。リスボン近郊でも食べられますが、やはり
本場メアリャーダの方がずっと旨いと常日頃から主張しているのを
聞いていますから内心は行きたくなかったのですが「いいよ、行こう。」
と言いました。
「ホント? ホントにいい?」
「いいって言ってんじゃん。」
ダンナは多分明らかに私が嫌がっているのが分かっていたと思うの
ですが、子豚の誘惑には耐えきれず、メアリャーダ方面に車を
飛ばし始めました。
「どこに入ろうかな〜。どこがいいと思う?」
「あなたの好物なんだから、あなたが好きなところに入ればいいでしょ。」
「お前、怒ってない?」
「べつに。」
ああ、あの脂肪を考えただけで、顔がザワザワしてくるう。
でももう私の隣りの人は子豚で頭がいっぱいのよう。
そして、偶然入ったレストランは
Simoes dos Leitoes
と言うところで、ここが大当たりでした。
前回メアリャーダで入ったレストランは、薄暗く、流行っている時間
にもかかわらずすんなり入れ、おまけに子豚がそんなに温かく
なかったのですが、ここではまだお昼の12時だと言うのに店内の
テーブルはほぼ埋まっていました。店内には気持ちのいい陽差しが
さして明るい雰囲気です。店員さんたちはとても忙しそうに働き
まわっています。運良く、私たちは一つだけ開いていたテーブルに
座ることが出来ました。
「俺、レイタオン(子豚)。お前もそうすんの?」
「私は今肉はちょっと・・・・あなたすごいわねー。よく食べられるわねー。」
「だって好きだもん。」
子豚屋とはいえ、メニューを見れば魚もあります。
肉、肉はもうイヤ。今は食べたくな〜い。魚、魚・・・・今晩ナザレに
行くから魚は今晩食べたいなあ・・・でも肉はなあ・・・・
と、暫く迷った末に海の幸イカのお料理、と言うのを頼むことに
しました。店員さんが忙しげに注文を取りに来ます。受け答えに
イライラが出ていて、ちょっとつっけんどん。
「なんか、感じ悪くない?」
「忙しいからだろ〜。」
そして出て来たその子豚・・・・。 ダンナは一口食べるなり
「ウマイッ!」
「美味しい?」
「うん、ほら、喰ってみろよ。」
「いや、ダメ。今はどうしても食べられないー。」
息子にあげたら、息子は「おいしー。」と嬉しそうにぱくつき
はじめました。
すぐに私のお料理も来ました。一口食べたら・・・・、
「おいし〜い!」
「ホント? どれどれ。おおっ、旨いじゃん!」
「いやん、おいし〜い。」
イカやアサリ、エビなどと一緒にトマトで?煮たそのお料理は
とても美味しくて、昨日までの肉地獄から一気に抜けた感じです。
私の機嫌がみるみる良くなったので、ダンナは少しホッとしたようでした。
「ほーら、良かっただろ〜、メアリャーダに来て。」
「まあ、結果オーライだよね。美味しいわ〜。ラッキー。」
「うんうん、ママのおりょうりもおいしいね。」
息子がニコニコしながらパンと一緒に子豚とイカを食べています。
ダンナは更に追加の子豚を注文し、それから
「持ち帰りたいので。」
ともう一つ注文しました。
すごすぎる。
お皿を下げに来たさっきのつっけんどんなウェイトレスさんが
「美味しかったですか。」と言うので「すごく美味しかったです。
これは典型的なポルトガル料理なんですか。」と聞いたら、
「そうですよ。イカの他にいろいろ、海のものを入れて煮たものです。
美味しかったでしょう。」とにっこり笑いました。
そうか、やっぱりさっきつっけんどんだと思ったのは、単に
忙しかったからなのね。
ドアの方を見れば、もう既にテーブルを開くのを待つ人々で行列が
出来ていました。お腹がいっぱいでしたが、フルーツだけデザートに
食べて、それから会計をし、お土産の子豚を受け取りました。
「このお店の名刺を下さい。」と言ったら、「いいですよ。」と
さっきのウェイトレスさんが名刺を持って来てくれました。
それは、子豚の形をした可愛らしい名刺でした。
ブタの形のお店の名刺
(つづく)