「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
バック・トゥ・ザ・フューチャー
         1985・米


製作総指揮:
   スティーブン・スピルバーグ
   フランク・マーシャル
   キャスリーン・ケネディ
製作:ニール・キャトン
製作:脚本:
    ボブ・ゲイル
監督:脚本:
    ロバート・ゼメキス
撮影:ディーン・カンディ
音楽:アラン・シルベストリ

出演:マイケル・J・フォックス
    クリストファー・ロイド
    リー・トンプソン
    クリスピン・グローバー
    トーマス・F・ウイルソン




物語

1985年10月25日。ヒル・バレーの町。
高校3年生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)はブラウン博士(クリストファー・ロイド)の助手だ。ブラウン博士は何やら難しそうな機械に囲まれて研究に没頭している。
マーティのパパ、ジョージは上司のビフに年中怒鳴られている気の弱いパパだ。ママのロレーン(リー・トンプソン)とパパは30年前の高校生の時、落雷のあった夜のダンスパーティで結婚の約束をした。マーティは何回も聞かされてうんざりだ。

ある日、ブラウン博士に呼ばれて研究室に行くと、博士は驚異の研究成果を披露した。何と、博士の愛車デロリアンをタイムマシーンに改造したと言うのだ。未来でも過去でも、自分の行きたい時間にセットして時速140キロに達するとタイム・トラベルができると言う。
ガソリンではなく核燃料のプルトニウムで車は動くとマーティが知らされた時、ニュースで報じられていたリビアの過激派が研究室に突っ込んで来た。過激派の乱射する機関銃で博士は撃たれた。
とっさにデロリアンに飛び乗ったマーティが車を急発進させた。140キロに達した時、次元転位装置が作動した。

そこは30年前のヒル・バレーの町だった。ロナルド・レーガン主演「バファロー平原」の大きな看板がある。レストランに駆け込むと、高校生のビフが現れ、「宿題をやってくれたか!」と凄まれている相手はジョージ・マクフライ、つまりマーティのパパ。昔からいじめられていたんだ!
そのうえ、30年後に市長になる黒人のゴールディも働いているではないか。「あんたは30年後に市長になる!」とマーティに言われ、ゴールディは舞い上がった。

そして、魅力的な女子高生、ロレーン、つまりママがマーティに一目ぼれしてしまったから、さあ大変。過去を変えると歴史がメチャクチャになってしまう。
ブラウン博士を見つけて事情を話さねば・・・・。ところが若き博士はドナルド・レーガンが大統領になるなどという話を信じない。しかし、次元転位装置を考え出した時、博士がトイレで転び頭に傷を負った話をするとやっと納得。
1985年に戻るにはプルトニウムに替わる燃料が必要だ。その時、マーティの持っていた印刷物に次の土曜日夜10時4分に時計台に落雷のあったことが記載されているのに気付く。これを利用すれば・・・

未来に帰る前にパパとママの問題を修復しておかねばならない。マーティの持っている兄と姉と撮った写真の中の兄たちが消えかかっていた。
ダンスパーティ会場でマーティの助言でジョージがビフ打倒に成功。ロレーンはジョージを見直し、二人はめでたくダンスを始めた。これで良し!

ブラウン博士の方もデロリアンの準備は整った。そして、マーティが博士に1985年10月26日の夜、リビアの過激派に撃たれると話すが、博士は聞く耳を持たない。マーティはそのメモを博士のポケットに入れた。
暗雲が立ち込め、雷が鳴り出した。時計台に雷が落ちた。博士の悪戦苦闘で落雷のエネルギーを得たデロリアンがマーティを乗せて走り出した。時速140キロ!デロリアンが消えた。

1985年の10月26日に戻ったマーティはブラウン博士の元に急いだ。ところが、機関銃で撃たれた筈の博士はピンピンしていた。何と、30年前にマーティが書いたメモを読んで防弾チョッキを着ていたのである!?
映画館主から

大ヒットしたシリーズ第一作目。この後、3作目まで公開されました。

ロバート・ゼメキス監督は「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」’84の成功で一躍脚光を浴び、この作品の製作者スピルバーグに起用されました。
その後も、「ロジャー・ラビット」’88、「フォレスト・ガンプ/一期一会」’94、「コンタクト」’97で、特殊撮影を駆使した傑作を世に送り出します。
彼はヒッチコックばりのサスペンスを撮りたいと、最新作「ホワットライズビニーズ」’01を発表、相当怖いです。

主演のマイケル・J・フォックスはこの大役で人気沸騰し、比較的軽快な役を多くこなしていますが、「カジュアリティーズ」’89などベトナム戦争物にも主演しシリアスな芸風も広げています。

タイムマシン映画は昔からに人気があり、H・G・ウエルズ原作の「タイム・マシン」’59をはじめ、テレビシリーズ「タイムトンネル」、タイムスリップを含めると、「猿の惑星」’68、「ファイナル・カウントダウン」’80、「ターミネーター」’84、「12モンキーズ」’95など、どれもヒットを飛ばしています。

タイムマシンに乗って過去に行き、歴史に手を加えるのはルール違反。その後の事象が狂うからです。マーティが30年前のブラウン博士にメモを残したため、博士は死なずに済みました。だけど、これはルール違反!!
クリストファー・ロイド扮する博士は最後に言いました。「固いこといいなさんな!」 映画だから、まあいいか。
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