| カプリコン・1 1977・英 | |
![]() 製作:ポール・N・ラザルス3世 監督:脚本: ピーター・ハイアムズ 撮影:ビル・バトラー 音楽:ジェリー・ゴールドスミス 出演:ジェームズ・ブローリン エリオット・グールド ブレンダ・バッカロ サム・ウォーターストン O・J・シンプソン ハル・ホルブルック テリー・サバラス カレン・ブラック ![]() ![]() ![]() ![]() |
物語 アメリカ・ヒューストンのNASA(米航空宇宙局)では、今まさに人類初の有人火星宇宙船が打ち上げられようとしていた。その名は「カプリコン・1」だ。 管制センターには巨大なスクリーンがカプリコン・1の勇士を映し出していた。管制センターの周りは副大統領をはじめ各界の名士が世紀のショーに沸き返っていた。 カプリコン・1のクルーは3人。チャールズ・ブルーベーカー空軍大佐(ジェームズ・ブローリン)、ピーター・ウィリス空軍中佐(サム・ウォーターストン)、ジョン・ウォーカー海軍中佐(O・J・シンプソン)だ。 発射5分前、最後の点検を済ませた時、突然一人の男がハッチを開けて入って来た。「緊急事態が発生した、直ちに出てくれ」 3人は男に従い極秘の通路を抜けて、外に待たせてあった車に乗り込んだ。 しかし、カプリコン・1は皆が見守る中、火星に向け発射された。世紀の一瞬に沸く歓声。 一方、3人のクルーが連れていかれた場所は、ヒューストンを遠く離れた砂漠の中の格納庫だった。出迎えたのはNASAの所長ケロウェイ博士。彼は言った。「カプリコン・1の生命維持装置に故障が発見された。だが、国内世論の宇宙計画の無関心ぶりを、アポロ11号の月面着陸当時の興奮を再燃させるためにも、カプリコン・1を火星に着陸させねばならない!」 一体、博士は何を言っているのだろうか?3人のクルーは驚愕した。格納庫の別のステージには映画のセットのような火星表面の巨大な空間が作られてあった。そこで火星着陸の演技をしろというのだ。3人は拒否したが、家族に万一のことがあってもかと逆に脅迫された。全てはNASA,それもケロウェイ博士の手中にあった。 一人の職員がコンピュータデータの不整合に気付き、友人の新聞記者コールフィールド(エリオット・グールド)に話した。コールフィールドは独自の調査を始めたが、何か目に見えない巨大な力が動いているのを感じた。彼の車のブレーキが壊されており、死ぬ目にあう。 カプリコン・1が火星に着陸したニュースに世界中が沸いた。いまや3人は英雄だった。砂漠の中のセットからの中継が世界に流れた。3人の宇宙飛行士達は、何ヶ月ぶりかで家族と会話を交わす。 ブルーベーカー・ジュニアは「お父さんを尊敬してる。嘘を言ってはならないというお父さんの言葉を守るよ」と言うとブルーベーカーは答えた。「地球に戻ったら去年のようにヨセミテに行こう」と。 その時、夫人が一瞬戸惑いの表情を見せたのをコールフィールドは見逃さなかった。 無事に火星着陸の大任を果たしたカプリコン・1が地球への帰途についたが、大気圏突入の際、耐熱装置の故障が原因で消滅するというアクシデントが起きた。世界中が悲報に包まれた。 悲しみに暮れるブルーベーカー夫人をコールフィールドが訪ねた。その時、一家が昨年行ったのはヨセミテではなくフラット・ロックだったことを知る。そこは本物ソックリに西部の町を再現したセットで決闘シーンなどを見せてくれるのだ。ブルーベーカーの謎めいた言葉の意味をコールフィールドは悟った。 あの宇宙中継は芝居だ。彼等はこの地球上にいる!! カプリコン・1の消滅は同時に3人の宇宙飛行士の死を意味する。この世に存在していてはならない。3人はジェット機を奪い脱出を謀った。しかし、燃料が切れ砂漠の真中に不時着した。3人は別々の方角に逃げることにした。一人でも生き延びて世界に真実を伝えるのだ。もし敵に見つかったら信号弾を合図にしよう。 ケロウェイ博士達は3人の脱出を知り、捜索を開始した。 容赦なく照りつける太陽。飢えと喉の渇き。捕らえられる不安。砂漠のサソリとの対決。3人の必死の逃避行が続く。 やがて南の空に信号弾が一つ打ち上がった。そして北の空にまた一つ。 その頃、コールフィールドはあらゆる調査と推理を重ね、ついに宇宙中継をした砂漠のセットを発見した。彼は空中農薬散布の複葉機の操縦士アルバイン(テリー・サバラス)の協力を得て、宇宙飛行士の捜索に飛び立った。 ブルーベーカーは無人のガソリンスタンドに潜んでいると、2機のジェットエリがやって来た。侵入して来たパイロットを殴り倒して逃げようとした時、複葉機が滑り込んできた。コールフィールドが手招きする。翼にしがみ付くブルーベーカーを乗せた旧式の複葉機が飛び立つ。それを追う2機のジェットヘリ。凄まじい空中のチェイス。ジェットヘリから銃弾が飛んでくる。 アルバインの操縦は確かだった。荒野に切り立った絶壁の寸前で上昇した複葉機を追ってきたジェットヘリはそのまま絶壁に追突して爆発した。 一方、アーリントン墓地では、3人の宇宙飛行士の偉業を称えて葬儀が行われていた。演説するケロウェイ博士。やがて、その博士の視界に以外な人物の姿が・・・・ ブルーベーカーだ。彼が走ってくる。皆はその方角を見た。 |
| 映画館主から これほど面白い映画はそうざらには有りません。意表を突いたSF的着想。スリルとアクション。目的の為には個人の命も抹殺してしまう国家権力と、それに立ち向かうジャーナリスト。 配役は地味ながら芸達者を揃え、エリオット・グールド「M★A★S★H」’70や、テリー・サバラス「刑事コジャック TVシリーズ」、その後、妻殺しの罪で殺人犯としての裁判で無罪になった米プロ・フットボールのスーパースター、O・J・シンプソンの出演も話題でした。 アポロ11号による人類初の月面着陸から8年後にこの映画が公開されました。NASAは、この映画のために宇宙飛行機器の貸与をはじめ科学技術の全分野にわたり援助を惜しまなかったそうですが、撮影後半になってラッシュ・フィルムを見せられてからは、態度を硬化させたそうです。 それもその筈、映画はNASAの陰謀のストーリーなのですから。 私の??? 火星に降り立った宇宙飛行士と地球の家族が会話を交わすシーンがあります。それがあたかも地球上同士の会話のようで、時間のズレがないのです。地球と火星の間は、約7,800万キロメートルあります。光速が毎秒30万キロメートルですから、通信の片道に4分以上掛かる筈。 もちろん、映画ではそんな悠長なことはできませんから、映画的な処理でリアルさを出して欲しかったのです。それだけで、インチキと解る筈なのに・・・ ところで、「アポロ11号は実際には月面に着陸していなかった」という衝撃的な内容のテレビ番組が2001年秋にアメリカで放映されたとのこと。この内容を紹介したテレビ朝日の「これマジ!?」(2002年1月12日、19日放映)を見ると、確かに???となります。 ?1. 月面は真空状態なのに星条旗が揺れている。 ?2. 月面着陸船の影と岩の影の方向が違う。 ?3. 被写体の後にあるスチール写真の十字マークが被写体に隠れている。 ・・・・などなどです。果たして正に映画を地で行く真相は如何に・・・ ここに、0.1mmの紙があります。この紙を二つに折り、又それを二つに折り・・・と、50回折ったとします。50回目に紙の厚さはどの位になりますか? (とんちではありません。インスピレーションで考えて下さい) |
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