「キャット・バルー」名シーンアラカルト
キャット・バルー  1965・米


製作:ハロルド・ヘクト
監督:エリオット・シルバースタイン
原作:ロイ・チャンスロー
脚本:ウォルター・ニューマン
撮影:ジャック・マータ
音楽:フランク・デ・ボール

出演:ジェーン・フォンダ
    リー・マービン
    マイケル・カラン
    レジナルド・デニー
    ナット・キング・コール
物語

舞台は1894年のワイオミング。教師志望の若い娘キャサリン・バルーが、久しぶりに我が家へ帰ると、牧場は荒れ果て、家は立ち退き寸前だった。おまけに町のボス、サー・ハリーは殺し屋を差し向け、バルーの父親を殺してしまった。

復讐を誓ったバルーは、荒くれ仲間達を集めていった。今では<山猫バルー>と呼ばれる大姉御になっていた。
手下達の中に、かっての名ガンマン、キッドがいた。しかし、今のキッドは呑んだくれでまったく役に立ちそうも無い。

そんなある日、例の殺し屋がキッドの生き別れた実の兄弟とわかって大騒動。バルーはキッドを鍛え直す。酒さえ飲まなければ、元々腕はいいのだ。溺れていた酒を減らしていく。シャキンと変貌を遂げるガンマン・キッドであった。

いざ、町のボス、サー・ハリーとの対決だ。ガンマン・キッドは殺し屋の兄を一撃のもとに倒し、サー・ハリー達もやっつけた。しかし、バルーが捕まり、縛り首寸前の所を中間達が助け出した。
めでたし、めでたしだが、キッドは又、元の呑んだくれに戻っていた。

                         

                     
映画館主から

今は亡き、ナッツ・キング・コールがバンジョー片手に、所々で登場し、歌いながら物語のあらすじを語ってくれます。軽快な楽しさの西部劇コメディ。

呑んだくれのキッドと、殺し屋の二役を演ずるリー・マービンが最高。彼は実生活でもアル中に悩んでいたそうで、まさに、地でいった感じ。呑んだくれが、訓練してガンマンらしくなっていく過程がユーモラスです。又、最後に呑んだくれに戻ってしまうところも笑わせます。鼻にマスクを付けた冷酷な殺し屋との演技の使い分けも秀逸。この役で、アカデミー主演男優賞を獲得しました。

キャット・バルー役のジェーン・フォンダは、ご存知、西部劇の大御所、ヘンリー・フォンダの娘さんです。まだ若くてピチピチして、色気たっぷり。
監督のエリオット・シルバースタインはテレビ界の人で、この映画が映画第一作とか。しかし、演出は確かで、西部劇の中では異色のコメディになりました。
 

  参考文献:「THE MOVIE] ディアゴスティーニ

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