| ジョーズ 1975・米 | |
![]() 監督:スティーブン・スピルバーグ 原作・脚本:ピーター・ベンチュリー 撮影:ビル・バトラー 音楽:ジョン・ウィリアムズ 出演:ロイ・シャイダ− ロバート・ショー リチャード・ドレイファス |
物語 アミティの海水浴場の夜。若い女性がゆったりと水泳を楽しんでいた。その時、何やら足元に異変を感じた。瞬間、激痛が体を襲った。 翌朝、浜に打ち上げられている女性の死体が発見される。見るも無残な姿。 警察署長のブロディは、サメの仕業と主張し、海水浴場を閉鎖するように市長に進言するが、観光収入を当てにしている市長は取り合わない。船のスクリューにでも巻き込まれたのだと勝手に解釈している。 海開きの後、不安を感じながら監視を続けているブロディの目に惨劇が飛び込んできた。泳いでいた少年が何者かに襲われ、血しぶきが上がった。 海洋学者フーパーはサメの仕業と断定した。市長は海水浴場を閉鎖しざるをえない。早くサメを退治して、再開しなければ観光収入が激減する。サメ狩のツワモノが集められた。様々な失敗が重ねられて・・・・・・。 かくして、サメ狩のプロ、クィントと海洋学者フーパー、それに警察署長ブロディの3人のサメ狩の旅が始まった。厳重な武装と無線設備の船である。 しかし、突如姿を現したのは、余りにも巨大なホオジロザメだった。「この船では小さすぎる!!」・・ブロディは応援を呼ぼうとした。しかし、サメ狩に異常な執念を燃やすクイントは無線設備を叩き壊してしまう。もはや3人で戦うしかない。 海中に罠を仕掛けていた海洋学者のフーパーがサメに襲われた。船に体当たりをしてくるサメ。クイントがサメと格闘して、飲み込まれてしまう。 船はボロボロになり、傾いてきた。サメは最後の一人、ブロディに向かってきた。とっさに近くの酸素ボンベで応酬すると、ボンベをくわえたままサメが引き下がった。再び突進してくるサメにブロディが銃を構えた。弾は最後の一発。「覚悟しろ!」ブロディの一発がボンベに命中するや、サメは粉々に飛び散った。 戦いが終わった時、フーパーが海上に姿を現した。生きていた。二人はのんびり帰途に着くのだった |
| 映画館主から 私がこの映画を観たのは、池袋の二番館でした。暇を持て余して町を歩いていたら丁度ベルが鳴っていたので飛び込んだら、すでに立見席。失敗したと思いながら、映画が始まると、私は映画の中に引きずり込まれ、最後には手に汗を握っていました。 スピルバーグの劇場映画第二作目のこの作品で、彼はヒットメーカーになりました。ジョン・ウィリアムスのスリリングな音楽とあいまった見事な演出で世界中で大ヒットしました。 スリルとサスペンスの盛り上げ方には、ヒッチコックの影響があります。海水浴場で監視をする署長ブロディがサメに少年が襲われるのを目撃するシーン。驚愕の表情のブロディの背景が奇妙な変化をして、観ている我々に不安感を掻き立てます。ヒッチコックの「めまい」で使われた手法、逆ズームと呼ばれる手法です。レールの上のカメラをある速度でバックさせ、同時にズームアップするとあんな映像になるのだそうです。「めまい」では、高所恐怖症の主人公が教会の螺旋階段を登りながら、ふと下を見た眼で、この手法が使われ、効果を上げていました。そういえば、ヒッチコックの「鳥」は、動物パニック映画のハシリでもあります。 1975年度の、アカデミー編集賞、音楽賞、音響賞を獲得。あの、良くできていたサメは、ディズニーランドのエンジニア、ロバート・A・マッティが作った機械仕掛けで、続編2・3・4でも使われたそうですが、映画そのものは印象に残っていません(監督はスピルバーグではありません)。 参考文献:「THE MOVIE」 デアゴスティーニ |
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