「スター・ウォーズ」
スター・ウォーズ 1977・米


製作:ゲーリー・カ−ツ
監督:脚本:
    ジョージ・ルーカス
撮影:ギルバート・テイラー
美術:ジョン・バリー
衣裳デザイン:ジョン・モロ
特殊視覚効果監督:
    ジョン・ダイクストラ
編集:ポール・ハーシュ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
 
出演:マーク・ハミル
    ハリソン・フォード
    キャリー・フィッシャー
    アレック・ギネス
    ピーター・カッシング
    デビッド・プラウズ


  
物語

かっては広大な銀河共和国によって平和だった銀河系は、今では、銀河帝国の独裁体制が全宇宙を支配しようとしていた。
アルデラーン惑星のレイア姫は帝国打倒を密かに計画していた。一方、帝国側は最終兵器「死の星・デススター」を建造し、反逆者たちの秘密基地を発見次第、惑星ごと抹殺しようと宇宙巡航艦の大捜索を展開していた。

レイア姫が「死の星」の構造機密を盗んで逃げる途中、帝国の新鋭隊長ダース・ベイダー率いる宇宙巡航艦に捕まった。その時、宇宙船から脱出した球形脱出機にはC-3PO、R2−D2という2体のロボットが乗っていた。
ロボットたちは砂漠の小惑星タトゥィーンに着陸すると、若い農夫ルーク・スカイウォーカーに助けられた。そこで、ルークはR2-D2の映像伝達回路に収められたレイア姫のメッセージを発見した。

ベン・ケノービ(オビ・ワン)はかって、銀河共和国のジェダイの騎士だった。レイア姫のメッセージにはベン・ケノービへの反乱軍への参加要請が託されていた。そして、ルークがかってのジェダイの騎士仲間の忘れ形見と知り、共にレイア姫を救出することにした。

彼らの一行は、宇宙の密輸船長ハン・ソロとその右腕、猿人チュ−バッカの乗る宇宙船ファルコン号を買い取った。おりしも追って来た帝国軍戦闘機のビームをワープ航法でかわし、別の空間へ飛び込んだファルコン号は大隕石群の中を飛行したが、「死の星」の磁力ビームに捉えられてしまった。

激しい戦闘の末、ルークたちはレイア姫を救出し、「死の星」からの脱出に成功したが、ベン・ケノービはダース・ベイダーとの一騎打ちに敗れ、肉体を消滅させてしまった。

反乱軍の基地にレイア姫を連れ帰ったルークたちは、「死の星」を討つべく決死隊を組織し、飛び立った。帝国軍と反乱軍の凄まじい空中戦が繰り広げられる。ハン・ソロと猿人チュ−・バッカも加勢した。反乱軍の見方機が次々に打ち落とされていく中、ルークは「死の星」の盲点を探していた。

すると、ルークの魂にベン・ケノービの声が聞こえた。「理力(フォース)を信じろ」と。ルークは今や、自分の全霊を集中させて、一撃を放った。その一撃は「死の星」の内部に吸い込まれていった。「死の星」を後にしたルークたちの背後で、「死の星」の大爆発が起き、宇宙の塵と化したのだった。反乱軍は勝利に沸いた。













映画館主から

ジョージ・ルーカスが「アメリカン・グラフィティ」に続いて撮った、SF大ヒットシリーズの第一作目です。早いもので、もう四半世紀も前の作品になろうとしています。当時のコンピュータ・グラフィックスの粋を集め、全編めを見張る映像が展開します。
又、大人も子供も楽しめるわかり易いストーリーと、ロボットを始め、登場するキャラクターの豊富なこと、的確なキャスティングが功を奏しました。
SFであり、西部劇であり、戦争映画であり、海賊映画であり、日本の剣戟映画であり・・・と、様々な要素が満載で、この映画に途中で飽きる人はまずいないでしょう。私は大宮市(今さいたま市)の封切館で、余りの面白さに続けて2度観てしまいました。そして、ハッピーな余韻に浸ったものです。

ハン・ソロ役のハリソン・フォードの出世作でもあります。その後の彼の活躍はご存知の通り。ルークのマーク・ハミルは、このシリーズの後は余りヒット作に恵まれていないようです。’89年に「風の惑星」という映画で主演しましたが、ルークの溌剌さが無く、ただのオジサンになってしまっていたのにはガッカリしました。映画も駄作でした。
ベン・ケノービのアレック・ギネスはローレンス・オリビエと並ぶイギリスの名優です。「戦場にかける橋」を始め、数々の名演技を残し、先年亡くなりました。
帝国の総統を演ずるピーター・カッシングもやはりイギリスの名優で、その特異な風貌で、「フランケンシュタイン」や、「ドラキュラ」シリーズに欠かせない役者です。
この映画は、黒澤映画の影響が随所にありますが、中でも2体の凸凹ロボットコンビは「隠し砦の三悪人」の千秋実と藤原釜足の引用だとされています。又、ダース・ベーダ−の衣裳は時代劇の鎧かぶとのようでもあり、光線剣での活劇はまるでチャンバラです。
「帝国の逆襲」「ジェダイの復讐」と続編が続き、近年「エピソード・ワン ファントムメナス」が封切られました。
この第一作は「2001年宇宙の旅」と並ぶ位の衝撃作品でした。アカデミー賞は、衣裳デザイン、美術監督装置、視覚効果、音響、編集、作曲、録音と獲得しました。

           
    
                 参考文献:公開時パンフレット


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