| スパルタカス1960・米 | |||
![]() 製作:カーク・ダグラス 監督:スタンリー・キューブリック 原作:ハワード・ファスト 脚本:ダルトン・トランボ 撮影:ラッセル・メティ 音楽:アレックス・ノース 出演:カーク・ダグラス ローレンス・オリビエ ジーン・シモンズ ピーター・ユスティノフ トニー・カーティス チャールズ・ロートン ウッディ・ストロード ジョン・ギャビン ![]() |
物語 紀元前1世紀頃のローマ時代。若き奴隷スパルタカスは反抗的で、闘志剥き出しのところが認められ、剣闘士養成所に送られた。そこでは多くの奴隷達が、血で血を洗うような訓練が行われていた。スパルタカスは訓練に耐えた。 時の大将軍、クラサスの前で試合が行われる。今までともに訓練を受けた仲間と一対一の対決。どちらかが死ぬまで戦わされるのだ。スパルタカスの相手は黒人奴隷だった。スパルタカスが敗れ、黒人が喉元に槍を突きつけた。スパルタカスは観念した。と、その時、黒人は向きを変え、クラサスに槍を投げつけた。しかし槍ははずれ、逆にクラサスに喉を掻き切られ殺されてしまう。 スパルタカスはこれ以上仲間同士と殺し合うのは耐えられなかった。自由になりたい。ある時、機会が訪れた。何かにつけ彼をいたぶった訓練士を殺害すると、多くの仲間が同調し、暴動が起こった。日頃から訓練を受けている剣闘士が強い。彼らは養成所からの脱走に成功した。 反乱軍を組織したスパルタカスは尊敬を集め、行軍の人数も増えていく。その中には、養成所で妻にした奴隷との間に産まれた子供もいる。ローマ軍との戦いも次々に勝利を収めていった。 その頃、ローマ政界では、軍部を統一するクラサスと、民間人元老院のグラッカスとの主導権争いが激しく対立していた。 とうとう、ローマ正規軍に敗れたスパルタカスは磔に処せられた。クラサスの元を逃れたスパルタカスの妻と幼い子は、スパルタカスを仰ぎ見た。虫の息のスパルタカスであったが、はっきりと自由な世界を子に託したと信ずるのであった。
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映画館主から スタンリー・キューブリックがカーク・ダグラスに招かれて作った歴史超大作。カーク・ダグラスの意向が入りすぎていたためか、キューブリックは自分の監督作ではないと言っていたようですが、映画の完成度は高く、私の中でも上位に入ります。私の敬愛するローレンス・オリビエの存在感も忘れられません。クラサス役に打ってつけでした。 進歩派の脚本家ダルトン・トランボは当時”赤狩り”にあって、公の仕事ができなかったのを、カーク・ダグラスが引っ張ったのだとか。当時大スターだった、カーク・ダグラスの実力が忍ばれます。トランボによって、自由と尊厳を勝ち取るため権力に立ち向かうスパルタカスの姿が鮮明に浮かび上がったといえるでしょう。 気の弱い奴隷商人を巧みに演じた、ピーター・ユスティノフはこの年のアカデミー助演男優賞。他に、撮影、美術、衣装の部門を獲得しました。 参考文献:「THE MOVIE」 デアゴスティーニ |