| リバティ・バランスを射った男 1962・米 |
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![]() 製作:脚本: ウィリス・ゴールドベッグ 監督:ジョン・フォード 原作:ドロシー・M・ジョンソン 脚本:ジェームズ・ワーナー 撮影:ウィリアム・クロージア 音楽:シリル・モックリッジ 出演:ジェームズ・スチュアート ジョン・ウェイン ベラ・マイルズ リー・マービン エドモンド・オブライエン ウッディ・ストロード リー・バン・クリーフ ![]() ![]() |
物語 シンボーンの町に列車が着いた。上院議員のランス・ストッダード(ジェームズ・スチュアート)が妻ハリー(ベラ・マイルズ)を伴って降り立った。旧友のトム・ドニフォン(ジョン・ウェイン)の葬儀に出るためにやって来たのだ。 ランスは目ざとい新聞記者たちに帰郷の理由を、とりわけ、トム・ドニフォンとの関係を取材された。「トムは私の友人だ」ランスは語り始めた。
牧場主のトムはランスをハリーの家へ運んだ。トムの恋人ハリーの家は食堂で、ランスはそこで治療を受けた。 トムは、ランスに言う。「ここでは、銃が必要だ」ランスは拒絶する。 ランスはハリーの食堂で働いた。トムにステーキを運ぶランスに足を引っ掛けたのは、リバティだった。リバティたちはランスをからかい,笑った。そこへ立ち上がったのはトムだった。「俺のステーキだ。リバティ、お前が拾え!」リバティが銃を抜こうとするが、トムの手下のポンピ(ウッディ・ストロード)が銃を向けていた。リバティは店を出て行く。 「これは僕の戦いだ。何故、割って入った!」正義感あふれるランスはトムに向かって怒った。トムは言った。「町にいたかったら銃を買うか、町を出て行くかだ」ランス「町に残るし、銃も買わん!」 町の集会場で、州議会に送る人選をしていた。町の新聞社の編集者ピーボディ(エドモンド・オブライエン)の推薦でランスが選ばれると、乗り込んできたリバティは「今夜、通りに出ていろ!」とランスに捨て台詞を残した。 トムはランスに言った。「馬車を用意するから逃げろ」 ランス「済まない」 しかし、その夜、リバティたちがピーボディを襲い、大怪我をさせたのを知ったランスは銃をとり、外へ出たのだ。 酒場にいたリバティは酒をあおると外へ出た。ランスと向き合った。ランスはリバティの敵ではない。嘲笑いながら、リバティはランスの右手を撃ち、左手で銃を拾ったランスに銃を向けた。「次は眉間だ」 その時、異変が起きた。銃を放ったランスはリバティを倒したのだ。人々が集まってきた。 ランスを介抱するハリーは、ランスを愛しているのを悟った。そこへトムが来た。「遅れて済まない。・・・うまく切り抜けたな」 その後、トムは酒場でしこたま酒を飲んだ。失恋の自棄酒だった。酒場にいたリバティの子分を叩きのめす。ハリーとの住まいにするつもりの新築の家に火を放つトム。 下院議員を選出する会議場。ランスとピーボディもやって来た。ピーボディは名演説でランスを推薦した。拍手が鳴る中、反対派は言った。「人殺しだぞ!」「高い地位につく資格があるのか?」 ランスはそこを抜け出た。するとトムが待っていた。「逃げ出すつもりか」 ランスは言う。「人を殺した・・・」 トム「お前は殺してない・・・」 ランス「・・・何だと?」 トム「思い出してみろ」
真相を知ったランスが会議場へ戻ると大きな拍手が彼を迎えた。 かくしてランスは政治家への第一歩を歩みだしたのだった。ランスは州知事を3期勤め、上院を2期勤めた。副大統領の声も掛かる政治家に育っていく。 長い思い出話を語り終えたランスは記者に言った。「記事にするかね?」 記者は答えた。「記事にはしませんよ。西部では、伝説が事実となるのです」 ワシントンへの列車のランスとハリー。ランスは車掌の働きに感謝の声を掛けた。車掌は言った。「リバティ・バランスを射った人の為なら喜んで働きますよ!」 |
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| 映画館主から ジョン・フォード監督の異色西部劇です。全体がジェームズ・スチュアートの回想場面で構成されていて、その中に更にリバティ・バランスを射った男は誰かというミステリーの謎解きのような場面が挿入されています。 ジョン・フォード特有の荒野を走る馬も幌馬車も騎兵隊も登場しない地味な西部劇ですが、ジョン・ウェインとジェームズ・スチュアートの友情、ベラ・マイルズを廻る三角関係が描かれ、記憶に残る映画です。 特に、リバティ・バランスが撃たれて死ぬ場面の再現は観客を納得させました。人を撃ったこともないジェームズ・スチャートがガンマンのバランスを余りにも簡単に撃ち殺したのは何か変だなと思えるからです。 ジョン・ウェインが失恋して自棄酒を飲み、暴れるシーンなどもまずめったに見られません。人間臭く描かれていました。 バランスを演じたリー・マービンが正に適役。「キャット・バルー」でもいい味出してます。その子分のリー・バン・クリーフも若かった。 そして、新聞社の記者ピーボディを演じたエドモンド・オブライエンがまた良し。 西部劇に出てくる男の酒の飲みっぷりはいいですね。飲みたくなってしまいます。 |
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