「グレゴリー・ペック」アラカルト
「ローマの休日」オードリー・ヘップバーンと共演
ローマの休日
 グレゴリー・ペック
GREGORY PECK
1916〜2003

髪/ダークブラウン 瞳/ブラウン
188cm 77㎏
「ナバロンの要塞」デビッド・ニーブンと共演
ナバロンの要塞
白い恐怖
白い恐怖
白昼の決闘
白昼の決闘
白鯨
白鯨
「渚にて」エヴァ・ガードナーと共演
渚にて
アラバマ物語
アラバマ物語
主な出演作品
’45 白い恐怖
’46 小鹿物語
’46 白昼の決闘
’47 紳士協定
’47 パラダイン夫人の恋
’49 頭上の敵機
’50 拳銃王
’51 艦長ホレーショ
’52 キリマンジャロの雪
’53 ローマの休日
’56 白鯨
’58 大いなる西部
’59 悲愁
’60 渚にて
’61 ナバロンの要塞
’62 恐怖の岬
’62 アラバマ物語
’62 西部開拓史
’64 日曜日には鼠を殺せ
’66 アラベスク
’68 レッドムーン
’69 マッケンナの黄金
’76 オーメン
’77 マッカーサー
’78 ブラジルから来た少年
グレゴリー・ペックは多くの役柄を演じたが、その大半が謹厳実直な正義感に溢れる人間像で、ペックの人柄そのままであった。
代表作「アラバマ物語」での、黒人を弁護する弁護士フィンチ役がその好例であろう。周りの非難をものともせず、黒人の弁護に心血を注ぐフィンチ。しかも大上段に手を振りかざさず、有りのままの現実を直視し、我が子と接する父親像は感動的である。

彼は、大戦中、脊髄を痛めて兵役免除になった後、演劇界に入り、頭角を現した。ハリウッドからも引く手あまたで、背が高く、高貴でハンサムな新人として、5年間に12本の映画に主演するという超売れっ子ぶりを示した。

しかし、一方には「大根役者」と揶揄される一面もあった。少年時代からノッポであることにコンプレックスを感じていたようで、人目をはばかる姿勢が猫背になった。
口下手で不器用なペックだが、そこに滲み出る人間性が垣間見えてきて、やがて「偉大なる大根役者」へと賛辞が変っていく。

彼の代表作は「ローマの休日」だと言うのが一般的だが、アメリカ人にとっては「アラバマ物語」なのだそうだ。
彼が亡くなったのは2003年6月12日だが、奇しくもその1週間前の2003年6月4日、米国映画協会が過去100年間の映画ヒーロー・ベスト50を発表し、2位「レイダース/失われたアーク」のインディ・ジョーンズや、3位「007シリーズ」のジェームズ・ボンドなどをおさえ、「アラバマ物語」のフィンチ弁護士がトップに選ばれたという。

実際のペックもリベラルな活動家で、「あらゆる差別に反対する」 「核軍縮は私の人生にとって最大の関心事だ」などの言葉を残している。ニクソン政権ではブラックリストに名前を挙げられていたという。

第17代アカデミー協会会長、ハリウッド俳優組合会長などを歴任し、俳優救済基金を設立した。
’96年に現役を引退している。


ブラジルから来た少年 ペックの悪役は少ないが、「ブラジルから来た少年」は、ナチス残党の科学者が第三帝国の復興を目論み、ヒトラーのクローン人間を世界中に作り出すという不気味な役で、ローレンス・オリビエと渡り合った。
日本未公開だが、ビデオ化されている。

 俳優の顔へ   映画館へ