甘粛省は2箇所の銭局が有るとされています。下記の銭局一覧をクリックしてみて下さい。


☆No.24
局名読み鋳造地鋳造元号
鞏昌府局きょうしょうふきょく甘粛省鞏昌府康熈



満漢鞏

地方局。旧局は康熈銭の満漢鞏のみあるとされる。実物は一度だけ見かけたが、真偽の程は定かでない。

清朝銭図説では、その存在を疑問視している。


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★No.24
局名読み鋳造地鋳造元号
宝鞏局ほうきょうきょく甘粛省蘭州府雍正/咸豐/同治



宝鞏局

背右の方は満文で"gung"と音写し、漢文では"鞏"と成ります。

地方局。雍正銭が発行されて以降、乾隆・嘉慶・道光と停鋳、咸豐銭発行で再開される。

咸豐銭は大銭も鋳造されました。写真は同治銭の背に成りますが、雍正銭は特に関刀の雍正と呼ばれ源氏名銭として重宝されています。


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☆No.25
局名読み鋳造地鋳造元号
寧夏局ねいかきょく甘粛省寧夏鎮順治(上寧/寧一厘/満漢寧)/康熈
江寧府局こうねいふきょく江南省江寧府順治(上寧/寧一厘/満漢寧)/康熈



満漢寧

背左の方は満文で"ning"と音写し、漢文では背右の通り"寧"と成ります。

地方局。甘粛省寧夏鎮鋳とする説と江南省江寧府鋳とする説とがあり、今もってどちらの鋳銭か不詳です。収集誌で連載の清朝銭図説では江南省江寧府鋳の説をとっています。

宝寧局(別掲)も有りますが、こちらも微妙な状況です。


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