北京には2箇所の銭局が有ります。下記の銭局一覧をクリックしてみて下さい。


☆No.1
局名読み鋳造地備考
戸部宝泉局とぶほうせんきょく順天府北京順治(右戸/上戸/戸一厘)



右戸

背漢文銭は背の右側や上側の漢字で局名を区別します。この局の順治通寶には背右漢字・背上漢字・背一厘が有ります。

戸部宝泉局はその1字を取っての字で局名を表現しますが、この方式は崇禎通寶などの明朝銭の表現方法を踏襲しています。


先頭へ地域名一覧へホームへ


★No.1
局名 読み鋳造地鋳造元号
宝泉局ほうせんきょく順天府北京順治/康熈/雍正/乾隆/嘉慶/道光/咸豐/祺祥/同治/
光緒/宣統



宝泉局
背満文銭は背の右側で局名を区別します。背左のクルクルした方は満文で"boo"と音写し、漢文では"宝"と成ります。

背右の方は満文で"ciowan"と音写し、漢文では"泉"と成ります。併せて"宝泉"です。

宝泉局は現在の大蔵省に相当する役所で、この局の清朝銭は一番現存数が多いと思います。その為か、同じ銭名の古銭でも、手変わりが多数あります。

面の"通"や"寶"の字、背の"満文宝"の字のそれぞれの違いで分ける方法が代表的です。


先頭へ地域名一覧へホームへ


☆No.2
局名読み鋳造地鋳造元号
工部宝源局こうぶほうげんきょく順天府北京順治(右工/上工/工一厘)



右工

工部宝源局の1字を取ってと成ります。

「戸」と同様この局も崇禎通寶の表現を踏襲しています。

銭譜では掲載されていますが、「上工」はその存在が不確かです。(未入手)


先頭へ地域名一覧へホームへ


★No.2
局名読み鋳造地鋳造元号
宝源局ほうげんきょく順天府北京順治/康熈/雍正/乾隆/嘉慶/道光/咸豐/祺祥/同治/
光緒/宣統



宝源局
背右の方は満文で"yuwan"と音写し、漢文では"源"と成ります。左右併せて"宝源"です。

宝泉局の大蔵省に対して、宝源局は建設省に相当する役所だそうです。この局の清朝銭は宝泉局の次に現存数が多いかも知れません。宝泉局程では有りませんが、手変わりも多数あります。

写真の満文宝は別名「出頭宝」と呼ばれています。

面の"通"や"寶"の字、背の"満文宝"の字のそれぞれの違いで分ける方法が代表的です。また、祺祥や同治は入手が困難です。


先頭へ地域名一覧へホームへ


ホームへ_