過去ログ 1

2000年 2月〜4月



鎌倉と彦根城 投稿者:浦に〜と  投稿日:04月23日(日)11時51分06秒

私は、鎌倉が登録されることで、飛鳥以降の日本史上の主だった文化と都が世界遺産化されることを望みます。

確かに鎌倉には文化財が少ないかもしれません。それに、鎌倉時代の建造物はもはや瑞泉寺だけです。しかし鎌倉という場所に価値があると思うのです。海と山に囲まれた天然の要塞に築かれた古都であり、およそ700年続く武士の時代が始まった場所です。切通や段葛といった防御システムも評価すべきだと思います。

難しいのは世界遺産条約は、重要な文化財だからといってもその全てを登録しないところです。ですから彦根城は、「既に同様の日本式城郭として姫路城が登録されており、かつ姫路城に比べ文化的・歴史的価値は劣る」という理由を付けられて、登録されない可能性もあるのではないかと私は思うのです。

また私は、古墳やそれ以前の遺跡、それに知床、尾瀬、小笠原、山原などの自然遺産も推薦すべきだと思います。もっとも山原は、既にその価値は無くなったとも言われるそうですけど。

もう一つの文化財を見せるか見せないか、については、観光客のマナーの悪さもありますし、風化や劣化を防ぐ為に調査さえ行なわないものも沢山あります。それは分かっていますが、私が言いたいのは、日本はヨーロッパに比べて文化財を公開するにあったての規制が多いということです。文化財は見世物では無いが、人が過去と触れ合う貴重な場であり、多くの人に知ってもらう必要があると思います。


ゲストブックについて 投稿者:収斂  投稿日:04月22日(土)14時33分02秒

いろいろな人がこのページにきますね。
私はいずれは、いまだ未登録ではあるが、そのうち必ず登録されそうな世界遺産についてのホームページを作ろうと考えているのですが、暇が無いのでまだできてません。

浦に〜とさん>
私は彦根城が世界遺産にならないとは、とてもとても考えておりません。浦に〜とさんらしくない発言で驚いてます。確かにあそこの本丸は近年の復元ですし、遺構部分も姫路城よりは少ないですが、井伊家ゆかりの文化財はそっくり保存されており、国宝もあります。敷地の近くに滋賀大学かなんかがあって、景観が悪いみたいですが、彦根城は重要な文化財です。
私は、彦根城単体の登録よりも、琵琶湖周辺の里山、棚田、湿原と石山寺、三井寺、多賀大社、竹生島、湖東三山などの文化財も含めた複合遺産として登録すべきだったのではないかと考えています。滋賀県の文化財は京都、奈良の文化財に少しもひけをとりません。文化財保有数は全国で3番目の県です。文化財の多少で世界遺産登録の是非を論じるつもりはありませんが、むしろ鎌倉には文化財の数が極めて少ないのは事実です。このことを随分前に個人的に瀬戸内シンクタンクの方に問い合わせたことがありますが、瀬戸内シンクタンクの方では琵琶湖と彦根城は別件登録として認識すべきではないかという見解でした。
それと日光の家光の墓が公開されることについてですが、私は文化財は最良の保存状態で保存されるべきだと考えていますから、公開されないことを少しも悪いとは思っていません。京都の知恩院の鶯張りなんか、余りに観光客が多すぎてこのままでいいのだろうかと思ってしまいます。しかもマナーが悪い人が多い。西方寺、円通寺くらいに厳しくしてもいいくらいです。見世物じゃないと思います。

赤かっぱさん>
肥後の石橋「通潤橋」さん>
ホームページ拝見しました。私も博士後期課程ですが、所属は機械学会、応用化学学会です。
メールアドレスは公表できません。クラッキングせれたくないからです。
ただ私は左翼的発想が大嫌いな人間でして、世の中が悪いとか、政治がどうのこうのいう意見には嫌悪感さえ覚えます。権力が必ずしも良いものではないとしても、現在日本を含めた世界中の殆どの国が議会民主制を行っており、過去の絶対王政時代の恐怖政治としての権力とはまったく異質なものです。民主主義とは所詮最大多数の最大幸福なわけですから、弊害もありましょうが、それしかないわけです。


広場と広小路 投稿者:浦に〜と  投稿日:04月21日(金)15時39分23秒

収斂さん>
鎌倉は昔から市民が景観保護をしてきたとは、全然知りませんでした。φ(..)
それにしても日本の世界遺産化はのんびりですね。イタリアなんかは一度に10件も登録してますから。別に、それが良いと言うわけではありませんが。私としては彦根城よりも鎌倉を先にしてほしいです。彦根城は、既に日本の城郭建築として姫路城が登録されていることから、世界遺産にならないと思うのですが…

NHK人間講座は昨日・一昨日と見ました。水曜の沖縄の方は陳さんの喋りばかりでしたが、木曜のは写真も混ぜて面白かったです。内容は地中海世界の広場と水と接する空間でしたね。我が江戸では広場は無く、道路を広くした広小路がいくつかあるだけでしたからね。しかも目的は火災の拡張を防ぐというもの。これも文化の違いですね。一方の“親水”ですが、東京ではお台場や葛西臨海公園を始め、積極的に取り組まれているように見えます。


肥後の石橋「通潤橋」さん>
ホームページ拝見しました。世界文化遺産には権力の象徴が多いですから、私も民家などは今後もどんどん登録されるべきだと思います。提言されている第7番目の基準、将来に影響を与えるもの、というのも面白いです。しかしそういった物の中には、今の所何の結果も出してない物もありましょうから、価値判断は難しいのではないでしょうか。将来世界遺産の考え方が変われば、更に多種多様な文化が登録されるでしょう。リンクは勿論OKです。次回更新時にこちらからも貼らせて頂きます。


赤かっぱさん>
ベギン会の建物というと、地域住民が文化財を利用しながら守っている、という好例ですよね。日本も見習ってほしいです。今日からは日光の家光の墓が公開されるそうですが、どうも日本は保護することは見せないこと、という考えがあるようでいけないと思います。それから、次回更新時にこちらからもリンクさせていただきます。


リンクさせていただきました。 投稿者:赤かっぱ  投稿日:04月21日(金)09時38分01秒

こんにちは、赤かっぱと申します。

なかなか詳しい勉強になるサイトですね。
私のサイトではベルギーやオランダのこともコンテンツの一部として扱っており、その中でベルギー・フランダース地方の世界遺産のことも紹介しています。ベギン会修道院という昔の女性のための修道院が13カ所登録されたんですが、具体的にどの街の修道院がそれに相当するのか調べるのに苦労しました。

その解説の部分からこちらのサイトへもリンクを張りましたので、もしご都合等悪ければ折り返しお知らせ下さい。場所は「トップページ→かっぱ旅行社→ベルギー→ベルギー[11]<http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~gr003968/voyage/rkbelgium11.html>」です。

よろしくお願いします。

http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~gr003968/


素晴らしい資料館ですね! 投稿者:肥後の石橋「通潤橋」  投稿日:04月19日(水)16時29分06秒

たいへん参考になりました。ありがとうございました。
で、世界遺産の登録基準にモノ申したいと思ってますので、
私のサイトで「世界遺産資料館」をリンクさせてください。
つうか、すでにリンクしてますのでダメだったらメール
ください。すぐ外します。^^;

http://www1.ocn.ne.jp/~ogami/heritage2.htm


新学期 投稿者:収斂  投稿日:04月18日(火)23時10分53秒

いつも更新ご苦労様です。

沖縄のグスク群は特異で良かったですよ。首里城でも、正殿と城壁は完全修復されてます。正殿の隣に立つ倭館は資料館で、中は鉄筋コンクリートです。でもやがて完全修復されるみたいです。やがては円覚寺も復元して欲しいものです。
他のグスク群は、印象としてはちょうどキルワ・キシワニの遺跡みたいでした。

今日、うちの研究室にマスターの学生が4人もはいってきました。新学期なんだなぁ、と思ってしまいます。今年も私は春休みが無く、桜を見ながら古都をぶらぶらする計画は実行にいたりませんでした。せめて5日あれば、どこかまだ行ったことのない伝建地区を制覇できるだろうに、といつも計画はしているのに、いつの間にか私の周りの桜は散ってしまいました。今年こそは桜花舞う頃に鎌倉に行き、段葛を歩こうと思っていたのですが・・・・・私はまだ鎌倉に行ったことがない(T_T)

鎌倉はいったい、いつになったら世界遺産になるのでしょうかねぇ。鎌倉の観光客が7年で600万人も減少したらしいですが、だったらすぐにでも登録すればいいのではないかと思うのですが。あそこは京都よりも早くから景観を保存しようと市民が努力したおかげで、北鎌倉には緑が多く残っているそうです。世界には保存もままならない重要遺跡がゴロゴロしているのに対し、鎌倉はもう十分保存・整備の態勢が完了しており、問題ないはずなのに・・・・・・
私はきっと登録物件の選考に手間取ってるのではないかと見ています。というのも日光の登録が遅れたのは、二社一寺の足並みがそろわなかったからだそうです。この件については、昔、浦に〜とさんにメールしたと思いますが、私は、鎌倉の物件は建長寺、円覚寺、高徳院の大仏、鶴岡八幡宮、段葛、それと切通しがいくつか、以上は間違いないと思います。東慶寺、覚園寺、瑞泉寺なんかも登録候補になるかもしれません。それと、これは最近知ったのですが、逗子の辺りに人工的に崖を削って人馬が鎌倉に侵入できないようにしたすごいものが残っているそうですね。案外それもバッファーゾーンに入るかも。
いまの研究が一息つけば必ず鎌倉の街を歩き、自分なりに観察した鎌倉の都市の問題点をこのBBSで発信するつもりではありましたが、その一息がなかなかつけない。
浦に〜とさんもそろそろ忙しくなると思います。あまり無理されず頑張ってください。


ミス 投稿者:浦に〜と  投稿日:04月18日(火)21時38分32秒

当ページの掲載情報にまたミスがありました。それは、裏世界遺産リストに載せてあるドイツの「ヒルデスハイムの聖ミカエル教会」ですが、これ世界遺産に登録されてますね(^^;; 但し世界遺産に登録されているのは「聖ミカエル教会と聖マリー大聖堂」の2つとなっています。以下言い訳ですが、ホームページを作る以前、私は世界遺産でも以前に別の形で推薦されたことのあるものは全て別件と捉えていました。でもそれだと色々面倒だったので、後に裏世界遺産から除いたのですが、ヒルデスハイムだけが今まで残ってました(^^
そういうことで、裏リストから除きました。裏遺産の総計も、194→193に変更します。申し訳ありませんでした。


収斂さん>
沖縄の世界遺産化情報を聞きつけてすぐに飛んで行くとは、さすが熱が入ってますね(^^
空缶やゴミは勿論無くすべきですが、蔦を除いたというのは個人的にどうも…と思うのですが。私は蔦がある時と無い時とを見比べていないので、突っ込んだことは何も言えませんが、例えばアンコールの遺跡が木々に埋もれて行く姿も美しいと思います。これこそ自然への回帰、自然と文化の融合ではないか!! と思うのですが…

NHKの人間講座も今週からチェックして見ますね。

ところで、この前私が書いたウチの近くの名建築群ですが、去る日曜日に見に行ったところ更地になってました(涙)。高層マンションが建つらしいです。


浦に〜と さんへ 投稿者:収斂  投稿日:04月15日(土)17時55分13秒

浦に〜と さんへ

ご返答ありがとうございます。

近代建築といえば、今とても面白い番組がNHK教育の木曜日の人間講座でやってますよ。あの建築家、安藤忠雄氏が講師をする「建築に夢を見た」という番組で、私は今週はじめてみたのですが、とても面白かったです。このページに興味をお持ちの方々なら、きっと満足する内容だと思いました。今度から欠かさずみていこうと思ってます。
なお今週の番組では、最初のほうで、中国福建省の客家の集合住宅の映像が出てましたが、私は昔から、これもいずれは世界遺産になるだろうと考えてます。

ついでにNHK教育の水曜日の人間講座「沖縄からアジアを見る」というのも結構いいです。沖縄のグスクの映像がみられるので気に入ってます。
実は私は3年くらい前、沖縄のグスクが世界遺産に登録されるかもしれないという話が出たとき、さっそく3泊4日の格安フリープランを使って、グスク群を見学に行ったのです。首里城、中城、座喜味城、勝連城、今帰仁城、など主だった城をレンタカーで回りました。当時は城壁に蔦が絡まったままだったり、空缶やゴミが転がってたりして、結構荒れ果ててました。その後すぐにもう一回2泊3日で沖縄にグスク見学に行ったりもしましたが、やっぱり勝連城なんかはまだあまり整備がされてないみたいでしたね。でもきっと今はもっと手入れがされているでしょう。また行きたいくらいです。


200年間維持されれば… 投稿者:浦に〜と  投稿日:04月15日(土)13時45分53秒

国宝級の近代建築といえば、両国の江戸東京博物館、丸の内の東京国際フォーラム、臨海副都心(お台場・有明一帯)なども挙げられるでしょう。いずれも評判の悪い大型建築ですが。
臨海副都心なんかは未来的な建物も多い上に公園や広い道路も整備され、鉄道は新交通システムゆりかもめ。見えないところでは、電線を地面に埋めたり、独自のゴミ収拾システムを採用したり、これほど広範囲の街全体が近代的なのは、日本でも珍しいでしょう。
あとはディズニーランドなど遊園地なんかも200年後までそのまま残れば貴重な存在となるでしょう。
パチンコ屋は、都市景観を乱す一因とも思えますが…。建物だけ見ては確かに派手で良いかも。


国宝級の近代建築はどれか 投稿者:収斂  投稿日:04月13日(木)01時47分54秒

浦に〜とさん、ほか閲覧されている皆さんへ
私もここに書いている事は、ただの素人の意見であることをお断りしておきます。

少し話題を変えます。もし今の日本の建築で、それが200年くらいそのままだったら、国宝か、少なくとも重要文化財に登録される可能性のある近代建築には何があるだろうかと考えたことはありませんか?実は私が世界遺産に興味を持ち始めてからすぐにこの問題に関心がわいたのですが、こういう話題を真剣に話せる友人が周りにいなかったもので、このBBSを借りて意見を求めたいと思います。

私は瀬戸大橋、明石海峡大橋、青函トンネル、新幹線、福岡ドーム、大阪ドーム、東京都庁、梅田スカイビル、宮崎シーガイア、関西空港、新宿の高層建築群なんかが候補に入ってくるのですが、皆さんはどうでしょう?なんかありきたりの物ばかりって感じもしますが、他に研究施設という面から(ウォーダの蒸気ポンプやキンデルダイクの風車が世界遺産になったように)筑波の高エネルギー研究所の加速器、播磨のスプリングエイト、カミオカンデなんかもなるかもしれません。

それと実は私は、今はマイナスイメージの強い業種で、多分、今後もイメージはぼちぼちかもしれませんが、建物自体を観察すれば、これは結構いい建築じゃないかなあと考えている建築群があります。それは最近のパチンコ店です。反論もあるでしょうが、外から見た感じは、随分豪華ですよね。(私はパチンコをやらないので、入るときはトイレが見つからないような時くらいしかないのですが)、あそこまで欲望追求型の建築は、今は批判されても、将来、良くも悪くも20世紀の文化を象徴する建築になるんじゃないかな、なんて思ったりすることがあるのですが。そういう思い込みは私だけですかね(^^;


東京の都市景観と近代建築 投稿者:浦に〜と  投稿日:04月13日(木)00時43分46秒

SPROSTONGREENさん>
はじめまして。バビロンもハラッパーも日本では結構有名ですよね。私も世界遺産に登録されていない事を知った時はちょっと意外でした。
相互リンクもOKですよ。当ページはまだリンク集が寂しいので嬉しいです。

収斂さん、ほか閲覧されている皆さん>
私も建築や都市設計の専門家でも何でもないので、ここで書いている事は単に素人の意見であることをお断りしておきます。私の書いた内容におかしな箇所があれば指摘してください。

景観配慮の提言ですが、東京においてはもう手遅れなのでは。
[以下東京中心の話になってしまいますが]東京都心部で街並みが整った所となると、第一に銀座でしょう。銀座はメインストリートである中央通り(銀座通り)に面した建造物の高さを揃えています。街灯も姿の良いのが整然と1km連なっていて、綺麗な街だと思います。あと、これまた高さの揃ったビルが立ち並ぶ丸の内も綺麗です。東京で自慢できるのはそれくらいかしら。

一方、単体の歴史的建造物の保存についてですが、やはり進んで保存したがらないというのは問題でしょう。昔何かで読んだのは、企業所有の歴史的ビル建築について「欧米は歴史的建造物を守るのが当たり前でステータスにもなっているが、日本はそうでは無い」。その原因や背景は収斂さんの書かれた通りだと思います。それと加えるなら、日本は地震国であるが故に、残らなくてもしょうがない・残らないのが当然、との見方もどこかにあるのでは…とも思えますが、どうでしょう。
しかし悲観するばかりではなく、最近東京でも近代建築の保存にようやく光が差し込んできました。東京都は昨年から都歴史的建造物の指定を始めました。またJR東京駅を開業当時の3階建てに復元する動きもあります。(註:東京駅は戦災で3階部分が消失し、現在2階建。また屋根も応急処置したままの姿)。でも、やはり文化財指定を受けていない建物はこれからも次々に取り壊されて行くでしょう。残念なことですけど。ウチの近くにも戦前の巨大複合建築があるんですが、近い内に取り壊される模様です。なんとか文化施設などに利用できないものでしょうか…


浦に〜と さんへ 投稿者:収斂  投稿日:04月11日(火)14時08分25秒

浦に〜とさんの毎度の長文のご返答、ありがとうございました。

私は現在、こんなページに寄稿するようなことを専門にやっている人間ではなく、全然違ったことつまり数値解析を専攻している人間なので、もし、このページの私の差し出がましい発言で気を悪くされた方がおられましたら、深く陳謝いたします。

世界遺産は私にとっては趣味そのものです。そして私なんかより浦に〜とさんのほうがはるかにご存知です。ただ趣味が同じであることはとてもうれしいことであり、今後も協力させていただきたく思ってます。

浦に〜とさんの今回の見解についての私の感想です。かなり主観的です。

なぜ日本は建造物を残すことができないのでしょうか。この質問を、かって建築学科の知り合いに尋ねたことがあります。というのも、このままでは日本や中国、アジア地域の古い民家が激減してしまいそうだからです。それによると木造建築は建造が容易で、居住性に優れ、快適な反面、価格が高く、燃えやすいという、もっともな意見しか帰ってきませんでした。しかしそれなら、なぜコンドル博士設計の丸の内レンガ街の三菱一号館や長野宇平治氏設計の東京銀行本店が解体されたのでしょうか。これらがもしヨーロッパにあったなら、耐震補強などしてでも、間違いなく保存されていたでしょう。

私はヨーロッパ人の町並みにかける情熱は、国民が(多分ヨーロッパ以外の人々より)芸術を愛好しているからではないかという気がしているのです。あくまで平均的な話ですが。特に建築については、子供の頃から美しい町並みの街で育つと、知らず知らずに感性が磨かれ、芸術を理解するために必要な「何が美しく、何が汚いのか」という感覚を、漠然とでも習得していくように思えます。

東京に限らず、全国の都市はどこも似たような街です。せめて瓦や壁の色、向きを統一するだけでもずいぶん見栄えが良くなるのですが、どうして誰も景観に配慮した提言をしないのでしょうか。このままではあと100年すれば間違いなくアメリカやカナダのほうが歴史的建造物を伴った美しい景観を誇るようになります。私は、日本や韓国、中国は国土の割に人口が多いので、国民はもっと効率的に居住する必要があると信じてます。そして自然環境になるべく負荷をかけないためには、現在も、そして今後も、唯一自然との「住みわけ」しかないと考えてます。本来人間は都市に住むべきです。ニュータウンの建設のほうが、諫早湾や吉野川の問題よりはるかに重大だと思っています。
ここでヨーロッパの城塞都市を参考にしてみたいです。いろいろありますが、ナールデンのように中心に教会、広場があって正多角形、もしくは円形に街が造られてます。そして城壁の外はほとんど人家がありません。パリも、都市の近くまでは一面の田園風景が続き、街の拡大に歯止めがかかっているのが確認できます。人間を一個所に集中させることで交通渋滞などを減少できます。
もし半径20キロメートル以内に人口のみを集中させ、かつ、現代的な技術を使った快適な住宅群を造ることで、都市の膨張を防ぐことができれば、その都市は間違いなく世界遺産なるでしょう。


こんにちは 投稿者:SPROSTONGREEN  投稿日:04月08日(土)14時29分27秒

いや…すごいページですね。
こんなに情報たっぷりで、ただただ感心してます。
僕はアメリカの大学で人類学や考古学を学んでいるんですが、
今度書くレポートについてリサーチしてるときに偶然ここにきました。
"世界遺産"は留学前に結構みてて、好きな番組でした。
今は見ることができないのでとても残念です。

"バビロン"や"ハラッパー"が"世界遺産"に登録されてなかったなんて…
ちょっとびっくりしました。
勉強不足を感じました。

それから…よかったら浦に〜とさんのHPを僕のHPで紹介させてください。
相互リンクじゃないほうがいいです。僕のHPなんて恥ずかしくて…
よろしくお願いします。またきますね。

http://www.hello.co.jp/~sprostongreen/8600.html


地域のアンバランスは止むを得ないか 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:04月07日(金)20時56分06秒

ヨーロッパが広く文化交流したのも、アジアが閉鎖的なのも、それもまた文化の違いでしょう。収斂さんは双方に良い点・悪い点を見出していますが、それは正しい見方だと思います。ヨーロッパ人の街に寄せる思いには、本当に驚くべきものがあります。ワルシャワやドレスデンのように、廃墟となった街を丸ごと復元してしまうというところなど、日本では考えられないことです。日本では、特に民間建築などの場合はあまり保存・維持をしない傾向にあるし、邪魔となると潰しますから。ウチの近くも最近急にビル化が進んでいて、大正末期〜昭和初期の木造住宅建築群が次々に姿を消しています。防災面から考えれば止むを得ませんが、こういう何の変哲も無い長屋でも、これほど集中している場所は都内では貴重です。
これはヨーロッパと日本の価値観の違いでもありましょう。

収斂さんの言われた日本を世界に重ねる例えですが、日本における文化財の復元の有無や荒廃状況などを世界に当てはめるのでしたら、重なるかもしれません。納得、うまい例えだと思います。しかし京都は日本の精神世界の中心・文化の中心だったから大切にされてきたのでしょう。その辺を考えると、見た目は同じでも実質は少々違うようにも思われます。

東京(江戸)ですが、これは木の街だったから残らないのも仕方ないです。時代の移ろいと共に、燃えないコンクリートの家が立ち並ぶのも当然です。世界最大級の都市ですから。しかし高さの不揃いなビルの林立や、見苦しく不統一な看板などはやめてほしいです。東京は本当に景観を重視しません。しかしある意味、東京という街はそういうものなんだなー、と思うようになってきました。時代と共に変貌しつづけ、いつまでたっても混沌としてゴミゴミしている街です。ビル群の裏手に廻ると古い民家などが残ってたりする、そのミスマッチも好きです。下町に張り巡らされた運河を高速道路で潰すのも、東京独特の景観です。そう開き直りにも思われるような解釈が、最近自分の中で起こってきました。こんな大都会、世界の他にどこにもないんじゃないかと。

南米がコロニアル風建築を世界遺産に推すのは、確かに価値の有無ではなく保存上仕方ないことも一因です。しかしきちんとした遺跡もあるんですが…。どんな遺跡があるかは、私よりも収斂さんのほうがよくご存知のことと思いますが、例を挙げれば、サクサイワマン(ペルー)、ティアワナコ(ボリビア)、パチャカマック(ペルー)。何で世界遺産になれないんでしょうか。まあ登録するにしても、申請すればすぐ登録、なんて簡単なものではないのですが。素人目で見れば優れた文化の例証に見えるのですが…。
古代遺跡は発掘・解明が必要だと言っても、完全解明は無理でしょう。ある程度分かって、重要なものだとなれば世界遺産に登録しても良いと思います。マチュピチュ(ペルー)やモヘンジョダロ(パキスタン)は世界遺産ですが、完全解明はなされていませんし、発掘も続いています。(モヘンジョダロは正確に言うと、保全上発掘が中断されている)。また世界遺産のチャンチャン(ペルー)のように急な保護が必要なものもあるでしょう。保全の観点から言えば、「まず世界遺産に登録を」となっても良いと私は考えます。

前回も書きましたが、アフリカなんかは調査さえ行なわれていないです。これは確かに問題です。調査もされていないのを世界遺産にするわけにはいきません。それに世界遺産条約はまだこれからのもので、リストの(ある程度の)完成まで数十年はかかるでしょう。収斂さんの言う通り、過渡期にすぎません。そして将来的に、アフリカや大洋州の遺跡も登録されていくことでしょう。収斂さんの「保存状態のいいものから順に登録せざるを得ない」…これは南米のみならず全世界にも言えることです。


その先を考えて、ある程度リストが完成した時の事を思い浮かべるとどうでしょう。
やはりヨーロッパや、中東・インド・中国などに多く集中するのではないでしょうか・・。よくよく考えて見ると、ヨーロッパやアジアの文化は歴史が長く深く複雑で、時の変化が結構あります。しかしアフリカや米先住民文化は、それと比べると、長い歴史はあるのですが変化に乏しいのではないかと。特に世界遺産化で重視される芸術面。ちょうど20世紀の10年はかつての100年に相当する、というのと似ている気がします。
そう考えると、地域のアンバランスは止むを得ないということになってきますが…。ここにきて私も少し考えが変わってきました。

最後に前回レスし忘れた近代建築ですが、私は勿論そこに芸術的価値があると思います。でも世界遺産化となると、ブラジリアのように街全体が近代建築、というようなものでないといけないと思います。単体の建造物だけでは無理でしょう。

以上。


浦に〜と さん返答へ2 投稿者:収斂  投稿日:04月07日(金)16時34分49秒

次に「南米では古代遺跡よりコロニアル風の街並みを世界遺産に推している」ことが「ヨーロッパの文化が最も優れている、ということが人々の意識の奥底にあることを示している」というあなたの見解についてですが、これについては、南米諸国の社会・経済情勢に原因があると思います。遺跡発掘調査がしたくてもできないか、その費用が無いために、結果として、保存状態のいいものから順に登録せざるを得ないという事情があると見ています。だって調査がされてなかったら登録したくてもできませんからね。世界中で遺跡調査が進んでいるのはごく限られた地域のみです。それくらい時間がかかるものなのです。非ヨーロッパ地域がヨーロッパに比べて世界遺産化に消極的にならざる得ない事態の改善を希求されます。これについて私は平山郁夫氏の文化財赤十字構想を高く評価しています。

最後になりますが、私の考えです。

あなたは「ヨーロッパの文化が最も優れている、ということが人々の意識の奥底にあることを示しているようでなりません」といわれました。私は「ヨーロッパの文化が最も優れている」とは思いませんが、「ヨーロッパの芸術は優れている」と素直に感じております。ここで指す「芸術」とは19世紀末までのヨーロッパの、建築であり、美術であり、音楽であり、演劇であり、科学です。特に科学と他の分野との融合を評価したいです。これは知識の伝達、継承とつながります。建築でいえば、構造力学的にアーチを組む技術、尖塔を造るとき歪みなく積み重ねていく技術を、一子相伝なんてせず、広く公開した。その結果優れたものが残り、洗練されていった。やがてそれが国境を越えた様式になった。だから時代や地域に大まかな差はあっても、ゴシック、バロックといった様式がヨーロッパの何処でも見られます。良く言えば天才が腕を競った。悪く言えば地域性に乏しい。

これに対して、日本ではその技術は門外不出になりました。熊本には全国の石橋の9割以上がありますが、それは肥後の石工が造ったものです。しかし彼らは島津藩で橋を架けた後、命をねらわれました。中国(北宋)、韓国(高麗王朝)でも立派な磁器を焼く窯があっても、王朝とともに滅び幻の窯になったものも多いです。まさに知識の独占の弊害です。それが体系的な科学を生み出しきれなかった。船を作る大工が、設計図が無くても体で覚えてるなんてことが今でもあるみたいですが、これは、すごいことであっても、いいことには思えません。
でもそれはそれなりに面白い点があります。地域性です。特にアジア各国はとても変化に富んでいる。もしアジアで情報の交流が、ヨーロッパ並みに行われていたら、タイのストゥーパが日本に建ってたりしたかもしれませんが、浮世絵完成することはなかったでしょう。(私は日本の建築をこよなく愛しているので、地域性が多い点は気に入っているのですが。)

世界遺産は世界の文化の多様性を見るためではなく、価値のある物件を残していくためのものでしょうから、無理にアンバランスを改めなくてもいいのではないでしょうか。


浦に〜と さん返答へ1 投稿者:収斂  投稿日:04月07日(金)16時33分30秒

こういう議論はわたくし個人大好きなので、ここに私の意見の続きを書きこまさせていただきます。

分割して掲載いたします。

確かに世界遺産の数を比較して「ヨーロッパの文化が最も優れている」と誤解する人が出てくることは懸念されます。この点はあなたと同意見です。しかしインドや中国は今後間違いなく世界遺産の数が増えます。現在登録されてるのはほんの一握りと思ってます。なぜこんなすばらしいものがまだ登録されてないのか、そちらのほうが不思議になるくらいの傑作があまりに多い!ですから私は現状の世界遺産分布について、それが人類の文化を語るまでは物件が出そろっていない、いわば過渡的な状態と考えてます。その点に問題もあるのですが、これはやがて時間が解決してくる問題でしょう。私は、ヨーロッパにも、「まだこれも世界遺産に登録されてないのか」と感じる物件が多いので、現在登録されているヨーロッパ諸国の物件は、ヨーロッパ全体からみれば、珠玉中の珠玉だけでしょう。だいぶ飽和気味ではありますが、ヨーロッパはもう少し文化遺産を増やしてもいいくらいです。

関西地方に多くの文化財があるといっても、多くは江戸時代に復元されたものです。応仁の乱や信長の焼き討ちや廃仏棄釈、廃城令といった受難を乗り越えてきた文化財です。私はこれをあえて世界に当てはめて考えたい。もし京都が荒れ果てていたとき、徳川政権が精力的に復元を行ってなかったら、今ごろ京都は、韓国百済の都、扶余みたいになってたかもしれません。例えば、かって西の京といわれた山口も、今では瑠璃光寺があるくらいですしね。このように復元したことで美術が継承され、文化が育まれました。

ほかにこういうことも感じます。例えば東京はかっては世界一の大都会でした。しかしその時代を伝える町並みはまったくありません。また、日本に280以上の藩があって、たいていの藩は一国一城令によって城は一つしか持てなかったとしても、それくらいの城が存在したのに、今は天守閣現存の城はたった12個です。同様に、もし廃仏棄釈の嵐が吹き荒れなかったら、南九州や東北地方、隠岐にもっとたくさんの国宝が残ってたことでしょう。人は時々、壊した後になってその価値に気付くことがあります。

この二つの点について注目すると、ヨーロッパは近代まで、多くの革命や、二度の世界大戦の戦場になって、爆撃やら地上戦やらで疲弊したにもかかわらず、戦後町並みを保つ努力を惜しみませんでした。また建築段階からその価値を認めていた物については、時代が変わっても文化財を自ら壊したりはしなかった。共和制のフランスに3000以上の貴族のシャトーが残ってたり、古い鉄道が現役だったりするのは偶然とは思えません。それらの結果が世界遺産個数に反映されていると思うのです。石造りだから多く残っているだけではないみたいです。
これがヨーロッパ以外ならどうでしょうか。中国の都市は、かって、必ず城壁が街を囲んであってのですが、今は現存するのは4つだけです。それが世界遺産にもなってるわけですが、あまりに少ない。私は(復元も含めて)破壊せず破棄されても、もとの通りにすることにこそ、文化の継承の本質を感じるのです。そしてそれが、世界遺産として文化の多様性を認められることだとも思うのです。

ちなみにヨーロッパで美術が大きく破壊されていった出来事に、社会主義国家の宗教否定があります。今のロシアでは、ソビエト時代に、国内の寺院80パーセントが破壊されたり、放棄されたりしました。こういった地域から今後世界文化遺産が輩出されるとは思えません。現存していることの価値の重さを感じます。


いいですねえ 投稿者:エーデル  投稿日:04月07日(金)13時26分03秒

白熱した議論。いいですねえ。どんどんやってください。

↓のメールの内容も、よろしければ公開して頂けませんか?



浦に〜と さんへ 2 投稿者:収斂  投稿日:04月06日(木)23時09分59秒

返事をここに書いたら、内容が大きすぎて掲載できませんでした。
そこでメールで直接送りました。返答楽しみにしております。


地域のアンバランス 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:04月05日(水)11時48分08秒

収斂さん>

私はやはり、ヨーロッパに偏りすぎではないかと思いますが…。実際に行って見た事も無いし、文化遺産の専門家でもないのですが、思うところを言わせて頂きます。

例えれば、世界遺産に登録された文化(480件)をすべて調べて見ると、ヨーロッパ文化についてはかなりのツウになれると思うけど、その他については部分的にあまり知ることが出来ないのではないでしょうか。特に大洋州やアフリカ、シベリア地方。文化遺産が少ない所は例えば中部〜南部アフリカですが、じゃあそこには文明が無かったかというと、そうでもありません。古代より色々な国が興り、その痕跡も多数あるそうです。世界史の地図を見ると、数々の文明が興っては消えて行ったことがわかります。手元の資料によると、それらは残らない材料、すなわち土やワラで作られたり、ある都は定期的に場所を移していたりしたそうです。世界中にはヨーロッパのように残る石の建物ばかりではないことを留意しておく必要があります。

また、世界文化遺産が文化の多様性を示すものだとしたら、そこにヨーロッパの文化ばかり登録されているのはおかしなことです。例えば、西ヨーロッパ各所からは「中世ゴシック大聖堂の傑作の一つ」がいくつも世界遺産になっています。しかしアフリカや大洋州の古代文明の中には、その証拠となる遺跡が一つも世界遺産になっていないケースも多々あります。

日本で国宝が関西に集中しているのは、「日本」という一つの仏教国の中心であり続けた故に古いものや優れたものが多く残っているからです。これを世界に当てはめるのは危険ではないかと思います。つまり、ヨーロッパに文化遺産が多い=世界の中心はヨーロッパであり、キリスト教文化であるとなりはしないでしょうか。実際ヨーロッパは中世以来世界の中心となって、アフリカや新大陸にまで到達し痕跡を残してますから、ある意味仕方ないのかもしれませんけど…。アフリカや中南米からも、ヨーロッパ統治時代の建造物群が多数登録されています。特に南米では、16世紀以降の植民地化で作られたものの方が、先住民や古代文明の遺跡よりも多く登録されています。

これはヨーロッパの文化が最も優れている、ということが人々の意識の奥底にあることを示しているようでなりません。だから、南米では古代遺跡よりコロニアル風の街並みを世界遺産に推しているのではないでしょうか。また以前にも書きましたが、貧しい国は文化財を保護したがらない、若しくは保護したくても出来ない、ということもあります。アフリカの古代集落などは、ロクな調査すらされていない場所も数多いと聞きます。非ヨーロッパ地域でもインドや中国は沢山世界遺産を持っていますが、それも面積比や歴史を考慮すると、ヨーロッパに比べてまだまだ少ないことが分かります。さらにアフリカや大洋州にはまだまだ世界遺産条約を批准していない国も多く、それは全体としての消極性を示していると言えるかもしれません。

もう一つ付け加えると、世界遺産になるには、ある程度の姿をもって維持・保存されていなくてはいけません。当然のことですが、そうなると一番最後に台頭してきたヨーロッパ文化が最も良くそれに合致します。つまりヨーロッパ文明は最も良く保存されている=世界遺産になりやすいという図式も出来上がります。

結論として、「非ヨーロッパ地域はヨーロッパに比べて世界遺産化に消極的である」。私はこの一言に尽きると思います。ヨーロッパ文明ばかり登録してたら世界の文化の多様性は見えにくくなってしまいますので、このアンバランスはなんとか改めてもらいたいです。


レス 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:04月05日(水)11時21分23秒

みのちさん>
はじめまして。世界遺産を全部紹介しているところとなると、やはり
ユネスコのページではないでしょうか。文章は英語かフランス語ですが。日本語サイトでは、多分無いと思います(未確認)。全部で630件ありますからね。「インドの世界遺産」とか、「私が訪れた世界遺産」などを紹介するところはいくつかありますので、検索すると見つかると思います。あとTBS世界遺産のページでは、過去放送したおよそ200物件を紹介しています。

おりあしさん>
ハンガリー情報ありがとうございます。早速訂正しておきました。ホルトバージの方は、(言い訳けですが)昔私が調べた本には「ホルトバーギ」と載ってたので、それを使ってました。マラレムシュについてはどういう遺産なのか何も知りませんが、もし静かな村だったら観光地化を危惧する声も当然あるでしょうね。逆に保護費用の足しや経済効果を期待する人もあるかも知れません。

ayuuさん>
欧州鉄道旅行、いいですねぇ。カルカソンヌの城壁は、私は写真でしか見たこと無いですが、なかなか雰囲気の良さそうな所ですね。中世の空気を感じられそうです。ちなみにその城塞は19世紀の再建であるために、一時は世界遺産への登録が見送られてました。ベネチアは聞くところによると水の汚染が甚だしいようですが、そこらへんは大丈夫だったのでしょうか。

エーデルさん>
HPを持つといろいろありますからね。特にエーデルさんは私にHP開設を勧めて下さった方なので、かなり心配しています。今の所は静止して事の成り行きを見守るのが無難だと思います。

大川さん>
>素晴らしい場所なのは自分の目で確認ずみです
うらやましいです。あの城塞の姿は、絵本に出てくるような中世のお城という感じがとてもよくしますよね(私の個人的な意見です)


(無題) 投稿者:大川  投稿日:04月05日(水)00時17分02秒

次回、カルカッソンヌですね。いったばかりなので、とても楽しみ。素晴らしい場所なのは自分の目で確認ずみですが、それを世界遺産スタッフがどんな映像にするか、楽しみです。

エーデル氏:よく聞く話ですが、本当に腹のたつはなしです実害のあるだし、前後関係もわかんないけど、きにしなければわかるひとはわかってくれるはず


すみません 投稿者:エーデル  投稿日:04月04日(火)23時03分57秒

今までみたこともなく、聞いたこともない人から、メールがきて、その人によると

①エーデルの書いたことについて、揚げ足を取って、批判しているHPがある。(そのページのURL等の情報はなかった)

②何者かがどこかのHPにエーデルの宣伝をしている。(勿論悪い意味で)

とのこと。②のどこかの場所はエーデルが1ヶ所だけつきとめて、そういう現象が実在しているということを確認できたんですが、一応その人に返信して、とい直してみることにしました。しかし、その人によると、わけあって、そのことは教えられないとのことでした。

よくよく考えてみると、最近1日300人くらいの来訪者があって、これはどう考えてもおかしいことです。(増える前は1日30人くらい)。何者かが、いろいろなところで、メールや掲示板などでエーデルの悪口を言ってはURLを貼って、荒らしを依頼しているとしか考えられません。現在のところ、荒らしはほんの少しくらいしか発生していませんが、今後何が起こるかわかりません。一応、閉鎖などのことは考えていません。今後も当HPをよろしくお願いいたします。

勿論これは、掲示板でなくメールでお知らせすべきだと思いましたが、妨害行為を行っている人に、エーデルが気付いているということを知ってほしいので掲示板にカキコした次第であります。関係ない方には、このような長々とした世界遺産とは関係ない私事のカキコしてしまい本当にすいません。<(_ _)><(_ _)>

http://homepage1.nifty.com/ta5/index.html


浦に〜と さんへ 投稿者:収斂  投稿日:04月03日(月)22時40分46秒

最近とても忙しく、情報メールを送れず申し訳ありません。

一応私が行ったことのある外国の世界遺産は、韓国の慶州の仏国寺、石窟庵、それと、ジュネーブにほとんど遊びのつもりで行ったついでに行った、ベルン、およびアルケスナン王立塩坑を見学したくらいです。でも私の両親や兄はその他に結構行っていて、多分12個かそこら行ってます。

そういうわけで世界遺産についてはよく家族の話題になるのですが、共通していることは、やはりヨーロッパはすごいねということです。都市計画がしっかりしているというだけではないみたいです。国民、市民、村民の熱意みたいなものが反映されているとしか思えません。日本よりはるかに寒い気候でも、昔ながらの石造りの家に住んでいて、さりげなく1674なんて建設された日付があったりします。実際行ってみるとわかりますよ。私もはじめていったときは欧州は町並みが美しく保存されているのに驚愕しました。同様にアメリカも歴史的なものをとても大事にします。世界遺産個数に地域格差があっても仕方ないと思ってしまいます。それは日本の国宝のほとんどが関西地方にあるのと似てもいます。そこに文明が存在したことにも、確かに価値はありますが、それがそのまま残っていることには、もっと価値があるといってもいいでしょう。
今後観光が重要な産業として発展するなら、町並み全体の景観を考えるべきでしょう。ちなみに私は何も古いから良いとは思いません。大切なことは、壊さないことです。ブラジリアのような街が世界遺産としてあっても、私はかまわないと思ってますし、近代建築がもっと登録されてもいい思ってます。それらは、現時点の価値よりも、今後残ることによって更に輝きを増すのです。極論すれば、残すことにも建築の意義があると考えてます。建築は人間の生活する機械という捉え方は、私の好みには一致しません。建築は今後芸術に回帰すべきだと主張します。本来そうでした。もちろんバロックやロココに帰れというわけではないのですが、なんか、ガウディみたいな天才が日本での生まれないかと期待しております。奇抜なバブル建築もあと100年すれば、ちょうど19世紀末のアールヌーヴォー建築を見るみたいに、海外から観光客が来るかもしれない、という内容が書かれた本を読んだことがありますが、同感です。
というわけで、世界遺産登録個数の地域格差が存在するのは仕方ないと考えております。


大川氏に追加 投稿者:ayuu  投稿日:04月03日(月)03時45分37秒

はじめまして。大川氏の旅行に同行した者です。
私は世界遺産についてほとんど(全然といっても過言ではないかもしれません...)知識がないのです。
来週の世界遺産が、カルカソンヌだと聞いて、是非見ようと思っています。
カルカソンヌでは城壁(シテ)内に泊まったのですがここは人気がなくまさに中世の街そのものでしたが、やはり観光地化が進んでいる気がします。
フランスはパリとコート・ダジュール、モン・サン・ミッシェル、カルカソンヌ、イタリアはヴェネチアに行ったのですが、すべて鉄道で(笑)、疲れましたがまさに世界の車窓から!
ヴェネチアは当たり前ですが車が通っていなくて、移動手段は徒歩か水上で、とても美しかったです。ここは思いきり観光地でしたが、美しい水の都でした。ヴェネチアから電車でひと駅乗ると、工業地帯が広がっており、驚きました。
長くなってしまいました。それでは、また見に来ます。


ハンガリーの地名の読み方 投稿者:おりあし  投稿日:04月02日(日)22時21分56秒

はじめまして。
世界遺産にちょっと興味があったので、検索するとここにたどりつきました。
ハンガリーのサイトの読み方を若干訂正させてください。
未登録サイト:Ipolytarnocはイポイタルノーツ
登録済みサイト:Hortobagyはホルトバージ

ルーマニアのマラムレシュの木造教会も登録されたんですね。
観光化されちゃうのかなぁ。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/8946/


はじめまして 投稿者:みのち  投稿日:04月02日(日)11時25分24秒

はじめまして。
世界遺産を求めてこちらに来ました。
どなたか、世界遺産の全一覧とともに遺産の紹介文なりを掲載している
ところは知りませんか?


聖ミカエルの山.. 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:03月31日(金)13時10分53秒

大川さん>

はじめまして。
ヨーロッパ旅行、うらやましいです。車窓ファンということは鉄道主体の旅行でしょうか。
私も国内ではよくやります(^^;
モン・サン・ミシェルはすごそうですね。修道院だけでなく、観光地化の波も。
是非一度行きたいです。日本語が通じることは英語すら出来ない私にとって心強いです(^^;
パリもベネチアも世界遺産です。有名な所はたいてい世界遺産になってます。

それでは。


はじめてまして 投稿者:大川  投稿日:03月29日(水)05時46分35秒

 はじめまして、21歳の学生で車窓ファンのものです。2日まえまでヨーロッパに旅行にいってきました。世界遺産は全然詳しくないのですが、モンサンミシェル、カルカッソンヌ等みてきました。モンサンミシェルはいまに日本語つうじるようになんじゃないのくらいゴリゴリの観光地でしたが、やはりすばらしいとこでした。カルカッソンヌは逆に静かでいいところでした。パリとかベネチアとかもいったのですが、世界遺産なのかな?いまからしらべさせてもらいます(いきなりかきこんでしまったので)。それでは。勉強させていただきます。


やはり私は世界遺産がヨーロッパに集中していることに違和感を覚えます
投稿者:浦に〜と  投稿日:03月22日(水)09時23分31秒

お伝えしておりますように、当ページの掲載内容にミスがありました。申し訳ありません。裏世界遺産の数は194個です。

Nさん>
提言ありがとうございます。確かに地域のバランスをとるためにわざと数合わせをしてはいけないと思います。しかしヨーロッパにばかり優れた文化があるわけでもありません。逆に言うと、非ヨーロッパ地域の文化が劣る=世界遺産に相応しくない、と言う事でもありません。非ヨーロッパ地域の特に貧しい国々は文化財保護をしたがらないので、結果的に世界遺産数が少ないと言えると思います。

収斂さん>
いつも情報メールをありがとうございます。本当に助かります。私の文章は短めなので…。
今後もよろしくおねがいします。

それでは。


こんにちは 投稿者:収斂  投稿日:03月17日(金)20時42分54秒

初投稿!!!!!
福岡在住の収斂(仮名)です。
最近私がメールする人はほとんどあなたです。
今後もよろしく。
世界遺産好きの人もどうぞ情報提供にご協力を(^_^)//


世界遺産の問題点について 投稿者:  投稿日:03月13日(月)02時49分32秒

初めて訪問させていただきました。世界遺産に興味を持っている私としては、たのしく拝見させていただきました。しかし、世界遺産の問題点のところに関しては、少々疑問をいだいたところもありました。問題点1の前半の登録地にアンバランスがあるという指摘は、あまり意味がないと考えます。むしろバランス良く登録するということは、結果的に数合わせの疑惑が生じるだけではないでしょうか。また、未開の地が多いところは、必然的に登録数が少なくなることになりますね。


週に一度の楽しみ 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:03月12日(日)21時31分32秒

今日は一週間で一番楽しみな「世界遺産」の日。今日の題材は久々のアフリカ、しかも去年の12月に登録されたばかりのもの… 登録される前から取材計画(事前調査とか)してたのでしょうか。
それはともかく、レスです。

はるはるさん>
初めまして。ご感想ありがとうございます。はるはるさんも世界遺産に興味をお持ちですか?今後も、裏世界遺産情報などページ内容を充実させていくつもりです。ご期待下さい。

rieさん>
初めまして。世界遺産方面の勉強とは、文化財保護とか自然保護といった方面でしょうか。いずれにしても、頑張ってください ^o^ 今年は大切ですね。お忙しいかもしれませんが、私も最低限週一度のペースで更新するつもりなので、たまーにでいいので見に来て下さい。

それでは。


世界遺産好き 投稿者:rie  投稿日:03月05日(日)18時57分56秒

こんにちは。はじめまして。
私、世界遺産、大好きです。
見ているだけで胸がドキドキワクワクして仕方ないです。
来年は高3です。大学で世界遺産について勉強したいです。
たまにここに来たいと思います。
管理人さん、がんばって下さい。


はるはいいな 投稿者:はるはる  投稿日:03月05日(日)02時47分36秒

ここは興味深いですね。いままで知らなかったこと沢山書いてあって、とてもためになったヨーー。ヤフー登録おめでとう!


国名・地名の表記法 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:03月04日(土)16時24分49秒

去る2月29日ころ、当ページがあのヤフー・ジャパンに登録されました!!(祝)
アクセスカウンターの急速な伸びも、これが原因です。これで、今度から「世界遺産資料館」と検索すれば、一発でこのページが出ます。

みねたさん>
はじめまして。ご感想ありがとうございます。そう、これまで日本が推薦した10件は、議論を先伸ばしにされたことないですからね。優秀です(^^;
ミスの指摘もありがとうございます。完全リストなんですが、これ見にくい上にミスが多いんで全面的に改訂しました。まだ少ししか公開できていませんが、以前よりも見やすくなっていると思います。

私がホームページを作る上で苦労したのが、海外の国名・地名の表記方法です。たとえば、「バチカン」と「ヴァティカン」、「ソビエト」と「ソヴェト」、「ベトナム」と「ヴェト・ナム」などの類です。当初は、vは全てヴとし、単語単語の合間は全て・(中点)を付けていましたが、そうするとやっぱ分かりにくくなってしまったんです。そして行きついた所が、「ニュージーランド」と「ニュー・ジーランド」。もうギャグですね、ニュー・ジーランドなんて言い方は。それで、今回の更新を機に、国名や有名な地名は慣用的な言い方を用いることにし、一部「ヴ」の使用が浸透していると思われるもの(例えばヴェルサイユなど)には、引き続き「ヴ」を用いることにしました。

なんだか長くなりましたが、とりあえず今日はこの辺で。


裏世界遺産 投稿者:みねた  投稿日:02月29日(火)01時02分33秒

はじめまして、世界遺産に興味を持ってるみねたです。
世界遺産になれなかった裏世界遺産って面白い企画だと思います。195もあるなんて驚きました。日本はこれまで全て順調ですからね。
管理人さんへ、ミスがあります。世界遺産完全リストの1978年で、A.新登録の後に続くカッコ内の数字がおかしいです。C:12はC:8直してください。


更新しました 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:02月22日(火)23時26分06秒

ただいま、一日がかりの更新が終了しました。
世界遺産“完全”リストに6項目追加し、裏世界遺産リストにはアジアとヨーロッパを追加しました。これによって裏世界遺産リストは完成です。また、今回の更新によって、工事中の部分もほぼ無くなりました。あとは裏世界遺産の館で、各物件の詳細を順次加えていかなくては。これが大変なんですけど…

紫苑さん>
おっしゃる通りで、世界遺産には「負の遺産」というものがいくつか含まれています。第二次大戦の遺産としては、原爆ドームとアウシュヴィッツ強制収容所が登録されています。両方とも、2度とこのような悲惨を繰り返さないように、という教訓的な位置付けですね。

>途上国の文化遺産保護が難航するのは財政的事情も大きいように思われるのです。

そうですね。財政的に余裕の無い国はあまり文化や自然を保護したがらないですね。世界遺産も遺産保有国が推薦しないと、いかに貴重であっても、危機に直面していても、世界遺産にはなりません。このことも世界遺産条約のかかえる問題です。


原爆ドームその他 投稿者:紫苑  投稿日:02月18日(金)20時31分43秒

  元園長A氏が原爆ドームを世界遺産とする事に違和感を覚えた事は賛同は出来ませんが、全く理解不可能と言う事ではありません。
 というのも「文化遺産」というものの通常の国語的意義に鑑みるに、それは人間に築き上げてきた正の遺産という語義があると考えられるからです。
 確かに、原爆ドームを指して「人間の努力を傾けた叡智の結晶」と言い放つのは悪質なブラックジョーク以外のなにものでもありません。
 しかし、だからと言って原爆ドーム等の戦争遺跡に保護に値する「価値」がないと言うのは極論です。
 私は、世界遺産は「負の遺産」も含むと考えます。 
 従って、原爆ドームは保護に値します。
 
 
 人間、文化遺産を保護しようとするのは、衣食足りて余裕のある人間か、継承した遺産以外に誇るべきものを持たない人間に限定されるように思われます。
 結局、途上国の文化遺産保護が難航するのは財政的事情も大きいように思われるのです。そして、国民国家が成立していない地域では保護に必要な財政的犠牲に見合う価値を見出していないように見えるのです。
 そうなると、財政的に余裕のある欧米が彼らの基準によって、保護の対象を選択をするのもやむをえないのかも知れません。


価値観の違い 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:02月16日(水)20時15分19秒

紫苑さん>
ゲスト初カキコ、ありがとうございます!!

>何とか現地の写真や、(都市の遺跡の場合)は最盛期の再現図など作成するのは究めて
>困難ですが、それを載せるというのはそれを行うだけの価値があるのではないでしょうか?

今のところ裏世界遺産の詳しい情報は15コ掲載していますが、その中で画像付きなのはわずか2つだけです。私、海外はまず行かないですから、こればかりはどうにもなりません。でも写真があったほうが、文だけよりも面白くなるし、来訪者の興味をひくことは出来ると思うので、何とかしたいと思っています。

>保護に値する価値は個人によって大きな意識差が認められ、共通の価値観というのはむしろ
>例外的なように思われます。更に、社会的コンセンサスある価値といえども、異なる価値基準
>を持ったその他の社会集団に尊重されるとは限りません。

世界遺産委員会は21の国で構成されていますが、その国々は本当にバランス良いんです。この場で委員国を全て列挙するわけにはいきませんが、ヨーロッパに偏ることなく、アフリカや中東の国々もバランス良く含まれ、全世界的な審議が出来ると思います。現に、文化と自然とは密接に係わっているというアジア的な考えも浸透してきました。しかし世界遺産に登録するか、没にするかの判断はやはり難しいものです。例えばオーストラリアのブルー・マウンテン国立公園は、「オーストラリアにとっては重要な植生だが、世界的に見て重要ではない」という審議結果でした。一定の登録基準があるといっても、それらは「〜を示す優れた例」などという言いまわしで、人により民族により解釈の違いが生じ得るものです。これは世界遺産のもつ問題点の一つと言えましょう。

>この事は、国家が国際法上の義務を負う世界遺産にとって特に深刻な問題のように思えるのですが

世界遺産条約の存在意義を問う痛烈な意見ですね。本日アップした
世界遺産の問題点にも、条約の存在意義を問うような文を書いておきましたので、そちらも参照し、意見をお願いします。然し、世界遺産に登録されたことによって消滅の危機を脱した自然や文化が多いことも確かですし、他国への理解も深まります。そういった点を挙げれば、この条約は大変有意義なものと言えるでしょう。


>エーデルさん

応援メッセージどうもありがとうございます。
宣伝活動なんですが、とりあえず検索サイトに登録したりはしてます。でも同ジャンルのサイトがあんまり無いもんで。ネットワーク広がらないと思うがな。


どんどん宣伝しましょう 投稿者:エーデル  投稿日:02月16日(水)17時33分40秒

HPはみんなで作るもの。どんどん宣伝して、沢山の人に見てもらい、感想を言ってもらってみんなでこのHPを作っていきましょう!

http://homepage1.nifty.com/ta5/index.html


いわゆる遺跡等の公的保護について 投稿者:紫苑  投稿日:02月14日(月)20時51分25秒

世界遺産になれなかった裏世界遺産って面白い企画だと思います。195もあるなんて驚きました。世界遺産にせよ国宝にせよ、特定の有体物若しくは無形物が、公的扶助の下、その維持管理に社会的協力が得られるのは、その物(含む無形物以下同じ)に保護に値する価値が認められるからです。
ところで、保護に値する価値は個人によって大きな意識差が認められ、共通の価値観というのはむしろ例外的なように思われます。更に、社会的コンセンサスある価値といえども、異なる価値基準を持ったその他の社会集団に尊重されるとは限りません。そこでわたくしが疑問に感じているのは、この一定の価値が他の価値観に優先して、保護されるのはいかに正当化されるのかという点です。この事は、国家が国際法上の義務を負う世界遺産にとって特に深刻な問題のように思えるのですが・・・。


当ページ42人目の来訪者です。 投稿者:エーデル  投稿日:02月14日(月)03時18分10秒

HPの方向性を決めるのは。管理人と来訪して下さる皆様だと思います。
皆さんでこのHPをより良くしていきましょう!

http://homepage1.nifty.com/ta5/index.html


おめでとうございます。 投稿者:紫苑  投稿日:02月13日(日)16時12分31秒

とりあえずカキコいたします。
裏世界遺産、大変興味深い企画だと思います。
何とか現地の写真や、(都市の遺跡の場合)は最盛期の再現図など作成するのは究めて困難ですが、それを載せるというのはそれを行うだけの価値があるのではないでしょうか?
私も自分のサイトを作りたいのですが、最近は時間がなくて。
こんな状態では大した物は作れないので、とりあえずなにか自信つけたら作ります。
とりあえず、このサイトの益々の発展に期待しつつ!
2000年2月紫苑


掲示板作りました 投稿者:浦に〜と(管理人)  投稿日:02月10日(木)01時01分11秒

掲示板作りましたので、皆さんどんどん書きこんで下さい。
ページへの要求やミスの指摘もOKです。


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