- ■TBS世界遺産
感想スレッド
- 1 名前:浦に〜と
投稿日:2000/12/26(火) 10:59:28
- TBS系『世界遺産』の感想スレッドです。
主観的な感想も歓迎しますので、何でも書き込んで下さい。(ちなみに私はTBSとは全く関係ありません)
ただ、程度を越えて製作者を中傷するような発言は慎んで下さるよう、お願いします。
- 2 名前:収斂
投稿日:2000/12/27(水) 22:00:12
- TBSの世界遺産関連の情報です。新年最初の番組放送は1月7日で、それが宮島であるのはご存知と思いますが、なんとNHK教育でも12月30日午後11時から国宝探訪で厳島神社が放送されます。見比べてみるのもおもしろいでしょう。
収斂もTBSとは全く関係ない人間です。それどころか個人的にはTBSの偏向的な報道姿勢が嫌いなので、世界遺産以外の番組はほとんど見ないのですが、新年早々、日本の世界遺産を連続して3つも放送してくれるなど、TBSも少しは粋なこともするんですね。
- 3 名前:じろじろ
投稿日:2000/12/28(木) 01:37:49
- TBSの掲示板では、緒方直人氏のナレーションの是非が話題に
なっています。番組としては、森本レオ氏のような定番ではない
「あたらしい人材」ということで、彼を使ったようです。漫画家
の第一作の絵が、どんどんかわるように、彼のナレーションは声の
高さや口調が、当初と今では全然違います。成長はしてますが、
視聴者の評判はよくないようです。しかし、今さら変えられないし。
みなさんは、どう思います?
ちなみに拙は、この番組で世界遺産に親しんだので、好きである
ことは、前提にしています。
- 4 名前:収斂
投稿日:2000/12/28(木) 02:48:33
- 私はTBS世界遺産の掲示板に書き込み・閲覧等をしたことがないので、具体的にどういう点が批判されているかは知りませんが、緒方直人氏のナレーションはいいと思いますよ。私は好きです。当然のことながらこの番組はこれからも教養番組であり続けるべきであり、即ち話し方より内容の方が重要なわけです。ともすれば誇大な表現の連発が危惧される世界遺産の説明に対して、緒方氏の実に冷静な紹介姿勢は評価できます。それよりもこういった批判で折角の番組がつまらない方向に行ってしまうことを警戒します。10年くらい前にTBSは「新世界紀行」という番組を放送しており、当時高校生の私はほぼ毎週見ていましたが、なぜか終了し、その後、ほとんど同じスタンスの新番組「神々の詩」が始まりましたが、叙情的表現と耳障りな誇大な表現が多い番組に変貌していたので、幻滅したことがあります。「世界遺産」という番組はTBSにはもったいないくらい良くできた番組です。下手に変えない方がいいと思います。変えて良くなるとは思えません。私はこの番組を初回マチュピチュからほとんど録画してきました。そのころは緒方氏の批判なんて聞いたことありません。なんで今頃、急に批判が出てくるのでしょうかねぇ。
- 5 名前:浦に〜と
投稿日:2000/12/28(木) 07:58:51
- 私も、緒形直人さんのナレーションは好きです。他の番組じゃ聞けないですからね。
でもあのナレーションが、好き嫌いハッキリ分かれるというのも分かる気がします。実際あまり上手だとも思えませんし・・・
一時期、声が非常にカン高くて、スピードも遅い頃がありましたよね。あの頃はさすがにひどいと思いました。初期の低音で、小声でささやくような感じだった頃が、最も好感を持てますね。最近は初期の声に近づきつつある風に感じます。
それから番組そのものに関する私の意見は、これまで見た中で最高!としか言い表わせないほど、すごい番組だと思ってます。客観的で真正面から遺産を見せ、どんな遺産でも23分40秒の映像に仕上げてしまうのがすごい。前々回放送の「周口店の北京原人遺跡」も、観光客が素通りしてしまうだけの単なる洞窟を丹念に見せて、改めてすごい番組だと気付かされました。
- 6 名前:じろじろ
投稿日:2000/12/28(木) 19:45:32
- かくいう私も毎週ビデオに録ってるファンです。初期はプロ野球の延長などで録りわすれたものもありますが、ここ2、3年は全部録ってます。
(第1回が野球延長だったのが痛い!)
さて、拙がいいな、と思ったのは、グランドキャニオンの低空飛行と、ハーロン湾の真上からの映像。たまげました。
実際、これみてハーロン湾、いっちゃいましたから。
最近では、ホイアン(これもベトナム)の構成に参ったってかんじ。
しかし、テレビ朝日は裏番組で、なんで似たようなのをやってるんでしょう。
緒方さん、私もどちらかというと好きですが、テレビ評とか、番組掲示板では避難の嵐ですね。
「棒読み、無機質」というのが、一番多い批判です。
- 7 名前:浦に〜と(管理人)
投稿日:2000/12/30(土) 22:41:29
-
収斂さん>
今晩のNHK「国宝探訪」見てみます。TBSの『世界遺産』がすごいというのは分かっていますが、同じ題材をほかの番組はどう見せるのか、比較して見るのも面白いですよね。
そうすれば『世界遺産』の良いところや、足りない部分など、色々と見えてきます。
じろじろさん>
私も始めて見た「ベネチア」以来、ずっと録画しつづけてます。多分、これを超える番組は登場しないと思っていますので。
さて、これまで放送した中で、映像ですごかったのは「グランドキャニオン国立公園」が筆頭ですね。あの時は、低空飛行の映像を数分間流しっぱなしで、しかもナレーションが一切無かったのが良かったですよね。本当に飛んでるような気分が出ていました。
>最近では、ホイアン(これもベトナム)の構成に参ったってかんじ。
というのは、あまりの出来の良さに感服した、という意味でしょうか? 私は「ホイアン」、久々の鴨下ディレクターの作品で、じっくりと味わいながら見ました。
- 8 名前:じょび。
投稿日:2000/12/31(日) 01:06:01
- 地球の歩き方の雑誌「travel frontier」で世界遺産を特集。
ここに制作秘話が載ってます。浦に〜とさんが最高と言った「周口店」についても「観光客は40秒で過ぎていく。とても30分はもたないと思った」と書いてあります。
ただし、誰の談話かは不明です。ここからあの番組を作るのだから大したものです。
浦に〜とさんに質問。鴨下さんはファンが多いようですが、彼が手がけた代表作って何ですか?
ちなみに、ソニーの世界遺産カレンダーの懸賞に当たったんですが、2001年はなんと、松下も世界遺産カレンダー作ってます。偶然入手してしまいました。
登場する12の遺産のうち「万里の長城」と「ドゴン族の集落」は一緒。
マネシタの真骨頂でしょうか。
- 9 名前:浦に〜と(管理人)
投稿日:2000/12/31(日) 13:46:51
- じょび。さん>
鴨下さんの代表作は「ナスカおよびフマナ平原の地上絵」ですね。これは番組『世界遺産』の代表作とも言えるでしょう。今年夏に放送された『TBSレビュー』でも、辻村プロデューサーが「ナスカで番組の方向性が定まった」と言ってました。
鴨下作品の特徴は、作中に必ず、ナレーションを3〜5分黙らせ、BGMだけで遺産の映像を見せまくる、という手法が取られていることです。私はこの手法がたまらなく好きなんですよ。
ナスカでは、約5分間ナレーションを黙らせ、地上絵を延々と見せてました。それで、ナレーションが5分ぶりに一言二言喋ったら、また3分間黙ってしまうという構成。この番組は実質23分40秒ですから、全体の3分の1がナレーション無しで進行したことになり、本当にたまげました。
ナレーションを黙らせるという方法は『世界遺産』で全般的に見られるやり方ですが、鴨下さんの場合は特に際立っていると思います。
あと松下電器の世界遺産カレンダーは、1999年のがウチにあります。ひょっとしてシリーズで作っているのでは? ちなみに1999年のは、62cm×58cmという大型です。一番後ろのページが、全世界遺産リスト&マップとなっています。
- 10 名前:じょび。
投稿日:2001/1/1(月) 03:25:42
- 浦に〜とさん)
なるほど、ナスカですか。確かに。印象に残ってます。また近日中にビデオ見てみます。
ホイアンは、女性がカメラ目線で静かに立っていたのが印象的でした。
ベトナムに行きましたが、ベトナム女性は本当にきれいです。
タイでは感じなかったのに、ベトナムでは女性が気になってしょうがないほど。
知人に聞いたら、美人は周辺国に攻められ続けた国に多くいるそうです。クメール・中国に攻められたベトナム。ドイツ・ロシア間のポーランド。
あと、ミスコンではベネズエラだそうで。混血が進めと美人になるそうです。
話はそれましたが、どきっとさせられた回は久しぶりでした。
あ、そうそう、ビリニュス(?)のフルートもよかったです。
撮影日の多くは雨のようでしたが、それを逆手に取った回でした。
確かに松下のカレンダーの最終ページに一覧ありました。
収劍さん)
お名前はどうお読みになるのでしょうか。
浦に〜とさん・収劍さん)
おふたりは、どうしてそんなにくわしいんですか? すごいですね。
- 11 名前:浦に〜と(管理人)
投稿日:2001/1/2(火) 13:31:38
- じょび。さん>
ナスカの他では、「ドゥオモ広場、ピサ」も私のお気に入りです。この時は全体の構成がしっかりしていただけでなく、高さ55mのピサの斜塔を下から上まで、クレーンでじっくり見せたのが良かったです。勿論その間、ナレーションはありませんでした。
>美人は周辺国に攻められ続けた国に多くいるそうです
バルト三国もそのように感じられます。この法則、結構当たってるのかしら・・
そのホイアンのオープニングでも分かる通り、鴨下さんの作品のオープニングは象徴的なんですよね。『世界遺産』では大抵の場合、オープニングの約2分間で遺産のダイジェストを喋り、「この遺産は19XX年、世界遺産に登録されました」と言いますよね。でも鴨下作品はそうではありません。オープニングではほとんどナレーションが無く、全体的に特殊な作りになっていると思います。
それからテーマ曲のフルート演奏があったのは「リーガ歴史地区」ですね。この回はかなり好評だったようですね。フルート演奏や、リーガのオルガン演奏会、それから“大国の間に揺れた”というラトビアの歴史を伝えた所は、見て面白いと感じました。しかしかえって、リーガが何故世界遺産に登録されたのかという、要の部分がぼやけてしまったように思いました。番組中でもちゃんと、リーガがユーゲントシュティール(アールヌーヴォー様式)の街並みを有することを言ってましたけど、あまりに印象的なテーマ曲のフルート演奏によって、その部分は一気に吹き飛んでしまったようです。
- 12 名前:じょび。
投稿日:2001/1/7(日) 04:52:18
- 確かに「リーガ」は、映像美学としては上質だったが、何が遺産?となると…かも。
さすが、着眼点が違う。うなります。
リーガ、ビルニュス、タリンのバルト3国は、どれがどれだか、分かりません。
それぞれ、なんで世界遺産? といわれても「その国の古都」としか想像力が働きません。
ちなみに、僕が世界遺産に疑問に思うことの一つは「この国の歴史上欠かせない」ようなもの。
これって線引きが難しいですよね。「建国」に大きな役割を果たせば、遺産なのか?
たとえばルーマニア・スペイン・スウェーデンなどの欧州、アメリカに見られます。
もう少し、世界的視点で見てほしいものです(難しいかもしれないけど)。
話がそれてしまいました…。
- 13 名前:じょび。
投稿日:2001/1/17(水) 04:16:20
- TBS「世界遺産」で気になることの一つに、フィルターを強めに使っていることが多いことです。
時には黒すぎたり、空が紫だったり…。技巧派はそれでもいいけど、やりすぎはどうでしょうか。
- 14 名前:浦に〜と(管理人)
投稿日:2001/1/17(水) 17:31:14
- とりあえずバルト三国の遺産登録に関しては以下の通りです。
タリン旧市街(エストニア)
北欧における交易都市として、ハンザ同盟時代の建築物をともなって完全に保存されたものとして重要なもの。
リガ歴史地区(ラトビア)
中世の街区を保つ一方で、世界で最も素晴らしいとされる近代のアールヌーヴォー様式(ユーゲントシュティール)の街並みが示された都市の例。
ビリニュス歴史地区(リトアニア)
かつてのリトアニア大公国の首都として、東欧の文化形成に多大な影響を与え、かつ各時代・各様式の建築群が良好に保存されている都市。
私はこの3都市は世界遺産に登録されてしかるべき物と思います。しかし世界遺産の中には、なんで登録されたの?と思うものもいくつかありますよね。そういった事は、こういう公共の場で書くべきではないかも知れませんが、私が一番疑問に思うのは、地中海沿岸にあるローマ遺跡の世界遺産の多さです。それぞれ良好に保存されているのは素晴らしい事です。でもそれらを次々に遺産登録するのは違うと思います。
- 15 名前:浦に〜と
投稿日:2001/1/18(木) 00:32:47
- じょび。さん>
それは私も思います。たまにフィルターを使う程度ならいいんですけど、一回の中であまりにも着色フィルターを使いすぎるのは好めません。
まあ、その辺もディレクターの演出として、色々ありますからね。遺産の雰囲気を強調するのに、全体を暗めにしたり、青っぽくしたりするのも一つの手なのでしょう。
- 16 名前:じょび。
投稿日:2001/1/18(木) 03:32:41
- 浦に〜とさん。解説をありがとうございます。
思うに、自国の首都が世界遺産っていうのはいいなあ。
欧州のほとんどの国は首都に世界遺産を持っています。一方、アジアは中国・インドなどわずかしかありません。
当然、日本の東京にもないわけで、これって東洋・西洋の文化の違いなんでしょうか?
フィルターは、何気なく使って欲しいです。強すぎるって感じることが多いですね。
- 17 名前:浦に〜と
投稿日:2001/1/18(木) 15:34:20
- フィルターの使いすぎを感じるのは、だいたい、日下ディレクターの作品ですね。日下さんの作品は、特に映像が素晴らしいので人気があるそうです。2年ほど前から小山薫堂さんのナレーション執筆と組むようになって、独特の作品を多数生んできました。「グランドキャニオン国立公園」「リーガ歴史地区」などがそうです。
でも、ナレーションが飾りすぎというか、ちょっと作りすぎていると思うところがあります。
ところで先週の「古都京都の文化財II」、私は世界遺産としてあまり良くないと思いました。
京都が何で世界遺産に登録されたのか、先週の放送を見ただけでは何も分かりません。
- 18 名前:じょび。
投稿日:2001/1/24(水) 21:46:06
- 「世界遺産」HPでは、日光の回の音楽が「うるさかった」との意見が何件か載っています。
緒方氏のナレ−ションとともに、この番組の音楽には賛否両論あるのではないでしょうか。
「うるさい」だけでなく、(最近は減ったが)奇妙な音楽が流れたり、東洋の遺産に西洋の音楽が流れたり。
僕としては、別に全編クラシックにしろ、とか、鳥山雄二氏に作らせろ、とかはいいませんが、時々違和感を感じることがあります。
オーソドックスになりすぎるのも、番組の良さを損なってしまうし…。
皆さんは、どう思います?
- 19 名前:浦に〜と
投稿日:2001/1/26(金) 22:27:57
- 日光のBGMは、私はあれで良かったと思います。試作の段階で、奇抜な曲を多く使えば反発が来ることくらい予想しているでしょうし、そうと分かっての使用ですからこれも製作者の意図でしょう。
>オーソドックスになりすぎるのも、番組の良さを損なってしまうし…。
そうですね。場面場面でコロコロと曲を変えすぎるのは、私は『世界遺産』としてあまりやってもらいたくないことの一つです。『世界遺産』では、選曲が特殊だというのも番組の特徴の一つですし。
奇妙な曲を多用しながら、それがかえって番組の仕上がりを一層引き立たせたと感じる回も多いですよ。「巨石の神殿群」とか「ウルネスの木造教会」とか。また適切な選曲で本当に素晴らしかったと感じた回としては「バルセロナ
グエル館、グエル公園、カサ・ミラ」「シャンボールの城と領地」「ホローケー」などがあります。
最近は選曲が良かったと思うことも少ないですね。
- 20 名前:浦に〜と
投稿日:2001/2/6(火) 22:11:02
- 一昨日(2月4日)放送された「アボメイの王宮」、結構良かったですね。講談社の全集にも、ほとんど建物を写した写真が無い遺産なので、面白く見ました。
ちょっと奴隷交易の歴史にこだわりすぎて、建物を見せる時間が少なかったようにも思えます。素朴で、これという見所が少ない建物群であっても、もっと沢山見せてほしかったですね。
- 21 名前:収斂
投稿日:2001/2/6(火) 23:28:09
- 久々の投稿です。たしかに「アボメイの王宮」は、あまり日本では知られていないため、王宮の建築構造や遺構の鳥瞰的な映像は結構良かったですね。しかしアシャンティの時のように保存状態の悪さが気になりました。ここもやっぱりトタン屋根による代用補強をしていましたしね。暴風による被害という説明は番組ではありませんでしたが、補修しているところと、そうでないところの差があまりに顕著で、痛々しかったです。
しかし、それよりも、建物全体からにじみ出る陰鬱とした雰囲気が恐かったです。あの番組を見て感じたのですが、奴隷貿易というものは、第2次世界大戦のアウシュビッツをも凌ぐ犯罪行為ですが、それが今はまだあまり国際的な問題になっていないように感じます。それはナチスの行為は、ただユダヤ人を抹殺しただけではなく、ほかにも障害者やスラブ系などの人々も虐殺の対象にしましたが、その考えは、(当時デオキシリボ核酸なんてものはまだ発見されていませんでしたが)現在でいえば即ち「劣性遺伝子の排除」と言えましょう。この考え方が黒人奴隷問題と重なって思えます。ただ労働力が不足したからだけとは思えません。当時の白人達が抱く奴隷狩の正当性は、そういった種族としての優位性のような観念を内在していたかのように思えます。少なくともアフリカ人を人間とみなしていなかったのは確実ですから。
それなのに、当時の欧米列強諸国は、そういう暗い過去に対して、何らかの補償をしたのでしょうか?
確かに現在アフリカ諸国の国際的発言力は小さいですが、将来、アフリカ諸国が豊かになった時、この奴隷貿易の問題が、ものすごい犯罪として認知される日が来るのではないでしょうか。いやきっと来るでしょう。(今回の投稿はかなり暗い話になってしまいましたね)
- 22 名前:浦に〜と
投稿日:2001/2/19(月) 00:21:14
- 昨日(2月18日)の「ヴルコリニェツ」は作りすぎでしたね。
あれはやり過ぎです。
あんなに飾らなくても、ささやかな演出は出来なかったんでしょうか。ヴルコリニェツは私が最も好きな世界遺産の一つということで、期待してただけに非常に残念です。
3年前に放送した「ホローケー」のような完成度の高い作品はもう期待できないのかもしれませんね。(嘆息.....)
- 23 名前:収斂
投稿日:2001/2/19(月) 21:03:50
- 浦に〜とさん>
パンタナル湿原は忘れていました。ご指摘ありがとうございました。
あぁ〜っ!恥ずかしいです。(^ ^;;;;;;;
ヴルコリニェツを見て感じたことは、、確かにあそこは欧州の田舎でしょうが、あれくらいの田舎は、どこにでもありそうな気がしました。第一、建物がそんなに古くないですから。せいぜい200年前ですからね。あそこもいろいろ過疎化で大変ですね。もしこれが日本なら、観光客が大挙して連日押しかけ、すごいことになっているでしょうが。
ついでですが、道に面した民家の一部でペンキの色が新しい場所がありましたね。多分修復したのでしょう。
それから、今週の土曜日(2月24日)9時よりNHK総合のNHKスペシャルで、北朝鮮の世界遺産の暫定リストになっている白頭山(ペクトゥサン)があります。
最近の北朝鮮はいろいろありますが、白頭山は昔から朝鮮民族の発祥の地と崇拝されていた場所です。たしかここは、現在は金正日の生誕の地でもあると喧伝されていますが、真相は疑わしく感じます。しかし、白頭山自体は、貴重な自然保護地域であることは間違いないでしょうから、そこが本当に世界遺産クラスの場所なのかどうか、折角の機会ですから、見てみるのも一興でしょう。おそらく今年、北朝鮮は、高句麗古墳などいくつかを世界遺産として申請するでしょうから、私は今のうちからチェックしておくつもりです。
ついでに北朝鮮の世界遺産暫定リスト物件といえば、最近話題の金剛山がそうです。ここはたしかに景勝地かもしれませんが、それほど貴重な生態系があるという話は聞いたことがありません。むしろ、かなり観光化された感があります。また中国には金剛山くらいの奇岩が林立する山脈は珍しくありません。個人的には世界遺産は難しい気がしていますが、実際はどうでしょうか。
- 24 名前:はる
投稿日:2001/2/20(火) 01:29:10
- こんばんわっ!私は、初めてなので、どういうふうに
書き込んだらいいのかわからないけど・・・。
あまり、
- 25 名前:はる
投稿日:2001/2/20(火) 01:55:41
- (前の続き・・。)
あまり、世界遺産を見たことはないんですが、きのうの
ヴルコネエツを見たとき、感動しました。
のどかで、平和で。
そこで質問なんですが、私は将来、ヴルコネエツのような町並みや景色とか
のどかなところに、旅をしてみたいなー。と思っているんです。たとえば、世界遺産ではないけど、ギリシャの
ミコノス島みたいな・・・。
だから、浦にーとさんのしっている情報をおしえてくださいっっ!
- 26 名前:浦に〜と
投稿日:2001/2/21(水) 01:38:45
- はるさん>
はじめまして。ヴルコリニェツのようなのどかな町並み、というと、ひっそりとある村落とか、そういった類の物でしょうか。私、海外の観光とか名所とか、ほとんど知らないのであまり有益な回答はできませんけど、一応、世界遺産ではハンガリーの「ホローケー」、チェコの「ホラショヴィツェ」、イタリアの「アルベロベッロ」などは雰囲気の良さそうな集落ですよね。
これぐらいしか知りません(^^;;; どなたか、フォローをお願いします。
- 27 名前:収斂
投稿日:2001/2/22(木) 03:34:42
- はるさん>
はじめまして、収斂です。
のどかな田舎は、世界中のどんな地域でも素晴らしいですよね。私も暇さえあればどこかのんびり旅行したいものです。
そうはいっても、大まかですが、欧州とアジアの田舎は、随分と感じが違います。きっと、農耕社会か酪農主体といった文化形態の違いでしょうか。
私の行ってみたいところは、今は紛争をしており、危険なのでとても行けないところですが、エチオピアのアクスムやラリベラ、アフガニスタンのバーミアンなんかいいですね。実は実家に、35年くらい前の帝政時代のエチオピアの本や、30年くらい前のバーミアンの巨大石窟の写真集を持っているのですが、そのころはまだ平和で牧歌的なんですよね。小さいころの記憶と重なって、いつか行ってみたいのであります。
また、モンゴルもいいです。モンゴルは世界遺産がまだありませんが、そのうちなりそうな物件はもうすでにチェックしています。(でもウブス湖盆地は不明)もしモンゴルでも行きたいというのならば、私の知っている範囲ではありますが、お教えいたしましょう。
ではでは。
- 28 名前:じょび。
投稿日:2001/2/24(土) 03:59:23
- 私もひとこと。ヴルコリニェツとミコノス島では全然違うような気が…。前者は素朴、後者はリゾートです。
前者のような遺産なら、やはりホローケーが思い浮かびますが、中欧にはその手の遺産が多いと思います。西欧になると、「素朴な町」の遺産はなく「素朴な町にある文化財」になります。
その観点から言うと、私の行ったことのある町ではフランスのオランジュ、アルル、イギリスのコンウィなどがお薦め。
ちなみに、後者なら行ったことないけど、アマルフィ海岸など南欧系じゃないでしょうか?
なお、欧州の田舎を旅されるなら「地球の歩き方」で「ヨーロッパの田舎」というのがでているので参考になるでしょう。
- 29 名前:浦に〜と
投稿日:2001/2/26(月) 10:37:06
- 昨日(2月25日)は久々の自然遺産で面白かったですね。
しかし、やはりと言うべきか、珍しい生物の映像がありませんでした。あの辺はワニが重要みたいなんですが・・・
その上「ライオン」とか「カバ」とか、メジャーな動物の場合、生物名表示が出てきませんでした。何ででしょう?
理由が全く見当たりません。
また月間予告で、3月11日の「オウロ・プレット」の映像は「コンゴーニャス」ではありませんでしたか?
ひょっとして2遺産同時紹介なんでしょうか。
- 30 名前:浦に〜と
投稿日:2001/3/1(木) 09:46:37
- TBS『世界遺産』の自然遺産の放送について
私はTBS『世界遺産』で自然遺産を紹介する時、時に内容が薄く、ただ空撮映像ばかり多用してごまかしていると感じることもしばしばあります。そう思うのも、あの番組が生物の姿をあまり映さないからです。でもそれも30分番組であることによる時間配分が原因かもしれませんが、以下に、私の見方を書きます。
TBSの方によると、『世界遺産』は動物番組ではないから、動物の映像が少ないこともあるそうです。しかし自然遺産の中には、稀少種や絶滅の危機にある種が棲息しているがために世界遺産に登録されたものもありますし、生態系そのものが世界遺産の対象となっていると言えるものもありますので、そういう遺産の場合は、ちゃんと生き物の姿を見せてほしいと思うのです。アフリカのサバンナの場合は、ヒョウのような稀少種や肉食獣のハンティングを撮りたいなどと注文をしなければ、比較的容易に、動物を撮影することが出来ると思います。しかし中南米や東南アジアやアフリカ中部の密林では、動物を満足に撮影することも困難なのでしょう。
以前放送された「ティカル国立公園」(グアテマラ)、「カナイマ国立公園」(ベネズエラ)などは、動物の絵が少ないパターンの典型です。更に「プリトヴィチェ湖群国立公園」(クロアチア)の時は、階段状に連なる湖の映像ばかりで、その周辺の生態系が殆ど出てきませんでした。あれこそ、手抜きだったと言われても仕方ないものと思います。
ですから私は、未放送の遺産の中でも、特に興味深い「マヌー国立公園」(ペルー)、「キナバル公園」(マレーシア)、「ディスカバリー・コーストの森林保護区群」(ブラジル)、「大西洋沿岸南東部森林保護区群」(ブラジル)などがしっかりと映像化されるか、今から気がかりです。
自然遺産は文化遺産のおよそ4分の1しかありません。ですから、動物を撮影するのがうまいスタッフで特別クルーを作って、長期間のロケーションを行ない、自然遺産の映像制作を専門化しても良いのではないかと思います。特に、生態系や稀少種が重要とされている遺産で、撮影が難しいと思われる遺産の場合だけでも、そうやった方がよりよい番組となるのではないでしょうか。「九寨溝」でジャイアントパンダを撮影しろ、とまでは言いませんので…
以上、好き勝手な注文ばかりで関係者から嫌な顔をされそうですが、最後に、自然遺産の基準(2)(4)に該当するような、生態系や生物が重要な自然遺産を紹介した中で、私が絶賛したいものをいくつか挙げます。
「シャーク湾、西オーストラリア」(オーストラリア)
この時はシャーク湾が世界遺産に登録された3つのポイントを順を追って紹介し、途中では5分近くナレーションを黙らせて、水中映像をたっぷりと見せてくれたので、大変素晴らしかったです。一言加えるなら、海洋生物の生態的・生物的説明が少なかった点だけが玉に傷です。
「フレーザー島」(オーストラリア)
この時も、景観と生態系という2本柱を両立させた構成で、素晴らしい内容でした。
「セレンゲティ国立公園」(タンザニア)
自然のダイナミズムをしっかりと見せてくれました。ラストの「自然とは、決して不変のものではありません」というナレーションが好きです。
- 31 名前:ゆき
投稿日:2001/3/23(金) 00:50:59
- はじめまして、ゆきです。突然なんですが、ぜひ世界遺産に携わる仕事
について教えてください。まだ、調べることに慣れてなくて困っています。
お願いします!
- 32 名前:収斂
投稿日:2001/3/26(月) 16:51:03
- 今月、なんとポトシ銀山が放送されますよね。あれは楽しみですね。実は、以前NHKの影像散歩でインカ帝国の遺跡関連のものがあって、一瞬ですが、ポトシ銀山とスクレが出ましたよね。そのことについてですが、ポトシ銀山は最近まで採掘されていたので(今も少し掘っていますが)意外と多くの坑道が残っていると聞いていました。しかしNHKの映像で見る限り、保存状態はかなりひどかったです。これが事実なら、石見銀山でも登録の見込みがありそうかな、なんて思いました。たしかにポトシやスクレの街には立派なキリスト教会があり、当時の繁栄を今に伝えています。しかし肝心の当時の坑道については、保存状態すら知りません。要チェックです。
それと、うれしいことにタッシリ・ナジェ−ルがついに登場します。いよいよ来ましたね〜。これも今から期待してます。もともとここは平原に壁画がパラパラ点在しているわけで、なるべくいいものをたくさん放送して欲しいものです。取材班も大変でしょうが。あぁ、行ってみたい!
(サハラ一帯に取材班が行っているということは、そのうちアイルとテネレの自然保護区も放送してくれるのでは?
期待しております。 )
- 33 名前:レイ
投稿日:2001/3/28(水) 15:06:30
- 初めまして。私もこの番組が大好きで毎週見ています。
4月の世界遺産は、4/1 ポトシ市街、
4/8 アブ・ミナ、4/15 バイソンの森、
4/22 ナスカ平原の地上絵、4/29 タッシリ・ナジェールだそうですね。
今月は結構有名な世界遺産が多いですね。私も今から楽しみです。
- 34 名前:浦に〜と
投稿日:2001/4/2(月) 10:59:52
- 昨日(4月1日)の「ポトシ市街」はとても良かったですね。銀山の過酷な歴史と繁栄だけに触れて、ポトシに残された建築遺産やその市街には全く見向きもしないと言う、大胆な作品でした。冷静に事実を伝えるナレーションは非常に悲しいものでもありましたね。人を部品として使って精錬した銀が、次々に無駄に消費されてしまうとは...
収斂さん>
坑道の入り口付近を映した映像には、かなり状態の悪い構造物がありましたね。
私は「石見銀山遺跡」を世界遺産にするなら「ポトシ市街」よりも、「レーロース」や「エンゲルスバリの製鉄所」と見比べます。そして、エンゲルスバリが大丈夫なら石見も大丈夫だろって、少しだけ思います。エンゲルスバリの登録理由は「17〜18世紀のスウェーデンに産業上の繁栄をもたらした」ことであるようですし。ただ、保存状態の良い建築遺構がかなり残っているようですね。
東アジアからは産業遺産が登録されていないので、石見銀山はねらい目だと思います。(中国は「銅緑山」を推薦準備中ですね。ここは相当すごいらしいですけど)
レイさん>
はじめまして。私もTBS『世界遺産』の熱狂的大ファンです(^^;;
今月の見所は、「ナスカとフマナ平原の地上絵」のリメイクと、「バイソンの森」ですね。特に後者は一面の森林地帯で、特別な景勝地でもないというもので、番組を作るのが結構難しそうです。単にヨーロッパバイソンの保護を訴えるだけに終始してしまうような事は避けてほしいと思ってますが・・・一体どう出来上がるのか、今から楽しみです。
- 35 名前:浦に〜と
投稿日:2001/4/2(月) 11:09:23
- ↑を補足。
東アジアの産業遺産としては、去年登録された中国の「都江堰」がありますね。忘れてました。
- 36 名前:浦に〜と
投稿日:2001/4/9(月) 22:53:43
- 「アブ・ミナ」はやはり苦心の作でしたか。本当に目ぼしい構築物が残されていないのですね。あとは登録年の1979年を間違えてほしくなかったです。
作るのが難しいと言えば、今回の同じ撮影クルー(エジプト・キプロス)で、キロキティアも訪れたと聞きましたが、近いうちに放送されるのでしょうか。
- 37 名前:収斂
投稿日:2001/5/4(金) 21:40:03
- タッシリ平原の古壁画を見ての感想
お久しぶりです。収斂です。最近忙しいのと、PCの調子が悪いのと、仕事のことで考え事をしていたので、この掲示板のことはとても気になっていたのですが、2週間くらい間があいてしまいました。
私のところには、世界遺産関連の面白い情報がいくつか飛び込んできていますが、まあそれはともかく、驚きは何と言ってもTBS「世界遺産」のナレーターの交代ですね。TBSの世界遺産のナレーターが寺尾さんという人になっていましたね。いったい誰でしょうか。声優さんですかね。効果音がうるさすぎて聞き取りにくかったです。
(どうせなら佐久間レイさんや國府田マリ子さんの方がよかった)
最近忙しかったから、タッシリの回はビデオに録画して、連休中の昨日初めて見ました。ここに書き込むのは久しぶりなのに、いきなりこんなことを書くのも気が引けますが、はっきり感想を言わせてもらいます。
前回のタッシリナジェ−ルはもうがっかりでした。今までで最低!
折角期待していたのに、全然ためになる情報や知見がない!
取材班は何のためにアフリカの奥地まで行ったのでしょうか。今までにないくらいの質の低い番組でしたね。この番組を下手に変えても良くなるとは到底思えなかったんですよ。言わんこっちゃない。
あれくらいの解説で視聴者が満足するとでもTBSは思ったのでしょうか?
だとしたらTBSは
視聴者をなめてます。あの程度の壁画の映像は、たいていの本、写真集には必ず載っています。ナショナル・ジオグラフィックや講談社の世界遺産、外国の番組等で、私でも知っているような有名なものが放送されなかったのは残念でした。
明白な調査不足です!!!
もう少し調べろって言いたいです。それが今の気持ちです。
それともう一つ、頭にきたことがあります。今回はかなり幼稚な美辞麗句が多用されていました。まるで「神々の詩」みたいでイライラしました。私が知りたかった情報は詩的な言葉ではありません。私は教養番組でそんな詩的な言葉が出てくるとカチンとくるのです。真剣に見ている時にそんな言葉はいらない。タッシリの遺跡は1950年代から科学的調査されています。だからかなりのことは判っているはずなのです。
私が知りたいのは、例えば以下のようなことです。タッシリには現在までにどのくらいの数の壁画が発見されているのか、調査が毎年どのくらい進んでいるのか、壁画の顔料は何か、壁画に登場する動物は何種類確認されているのか、壁画以外に石器や道具、人骨は発見されているのか、タッシリの当時と今の植生は具体的にどう変ったのか、現在公園内にすむ動物、植物の種類は何種類か、絶滅危惧種はいるのか、いるとしたら何か。
最低これくらいは言うべきですよね。また、ワジが映っていましたが、どちらの方向から、何キロ続くワジなのか指摘してないし、そのワジがどれくらい昔のものかも言っていません。(実はワジの土手にはかなり多くの線刻画があるのです。ものすごく写実的なキリンの線刻画もあります。)
また壁画の大きさについても、「白い巨人」が3メートル25センチという以外は、不明なものがほとんどで失望しました。牛や馬、人の壁画をカメラで映すなら、その大きさが視聴者にも判るように、代表寸法を示して欲しいものです。牛や馬の壁画をいくら映しても、それが数センチなのか数十センチ以上もあるものなのかこれじゃ全然判らない。これくらいカメラマンとしての基本じゃないのかなぁとあきれました。
おそらくTBSの番組で「世界遺産」はもっとも知的な番組でしょう。ですから製作スタッフもTBSの中では最も優秀な人間が作っていると思われます。それがこの体たらく。TBSは質が低いですね。低い・・・
(だいたいN23のような偏向番組のディレクター上がりが作っているからだめなんだ。それとも優秀な人材が他のテレビ局に引き抜かれたのか?)
私はTBSは嫌いでも「世界遺産」は大好きです。評価しています。でもこんな調子じゃ世界遺産の視聴者が離れていきます。また私がスポンサーなら、質が低下に必ずクレームを付けます。猛省していただきたいものです。
- 38 名前:浦に〜と
投稿日:2001/5/5(土) 03:15:18
- 収斂さん>
私もTBS系「世界遺産」は、これまでに見たレギュラーテレビ番組の中で、もっとも素晴らしいものであると評価しています。
そこで前回の「タッシリ・ナジェール」の評価ですが、私も収斂さんの意見に、半分同意できます。
まず番組を見てて、あれらの岩壁画について私が一番知りたいと思ったのが、染料と絵柄の大きさでした。それについての情報が皆無なのは、確かに不親切に感じました。
そして次に気になったのが、飾りすぎのナレーションの文章。「タッシリ・ナジェール」でナレーターを書いた方は「ヴルコリニェツ」などでも度々暴走しています。ヨーロッパの都市遺産などでは、人物や歴史に重ねて、詩的なナレーションを書くのも良いかもしれませんけど、タッシリ・ナジェールの壁画であれをやってしまっては・・・。場違いと言うか、作者の自己満足で終始していると感じられました。
そして私が最も理解できなかったのが、タッシリ・ナジェールの自然遺産としての側面を、これっぽっちも言っていなかった点です。「複合遺産として登録されている」とさえ言っていませんでした。タッシリ・ナジェールは文化面で世界中の注目を集めているとは言え、世界遺産には、自然遺産としても登録されています。そこで、どういった生態系なのか、またタッシリ・ナジェール全体の地形や地質構造はどうなっているのか、美的価値を見いだされたのはどこなのか、くらいは紹介してもらいたかったですね!
今回はタッシリ・ナジェールの半分しか見せていませんでした。
折角の複合遺産だったのに・・・。私はこの点が一番残念でした。
それから、収斂さんは紹介した壁画の内容について指摘されていますけど、私はそれについては特に何も感じませんでした。元々、この遺産を詳しく知るほどではありませんので、図柄の内容は気に留めなかったです。それでも個々の図柄を、時間をかけてじっくり見せてくれたので、テレビを見ながらいろいろと思うことも出来ました。次々に図柄を見せていくよりも、私はこういったやり方のほうが好きです。
また映像やBGMなど全体で、視聴者を古代世界へと誘うような構成であったと感じました。最初から最後まで、一つまとまりにしてしまうという、独特の作りであったと思います。あまりにも細かい説明を入れるのではなくて、視聴者に自由に見てもらうというやり方だったのでしょう。
前回放送について言いたいのは、だいたい以上の点です。
- 39 名前:じょび
投稿日:2001/5/6(日) 03:04:59
- 収斂さん
寺尾さんは、「ルビーの指環」の寺尾聰ですよ。
しかし、収斂さんも浦に〜とさんも、すごいのは、「何を伝えてないか」という点に敏感だということです。
僕なんて、よく知らない遺跡なので、へーよくいったなあ、と感心しながら見ていたのですから。
しかし、確かにそうですね。複合遺産とも分からなかったし、壁画の顔料も大きさも分かりませんでした。収斂さんのご指摘で、分からなかったことが分かりました。
ハワイ火山国立公園は2度にわたるくらい、すごいんですか?
- 40 名前:収斂
投稿日:2001/5/6(日) 17:49:53
- じょびさん>
遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます。
寺尾聰さんとは、あの「ルビーの指環」を歌ってた方だったのですね。その当時はまだ私は小学生でした。でもなんか、一般常識を疑われそうですねぇ・・・・
私はポピュラー音楽をよく聴きますが、なぜか私の大好きな歌手はあまりチャート上位に上りません。個人的には谷山浩子さんと奥井亜紀さんと小田木望さんの歌が大好きで、他にも遊佐未森さん、熊谷幸子さん、MY
LITTLE LOVERも好きです。特に谷山浩子さんはファンクラブに4年くらい入っていました。彼女のアルバムは全部持っています。ただ地方だと御利益が少ないので昨年脱会しましたが・・・・。
今でも熱烈応援しております。
- 41 名前:収斂
投稿日:2001/5/7(月) 04:02:30
- 早速ですが、今回の「世界遺産」の内容について感想を書きたいです。
はっきり言って、まぁ、よかったんじゃないでしょうか。いつもより解説も充実しておりましたし。ハワイの活火山の様子を具体的によく映していたと思います。解説・番組の流れを見ると、あらかじめ下準備がよくできていて、何を映すか決めてから取材したことが納得できました。解説については十分合格点を出せると思いました。
ただ、TBS取材班は、一個所だけ、決定的な過ちを犯しましたね。番組で、火山のガイドが溶岩の熱で小銭を破壊するシーンがありましたが、あれは間違いなく犯罪ですね。貨幣の偽造が禁止されているのと同じように、1セント硬貨であっても、通貨を傷つけるのは違法行為です。これは常識!
だからあのシーンは番組で放送してはいけなかった。
おそらくこの「世界遺産」が今後、海外で放送されたり、ビデオ・DVDが販売されたり、再放送されたりするときは、このシーンはきっとカットされるでしょう。(いつも社会や政治家を口汚なく批判しているくせに、TBSってアホちゃうか
?
この掲示板にはこういう言葉はそぐわないかもしれないけど、私はマスコミが大嫌いなのです!)
まあ、TBSがどうなろうと知った話ではありませんが、解説自体は良くできていたので、少しほっとしました。(それにしても、なんで回によって、こうも番組の質が上下するのか不思議です
)
- 42 名前:浦に〜と
投稿日:2001/5/8(火) 20:27:33
- じょびさん>
「ハワイ火山国立公園」は、別に二度に分けるほどでも無いと思います。でも世界遺産にはもともと自然遺産が少ないので、番組としても丁度いいのかもしれませんね。
まあ「古都奈良の文化財」を二回に分けたのに、「カカドゥ国立公園」は一回で済ませたりするなど、番組としても一定の基準は設けていないと思われます。
収斂さん>
私は「ルビーの指環」という曲を知りません。寺尾さんという方も今回始めて知りました。
谷山浩子さんと言っても、「まっくら森の歌」しか分かりません(^^; すみません、私は歌謡・芸能界にはあまり関心が無いものですから.....
さて、TBS「世界遺産」に話を戻して、前回の「ハワイ火山国立公園I」は面白かったですね。映像はもとより編集・構成も適切でした。あの番組は担当ディレクターの色がかなり強く出るので、好みの問題もあると思います。解説を多くするディレクターや、あまり解説させないディレクター、世界遺産としての要をしっかりと伝えたり、一方では殆ど見せずにドラマとして美化するだけだったり。
私は、世界遺産としての解説や、最低限度の物件データなどを言えば、それほど詳しい解説はしなくても良いと思っています。それで映像でしっかりと、丹念に見せてくれる方が好きです。
とは言ってもこの番組は、全体的に、建築物の築造年や歴史などをあまり細かく言わない傾向にあります。その点だけは改めてもらいたいと思っています。
また独特の選曲や詩的なナレーションも番組「世界遺産」の重要な特色でしょう。
しかし詩的なナレーションといっても、最近は昔ほど良いのが聞けなくなりましたね。昔は、ささやかで視聴者に語りかけるような、ある意味哲学的なナレーションがよく聞けたのに・・・。「マテーラ洞窟住居群」のラストなんか、本当に名文句だったと思います。
「タッシリ・ナジェール」を製作された方は、最近オンエアされたものとしては「テルチ歴史地区」を作ってます。でもこの方、世俗建築を軽視するきらいがあります。テルチ歴史地区では、広場に面して立つ素晴らしい民間建築群については軽く紹介しただけで、ほとんどテルチ城の紹介に時間を費やしていましたよね。また「バンベルク」の時も、バロックの市街地区をあまり見せてくれませんでした。多分、世俗建築よりも大型の宮殿や教会建築の方が好きな方なのでしょう。
- 43 名前:じょび
投稿日:2001/5/9(水) 01:00:29
- 収斂さん。
祝辞をありがとうございます。
ハワイのコインのくだり。やっぱりまずいですよね。日本でも犯罪です。
浦に〜とさん。
「ルビーの指環」を知らないですか! やはり20代前半だと、世代間ギャップか!
このスレッドには関係ないですが、書かせてください。
「ルビーの指環」は、1981年のヒット曲。当時超人気のあった「ザ・ベストテン」で12週連続1位という、驚異的な記録を樹立。もちろんレコード大賞もとりました(まだ権威があったころ)。
彼の出したアルバム「リフレックション」も驚異的な売り上げを見せたのです。確か、CDではなくレコードの売り上げでは歴代3位くらいでは?(「氷の世界」「スリラー」に次ぎ)。
さらに、寺尾さんは、西部警察でもいい味をだしてました。
黒沢明の映画「夢」などにも出演しています。
ハワイ火山の遺産登録基準は一つだけですが、基準の該当個数が多い方が、やはり「優れている」のでしょうか?
でも1つで登録されてるということは、その1つがかなり「すごい」ということなのか。
最後に、「世界遺産」のCDにハワイアンバージョンがありましたが、この遺産で使わなければ、もう使う機会はないですよねえ。
来週はつかうのでしょうか? 気になります。
- 44 名前:収斂
投稿日:2001/5/10(木) 02:07:28
- じょびさん>
寺尾さんってそんなにすごい方だったのですね。私は当時「ザ・ベストテン」や「西部警察」は見ていませんでしたが、寺尾さんの存在くらいは知っています。懐かしいですねえ〜〜〜〜
当時も今も、私は流行の歌謡曲はほとんど聴きませんね。だから当時は近藤○彦さんと田原○彦さんとシブ○き隊の顔の区別が全然つきませんでした。今でもモー○ング娘が全員同じ人に見えます。(^^;;;;;;;;
浦に〜とさん>
フォローありがとうございます。この歌は「みんなの歌」にもなっています。
(いきなり戻って)ハワイは、やはり地道な研究・観測が評価された結果ではないでしょうか。
また自然遺産の評価基準が多いことが、即、貴重な地域とは、一概には言えないと思います。私は、自然遺産の評価基準をもう少し細分化して、自然遺産を登録しやすくすればいいのではないかと考えています。例えば、今基準(2)に含まれる、高地や極北などの特異な自然環境下での生態系を示す地域では、新たに独立した基準を設けてもいいような気がします。こういう特異環境では生物は絶滅が危惧される場合が多いですから基準(4)にも該当する物件が多いはず。一元管理した方がいいのでは?
- 45 名前:浦に〜と
投稿日:2001/5/12(土) 15:37:19
- じょび。さん>
確かにテーマ曲のハワイアン・バージョン、「ハワイ火山国立公園」でしか使うチャンスが無いですよね。
でも挿入曲としてはかなり短いですから、エンディングの提供で使うと予想します。
「ハワイ火山国立公園」のN(2)の該当は孤島の生態系です。前回放送のラストでちょこっと映していた巨大なシダの林や、(講談社全集によれば)95%が固有種であるという植物、そして稀少種の鳥類、絶滅の危機に瀕する動物が重要なのです。
またハワイの火山は現在最も活発なものというナレーションがありましたが、あれは単にハワイの特徴であって、世界遺産への登録理由では無いと思います。(N(1)が該当していませんから)。もっとも登録基準の該当のさせ方は一定のものではなく、おかしいと感じる物も少なくありませんので、それほどこだわらなくても良いのですが。
この遺産にN(1)が該当していない理由については、おそらく、火山としての完全性に欠けるからだと思います。確かにハワイの火山は学術上極めて重要な位置にあり続けてきました。そして現在も特に活発な活動を続けています。でも世界遺産として、火山としてこれを見た場合には、単一のタイプの火山がただ噴火しているだけ、ということになってしまうのだと思います。N(1)で火山を登録するには、様々なタイプの火山や噴火が見られる必要があるからです。
まあ、成層火山とか楯状火山とかいう分類は、火山学上、必ずしも優れたものでも無いようですけど・・・
私としては、ハワイ火山国立公園は孤島の生態系も興味深いものなので、次回の放送ではそこをピックアップしてもらいたいと思っております。
収斂さん>
今の基準ではN(2)とN(4)は似ていて、どちらに該当させるのか迷う物もあると思います。ハワイ火山国立公園が登録された時はまだ生物多様性に関する言及が無く、N(4)はただ、絶滅の危機にある生物の保護のためのものでした。今では生態系保全のためにもN(4)が使われていて、N(2)と似ています。そのため、単独の基準として新しい物を独立させようにも、難しいと思います。
- 46 名前:収斂
投稿日:2001/5/14(月) 02:44:13
- ハワイの後編もなかなかよかったですね。今回の放送で一番びっくりしたのが、なんと裏遺産のプウホヌア・オ・ホナウナウ史跡が登場したことですね。本来ならフリヘエ宮殿とか、ハワイ王国を統一したカメハメハ大王の像(これはわりと最近できたもの)なんかが登場しそうな気がしますが、実に通好みの史跡を登場させましたね。
ひょっとしたらTBSの連中はこのHP見ているんじゃないですかね?
それとじょびさんが指摘されました、テーマ曲のハワイアン・ヴァージョンですが、本当に最後のエンディングで使われましたね。げらげら笑ってしまいました。
(^o^)
- 47 名前:じょび
投稿日:2001/5/15(火) 01:49:32
- 正確に言うと、浦に〜とさんの「予想」ですが、ほんと、見事に正解です。
しかし、そのとき映った「三日月型」の島はどこにあるのでしょう? 気になりました。
それと、プロ野球があると、予約が心配になります。時々日曜遅くまで外にいるので。
巨人戦の視聴率は低いそうなので、極力延長はやめてほしいですね。
予約は「毎週」にしてるので、解除して再設定するときのミスが怖いんですよね。
- 48 名前:浦に〜と
投稿日:2001/5/18(金) 11:11:17
- 最後の提供で見事にハワイアン・バージョンが流れましたね・・(^^;
あとプウホヌア・オ・ホナウナウ遺跡が登場したのも驚きでした。
じょびさん>
野球中継の延長で困るのは、その遅延を示す字幕が出てくることですね。あの番組、映像にかなり凝ってるので、番組としても唐突に字幕が挿入されることを懸念しているのではないでしょうか。(こればかりは仕方ないことですけど)
- 49 名前:レイ
投稿日:2001/5/28(月) 00:30:18
- 来月、ついに来ますね!ローマ歴史地区!
どうなるのでしょうか、楽しみです。
しかし、ローマは2回で収まり切るのでしょうか?
ハワイ火山国立公園が2回なら、ローマは3回ぐらいあっても良いような気がしますが・・・
- 50 名前:浦に〜と
投稿日:2001/5/28(月) 17:58:14
- レイさん>
ついにローマ歴史地区ですね。その規模や歴史から、二回で収まるとはとても思えませんが・・・
「世界遺産」らしく、上手にまとめてくれることを期待しましょう。
ところで昨日の「グラーツ歴史地区」は思ったより良かったですね。次回予告を見ただけで、ディレクターと構成作家が読めたので、「また今回も暴走するだろうな」と思っていただけに、良かったです。グラーツの建築物をよく見せてくれましたし、中盤ではナレーションを抑えて、見る側に色々なことを考えさせる時間も作っていましたね。
一つだけ注文をつければ、最後のほうに出てきた市街地の建築の装飾を、もっと見せるべきだったと思うことです。あのまま、市街地の建物を見せ続けてエンディングになればよかったと思います。舞踏会を最後に持ってきたのは、ちょっと忙しい終わり方だったように感じました。(いつも注文の付け過ぎですね;; すみません)
- 51 名前:収斂
投稿日:2001/5/28(月) 23:46:03
- 6月の世界遺産でローマが登場するのは、今から楽しみです。私も2回では収まらないと思います。6〜8回くらいやって、表面的な説明がなんとか終わるってとこでしょうか?
それにしてもローマ帝国はあまりに偉大です。信じられないくらい傑出した文明です。あまりにすごい!!!
このローマに勝てる(かもしれない)都市は、私はフィレンツェ、ヴェネチア、西安(長安)くらいしかないと感じておりますが・・・・
(^-^)
まぁ、番組を期待して待ちましょう!!
浦に〜とさん>
たしかにグラーツ歴史地区は面白かったですね。特に武器倉庫の甲冑の映像は照明を凝ってましたね。
でも番組の最初のナレーションはちょっと・・・・ですね。
やっぱり例の「詩人ディレクター」が担当すると、ちょっと見ただけでも判りますなぁ〜。
まあ、解説がしっかりしていたら、文句は言いませんが、やっぱり独特!!
- 52 名前:浦に〜と
投稿日:2001/6/13(水) 19:07:55
- ローマ歴史地区の第一回目は面白かったです。この遺産は第一級の建築遺産が多数あるので、それらを結んでいけば比較的簡単に番組を作ることが出来ると思います。それでも「世界遺産」らしい非凡な仕上がりにするのに、相当苦労したと思います。コロセウムのクレーン映像なんか本当に良かったですね。
でも、最低でも全3回にしないと収まらないだろうと思いました。
また気になったのはオープニングタイトルの遺産名・国名表記です。国名が“イタリア”となっていましたよね。世界遺産リストには“イタリア/バチカン”として登録されているのに、何故“イタリア”とだけしか書かなかったのでしょうか?
意図的にそうしたのか、それとも単純ミスなのか、気になります。
- 53 名前:じょび
投稿日:2001/6/17(日) 10:31:04
- 「ローマ」、ビデオで見ました。よかったです。行きたくなりました。できれば栄えある100ヶ所目にしたいです。
オーストラリアに行く前に見るべきだったのですが、フレーザー島を見ました。2001年宇宙の旅の曲を2つ使う懲りようで、よくできてました。
1日の日程では見られない砂の表情が良く描かれていました。
島の砂浜は滑走路にもなっていますが、ここに降り立つと思われるツアーがありました。でも、一人3万円くらいするので断念しました。
とはいえ、この島は、ぜひ上空からも見たかったです。
「グレートバリアリーフ」もみましたが、さすが2回目放送とだけあって、つくりがいまいちですね。ケアンズ周辺しかやってないし。またきれいな画面でやってほしいです。
これらをみて気づいたのですが、フレーザー島の緒方直人はいい。寺尾聡よりいいのでは?
以前は字幕が大きかった。というより、最近の小さい字幕になれてしまい、「大きすぎる」とかんじるくらい。
地名などのテロップにブームがありますね。フレーザー島の前後は、赤い字ばかりでした。
- 54 名前:じょび
投稿日:2001/6/17(日) 10:41:37
- 「ローマ」はよかったけど、被写体が抜群だからじゃないの?と、パートナーのみとーがいってました。
確かに。美しいもの、均整が取れているものは撮りやすいですね。
マダラの騎士像とか、チェコの三位一体柱とか、どうやってつくるのでしょう?
収斂さんがおっしゃるように、西安も歴史的にすばらしい町ですが、世界遺産じゃないんですよね。不思議です。
- 55 名前:収斂
投稿日:2001/6/17(日) 22:07:40
- <西安について>
西安はまだ世界遺産じゃないのですが、すさまじいところです。半端じゃない!!
あれは間違いなく複数の世界遺産を有する都市です。あの西安一帯は中国の考古学的資料の半分以上が出ます。
あの街は、現在中国でも特に経済発展が遅れているところで、よく上海や広州と比較されます。しかし下手な開発だけはして欲しくないですね。
- 56 名前:浦に〜と
投稿日:2001/6/19(火) 22:23:20
- じょびさん>
TBS「世界遺産」、本当に急に文字が小さくなりましたよね。あまりにも小さすぎて、濁点と半濁点の見分けもつきません。
また以前は毎回、文字の形や色、出す位置、表示方法、欧文併記の方法などがさまざまで面白かったんですよね。最近はほぼ型が決まってきているようで、あまり面白くないですね。
作るのが難しいのは多分「マダラの騎馬像」が筆頭ではないかと思います。他の遺産と一緒に放送しようとしても、関連付けられる遺産も無いように感じますし。でも私はこの遺産が好きなので、30分使ってじっくりと見せて欲しいと思っています。
次に難しいのは「ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ」でしょうか。
しかし以前、「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」の時に結構詳しく見せていましたから、改めて放送する可能性自体が薄いかもしれませんね。
- 57 名前:収斂
投稿日:2001/6/20(水) 01:46:28
- 私はエチオピアにある「ティヤの彫刻墓石群」がそう感じます。初めてこの遺跡を知った時、なんでこれが世界遺産なのだ〜?、と驚いた記憶があります。この文化財は、多分、今なら世界遺産にはなれなかったのではないかと感じていますが、しかし私は結構気に入っています。番組で見てみたいです。
「マダラの騎士像」は、周辺に結構遺跡があって、ひょっとしたら、そのうちそういった物も追加されてくるんじゃないかと考えています。どうでしょうか。
- 58 名前:じょび
投稿日:2001/6/20(水) 02:41:49
- しかし、撮影隊はいつかイラクやコンゴといった非常に危ない国にも行くんでしょうか。
全部放送するには避けられない道ですよね。
そうそう、難しいところ、あるじゃないですか。
ネパールの「サガルマータ国立公園」。エベレストですよ。どうするんですかね。野口健さんにでも頼むのでしょうか。
- 59 名前:じょび
投稿日:2001/7/6(金) 01:54:14
- 今度、原爆ドーム、やりますよね。楽しみですが、実は、先にTBSから送られてきた番組予定では下記のようになっていました。
原爆ドームは予定になかったんですよね。
予定通りに行かないのが、またおもしろいんだけど。
259 7/1 古代都市ポロンナルワ(スリランカ)
260 7/ 8 ミストラ(ギリシャ)
261 7/15 エルビスカイノのクジラの保護区(メキシコ)
262 7/22 安微省の民家村(中国)
263 7/29 放送休止
- 60 名前:浦に〜と
投稿日:2001/7/6(金) 22:04:49
- 「広島平和記念碑(原爆ドーム)」の前に、「エル・ビスカイノのクジラ保護区」を放映しますね。この遺産、なんで二回目をやるのでしょうか。確か1〜2年前にTBSのサイトで書かれていた内容は、人気のある遺産に関しては再収録・再放映をしようというものでしたが。エル・ビスカイノは人気高かったのでしょうか。
- 61 名前:じょび
投稿日:2001/7/24(火) 01:56:51
- 「原爆ドーム」、素直に感動しました。高校生が保存運動したこと、知りませんでした。
かつては「壊したほうがいい」という世論のほうが大きかったんですね。
「目から消えたものは心からも消える」
いい言葉です。ずしんときました。
日本は、たくさんのものを消してきましたが…。
- 62 名前:浦に〜と
投稿日:2001/7/27(金) 21:43:16
- 「広島平和記念碑(原爆ドーム)」とてもよかったですね。この番組らしい、素晴らしい出来でした。あまり力を入れすぎず普通に紹介したのがよかったのでしょうね。特に、現代の都市景観の只中にある姿を連続で写した部分が気に入りました。
それから出演された方の言葉は本当に良いものでした。負の遺産だけでなく、これだから文化財も都市景観も、出来ることなら守り伝えて欲しいと思います。
- 63 名前:じょび
投稿日:2001/7/29(日) 22:47:16
- TBS世界遺産のHPをみると、原爆ドームは地元のテレビ局の方が撮ったそうで。だから、地元の人の「見方」が生きたのだと思います。
特に「都市景観の中にあるドーム」は、彼のアイデアのようです。
しかし、3週も放送を休むのは残念ですね。原爆ドームは8月に放送したかったようですが、放送休止の影響で、放送は7月になったようです。
- 64 名前:JIL
投稿日:2001/8/31(金) 14:27:48
- TBS世界遺産を楽しみに視聴している者ですが、どうしてもみたかった回を野球中継が入ったために録画し損ねて、みることができません。TBSのHP上で制作担当者にメールしましたが、当然ビデオの貸し出しはできず、後々ビデオやDVDになるのを待つしかないとの回答でした。どなたかビデオに録画されていらしたら、お借りできないでしょうか。よろしくお願いいたします。
2001年6月24日放送の龍門石窟です。
- 65 名前:浦に〜と
投稿日:2001/9/8(土) 23:50:09
- JILさん>
はじめまして。TBS『世界遺産』のビデオについてですが、申し訳ありませんがお渡しすることは出来ません。理由は、著作権上の問題があるのと(多分、録画テープを無料で渡すだけなら大丈夫だと思いますが)、何よりテープ貸出しの前例を作らないためです。大変申し訳ありませんが、どうぞご理解願います。
- 66 名前:浦に〜と
投稿日:2001/9/17(月) 10:21:04
- 昨日の放送は「ケルン大聖堂」、私の特に好きな世界遺産でした。建築物を誠実に見せてくれましたが、あのクレーン映像をもっと長く見せてもらいたかったですね。ナレーションも、要所に集めて、あとはBGMだけで見せるという手法も使ってほしかったです。先週の予告の時と、今回のラストで「森のような」というナレーションもありましたが、それを分からせるためにもあのクレーン映像を延々と見せてもらいたかったです。
最近はTBS『世界遺産』も、以前ほど面白くなくなりましたね。私の気に入っていたディレクターが何人かいなくなってしまったこともありますけど、見終わって印象強く残るシーンが少ないですし、世界遺産としての要点を分かり易く言ってくれることも少なくなりました。なんか、初期は実験精神で作っていて、最近は安定してしまったという感じも受けます。(それでも、今でもこの番組は特に気に入ってます)
- 67 名前:浦に〜と
投稿日:2001/10/8(月) 21:00:44
- 前回の二週連続カナディアン・ロッキーは何だったんでしょうか?
ほとんど、4年前と同じ内容でしたね。それにヨーホー国立公園内バージェス化石発掘地の映像が全く登場せず、ナレーションでの解説さえありませんでした。これは全く理解できません。
本来なら、4年前の放送で紹介できなかったバージェス化石発掘地を、深く紹介するべきだと思うのですが。『世界遺産』も番組の方針が大分変わってしまったようですね。
- 68 名前:レイ
投稿日:2001/12/24(月) 01:13:50
- 遅くなりましたが、「サン・ジミニャーノ歴史地区とピエンツァ歴史地区」の回のピエンツァ、いくら何でもあれだけではお粗末すぎます。ほとんど申し訳程度にしか映ってません。
だいたい、何故2箇所同時放送にしたんでしょうか。
サン・ジミニャーノもピエンツァもそれほど小規模でもないと思うのですが。自由の女神で30分持ったのなら十分30分は持ったと思います。
同時放送にするならするで、もう少しバランス考えて欲しかったですね。
- 69 名前:浦に〜と
投稿日:2001/12/27(木) 08:17:04
- ピエンツァは最低でしたね。「一つ一つの遺産を丹念に見せる」という番組であんな扱いをされたんじゃ、住民も怒るのではないでしょうか?
イタリアは世界遺産が多いし、サン・ジミニャーノもピエンツァも小規模だから、2つ同時に紹介するのは仕方ないにしても、3分しか費やさないのは酷すぎます。
前々回の「カムチャッカ火山群I」は面白かったです。5月の番組リニューアル後では一番良かったです。「カムチャッカ火山群II」も良かったのですが、ラストがなんかおかしかったように思いました。何も唐突に火山の映像を出さなくても・・・という感じです。
- 70 名前:こいけ
投稿日:2001/12/28(金) 13:06:14
- 初めて書き込みさせていただきます.僕も世界遺産は大好きで毎回欠かさずに見てきたのですが,最近放送のあり方に大変疑問を感じています.上記されている遺産の取り上げ方のバランスの悪さもそうなのですが,再度取り上げられる遺産の多さ.しかも浦にーとさんもおっしゃっているように,ほとんど前回と同内容の繰り返しだったりしています.来年も再びフランス巡礼路を取り上げるようですが,まだまだ扱われていない遺産も数多いのに,全く解せません.取材中リストをHPで見ると,まだまだこの傾向は続きそうですが,皆さんはどう思われますか?
- 71 名前:浦に〜と
投稿日:2001/12/29(土) 20:08:48
- 私もこの番組ファンとして色々と言いたいことはありますが、基本的には初期のスタイルで徹して欲しいということです。初期のスタイルというのは、とにかく画面上に遺産の姿を映し出して、どうぞ見て下さいと言わんばかりに映像を流し続ける、というものです。そして初期は30分番組の中に、解説する箇所と、映像を見せるだけの箇所との区別をつけ、全体のまとまりが非常に良い作品が沢山ありました。「シャーク湾、西オーストラリア」「黄山」「ラパ・ヌイ国立公園」などはその典型で、正に「世界遺産」らしいと言うに相応しい、最高の作品だと思います。
「世界遺産」は今年4月末にリニューアルしましたが、テーマ曲とナレーターを変えるだけでした。しかし、このリニューアルの一年くらい前から番組の傾向の変化が感じられていて、その矢先のリニューアルだったので、私には番組の傾向が急に変わったように見えました。具体的に言うと、繊細さばかり追求して、はっきり言って「分かりにくい」作品が増えていると思います。以前は「世界遺産を丹念に見せる」というやり方だったのに、今では「世界遺産を題材にした高品質の映像作品を作る」といったところでしょうか。
もちろん最近の全作品がそうだ
という訳ではなく、傾向としてそういった作品が多くなっている、という意味です。特殊機材にしても、森や砂漠でクレーンを使ってどんなに素晴らしい画が撮れても、編集過程で印象的・効果的に見せるようにしないと無意味だと思います。近頃は番組ラストにスタッフロールが流れる中、「終わってしまうのが惜しい」と思うことも無くなりました。
一度紹介した遺産を再度紹介する件に関しては、私もあまり支持できません。これまでの再紹介を見るに、一回目と似たような内容になっているケースが多いからです。以前紹介した時には遺産全体の半分くらいしか見せられなかった、という遺産の再度の紹介なら、私も喜びますが。(これは以前も書きました)。そういった意味では、今年の「ポンペイ、エルコラーノおよびトッレ・アヌンツィアータの遺跡」は、前回一言も触れられなかったトッレ・アヌンツィアータを紹介してくれて良かったです。
また「イグアス国立公園」や「アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」の二度目の放送は、共に前回とは大きく異なる切り口だったので、面白く見ることが出来ました。(しかし、世界遺産としての姿をちゃんと見せているかという問題になったら、共に前回の方が優っていると思います)。
TBS「世界遺産」の話になると歯止めがかからなくなる(^^;ので、この辺で終わりとさせて頂きます。