- はじめまして
- 1 名前: fortuna
投稿日: 2001/4/13(金) 16:41:30
- はじめまして。
世界遺産のキーワードで検索してやってきたものですが、
裏世界遺産ってすごい奇抜な発想ですね。大変興味を持ちました。
私は数年前に若い内にいろんなものを五感で感じてこようと思い、
会社勤めの時から(今は自営業ですが)海外放浪していました。
おもに南米、西ヨーロッパが多かったですが、この地域はとても
世界遺産が多いですね。そこで今回、探してまでこちらの方に
お邪魔させていただいたのは、『ジャンヌダルク』ゆかりの地
を世界遺産に登録されることはできないのか?と思いまして。
私が願っているのはジャンヌダルクの生家があるフランスは
アルザス・ロレーヌ地方の”ドンレミ村”なんです。
ここは大変すばらしいところで、今まで見たどこよりも
厳かで神聖な場所でした。
ご存知のように『ジャンヌダルク』は様々な見解があって
学術的にも大変難解な部分が多いとされています。
こういった”伝説的”な部分で損をしていると思うのですが
どうしても世界遺産へ・・という思いが止みません。
ちなみに私はここには数回行きましたが、今はかなり
老朽化が激しく、今はなんとかこの地方に住む人たちの憩いの地
として観光収入を上げて頑張っているという状態です。
世界遺産については無知な私でありますが、これは本当
に実現してもらえたらなあと思いまして、書き込ませて
いただきました。
裏世界遺産にも入れないものでしょうかね?すいません長々と。
PS:管理人さん、僭越ながら私も応援しております!また遊びに来ます。
- 2 名前: 収斂
投稿日: 2001/4/15(日) 23:57:10
- はじめまして。
ジャンヌダルクゆかりの地の世界遺産についての話は聞いたことがありません。多分フランスでも運動していないと思われます。ジャンヌダルクが処刑されたルーアン歴史地区が世界遺産運動しています。多分それが登録されたら、ジャンヌダルク関連の史跡の登録は難しくなるでしょう。私はアルザス・ロレーヌ地方のドンレミ村について知りませんので具体的には何とも言えませんが、アルザス・ロレーヌ地方は歴史的にフランスとドイツ(プロイセン)の争奪が激しかったところです。フランスでもストラスブールなどドイツに近い街では、いかにもドイツ的な建築、住宅が多いのですが、アルザス・ロレーヌ地方でもそういった融合した文化財があれば世界遺産指定はできるかもしれません。たしかアルザス・ロレーヌ地方は、文化、言葉がフランスでもドイツでもないアルザス語が使われていると聞いたことがありますが、今はどうなのでしょうか?
- 3 名前: 浦に〜と
投稿日: 2001/4/18(水) 21:06:43
- はじめまして。
ドンレミ村については、私もどういった物件なのか分かりませんので、あまり立入った話が出来ません。もしそこが、文化的に「顕著で普遍的な重要性」を持っているとすれば世界遺産への登録は可能でしょう。
ただ、ジャンヌ・ダルクが生まれたという理由だけでの登録は、不可能であると思われます。文化遺産の登録基準の(6)だけでの登録は、原則として認められていませんから。
誰かが生誕した地として世界遺産登録されているものと言えば、私は真っ先にオーストリアの「ザルツブルク歴史地区」を思い出します。ここはモーツァルト生誕地ですよね。それで、その事が世界遺産登録の際、大きく考慮されたのです。
しかしザルツブルクは素晴らしい建築遺産をともなっているものでもあり、決して基準(6)だけで登録されたのではありません。
ドンレミ村も同様に、文化的・建築的・景観的な側面から傑出したものがあれば大丈夫ではないかと思います。