トルコかエジプトの世界遺産
1 名前: 今野 投稿日: 2001/5/22(火) 07:48:40
「世界遺産の今」というテーマで、僕がトルコかエジプトへ行って、
現地リポートをするという企画があるのですが、
何かいいトピックを御存じの方がおられましたら教えて下さい。
 特に、トルコかエジプトの世界遺産に指定されている地域に
お住まいの方や働いている方がいらっしゃったら、応答下さい。
 それではよろしくお願いします。

2 名前: 浦に〜と 投稿日: 2001/5/23(水) 11:51:01
今野さん>
はじめまして。
エジプトの遺産では「イスラム都市カイロ」と「メンフィスとその墓地遺跡=ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」の二つが気がかりです。以前ある方から聞いたところによると、両方とも保全上問題があるのだそうです。

まず前者は、保存したくてもそこまで手が廻らず、朽ちていく物も多いそうです。エジプトは古代遺跡の保護に力を入れているそうで、肝心の歴史的中心部のスラム化も問題になっているそうです。

後者は一時、危機にさらされている世界遺産リストへの記載も考慮されたほど、周辺景観の悪化が甚だしい物件です。また観光公害もかなりのもので、近いうちに観光客をピラミッドに近づけなくするよう、車に乗っての遊覧に全面的に切替えるようなことも聞きました。

トルコの物件ではTBS『世界遺産』によると、「イスタンブール歴史地区」は人口増加による危機にあるそうですし、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」も風化による崩壊があるそうですね。
特にカッパドキアは独特の景観を作り上げた風雨浸食が、今度はキリスト教の岩窟教会を崩壊させているようで、難しい問題ですよね。全ては無に帰るべきなのか、などと考えさせられる物件です。

3 名前: レイ 投稿日: 2001/5/24(木) 17:58:38
「メンフィスのギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」は景観の悪化だけでなく、アスワン・ハイダム建設による気候の変化が甚だしいと聞いています。
ナセル湖の上空から水蒸気となって流れてきた雲が、年間を通してほとんど雨の降らないピラミッド地帯に雨を降らせているそうです。
その雨でピラミッドやスフィンクスが侵食されているのだそうです。
また、テーベのカルナク神殿の塩害の被害も深刻です。
何千年もその姿を保ってきた遺跡が危機的状況にあるのは痛ましいことです。
何か良い方法は無いものでしょうか・・・

4 名前: じょび 投稿日: 2001/7/5(木) 04:00:32
 これって、今「21世紀世界遺産ワークショップ」で現地リポートしてますね。