TBS世界遺産ディレクターズトーク
1 名前:じょび 投稿日:2001/8/11(土) 04:12:45
 18日に銀座で開かれる「TBS世界遺産ディレクターズトーク」に行って参ります。
 抽選で、参加証が当たりました。
 ほかにも行かれる方、いますか? 会場で会えたらうれしいです。

2 名前:やくまる 投稿日:2001/8/13(月) 23:34:31
逆に・・・ぼくはディレクターズトークに行きたかったのですが、参加証を手に入れることができなかった神戸の大学生です。
3週間の中国の旅から帰ったら募集が終わってしまっていて・・・(泣)。
もし、どなたか急用で行けなくなった、など、参加証を譲ってもいいよ!という方がいらっしゃいましたら、ぜひともよろしくお願いします!
すごくすごく行きたいんです!ご連絡お待ちしています!

3 名前:じょび 投稿日:2001/8/17(金) 15:06:30
 やくまるさん、もう1日しかありませんね。
 参加証は1枚で2人まで入れます。現地へ行って1人できている人を見つけて相談するのはどうでしょう?

4 名前:じょび 投稿日:2001/8/20(月) 02:12:34
 18日に「TBS世界遺産ディレクターズトーク」に行ってきました。その報告をします。
 今回は、大野プロデューサーのほか、ディレクター、カメラマンらスタッフ4人が参加。撮影秘話を披露してくれました。4人は19日放送のスロベニアの「シュコツィアン洞窟群」を撮影いてきたが、これは彼らの撮影歴でも最も過酷な体験だったという。洞窟のなかは暗くて電源も限られているため、困難を極めたという。観光客が去った夕方から深夜に撮影をしたが、気温差で洞窟内に湯気が上がり、ただでさえすくない明かりで悪戦苦闘。まさに「涙の結晶」が19日の作品なのだそうだ。
 ちなみに、スタッフの方に「これまでの作品で一番の出来は?」と訪ねたところ、ディレクターは「ロス・グラシアレス」と答えた。
 「絶体絶命のピンチは?」ときいたところ、アフリカ取材中にカメラマンがマラリアにかかったり、英国ではディレクターが盲腸に、別の撮影隊は大水害にまきこまれたしょうだ。
 あと、番組のモットーは「説明のための絵は撮らない」。遺産を解説するような映像ではなく、感動を届けたい。この難しい問いに答える姿勢が、ユニークな番組を生んだ原動力なのでしょう。

 そして、「シュコツィアン洞窟群」を見ました。いやあ、苦労のあとがうかがわれる映像でした。
 あの映像がたった4人の撮影班によって作られたとは! たいしたものです。
 また行きたい遺産が一つ増えました。

5 名前:収斂 投稿日:2001/8/20(月) 04:04:29
じょびさん>
じょびさん、情報ありがとうございました。
まぁ、こういった文化行事はたいてい東京で開催されるので、関東に住んでいる人達はいいですよね。
このHPの皆様とは、こういう機会にこそ、オフ会でもやるといいのでしょうが・・・
いつか本当にやってみたいですね。うん。

「番組のモットーは説明のための絵は撮らない」とか言ってますが、この文章の意味がよく解りませんなぁ〜。じゃ、何を撮るのでしょう?自然遺産の収録には、美しい映像はだけでも十分ですが、文化遺産の場合は最低限の説明がないと、どういう点が評価されて世界遺産になったのか解らないと思うのですが。
最近ちょっと、私の嫌いな、感動をよぶためだけの、恣意的な表現、修飾語が多い気がします。極力排除していただきたいものです。NHKのニュースように、淡々と話すのが最もわかりやすく信頼できるものですから。

ま、そうは言っても、TBSの世界遺産は長く続けて欲しいものです。

6 名前:じょび 投稿日:2001/8/21(火) 03:25:04
 「説明のための絵は撮らない」というのは、たとえば「ゴシック建築とは○○のようなものをいう」というときの○○にあたるもの。言葉に絵をはめる映像ではつまらない、ということです。撮ると編集の際「弱気になって」使ってしまうので、そこに「逃げない」ことを心がけているのだそうです。
 当然「このことを貫いたらその遺産の本質が逃げてしまう」ため、「多くのディレクターが頭を悩ませている」とのこと。
 1回目からの方針だそうです。
 ディレクターは「日本に帰ったとき、一番に遺産の空気を伝えたい」と話していた。
 どうやら、NHKのニュースのようにたんたんと話すのはいやなようです。

7 名前:やくまる@神戸 投稿日:2001/8/21(火) 16:51:42
じょびさん!報告ありがとうございました!
結局ディレクターズトークには行けませんでした。(生中継を大阪でもやったと後で知り、ちょっとショックでした〜(泣))
が、とてもじょびさんには詳しい報告をしていただいてホントにうれしいです!
う〜ん、スタッフになりた〜い(^0^)

8 名前:じょび。 投稿日:2001/8/22(水) 01:23:29
 ついでに、会場に行った僕たちに「粗品」が配られました。
 「お! 世界遺産グッズか?」と期待しましたが、本当に粗品。
 TBSのボールペンでした。

9 名前:J大学のY 投稿日:2001/8/22(水) 11:12:52
TBSの世界遺産は私もよく見ます!
映像がとにかくきれいで、感動しますよね〜〜!!
これをみて、調べてみようっていう気になったみたいなもんです!
「遺産の空気」を映像で伝えたいと思うからあんな映像が撮れるんでしょうね。

10 名前:浦に〜と 投稿日:2001/8/23(木) 08:55:55
TBS「世界遺産」は遺産や周辺の自然環境、民俗などを映像として見せるのが主体であって、言葉によるナレーションはあくまで補足的、ということでしょう。しかし説明が全く無いわけではありません。出来るだけナレーションを抑えようとしているからこそ、かえって適確で分かりやすい説明が出来るのかもしれませんね。ただし、この辺も作るディレクターによってかなり違ってきます。30分間通じてナレーションに多く喋らせる作品もありますし、説明する時に説明し、あとは映像を流すだけと区別をつけている作品もあります。
ナレーションで一番印象的なのが、大野プロデューサーがディレクターとして作った「峨眉山と楽山大仏」でした。この時は世界遺産に登録された理由を、しつこいほど述べていました。TBS「世界遺産」も、作る人によってかなり違う作品が出来上がるものです。

ところで、オフ会は出来ればやりたいですね。皆さんお忙しいそうなので、現実的には難しいかも知れませんが・・・。実はディレクターズトークの日、じょびさんとお会いしました。私も、急に会場へ行ってみようということになったので、このBBSに書きませんでしたが、突然お声をかけて失礼しました。

11 名前:じょび 投稿日:2001/8/26(日) 02:44:46
 浦に〜とさん、ばらさないでよお。内緒にしてたのに。
 しかし、僕はHPで顔は公表しているので、こういう場で見つけられると思います。
 オフ会やるなら、2週間前までに言ってください。休みを会社に申請しますので。

12 名前:浦に〜と 投稿日:2001/8/28(火) 09:14:06
じょびさん、すみませんでした。
何ら差支えないと思ったので書いてしまいました。
オフ会は現実的に無理かもしれません。
だいたい、人があまり集まらないと思われますし・・・

13 名前:日光山伏 投稿日:2001/8/29(水) 12:39:34
日光山伏です。
実はちょうど1年程前ですが、私はTBS「世界遺産」の撮影に立会ったことがあります。今年の1月21日に放映された「日光の社寺」の回で、私が属する山伏集団が男体山登拝祭で男体山に登る一部始終の密着取材を受けた時です。

天下に名だたる観光地である日光を紹介する特集番組は、これまでに何度となくいろんな放送局で制作、放映され、世界遺産登録直後は更に頻度が増えました。しかし、日光の地域文化の根源である山岳信仰をきちんと踏まえた番組作りをしていたのは、私の知る限りでこのTBS「世界遺産」以外には皆無です。30分という短い間でしたが、番組は日光のシンボル男体山の映像が冒頭で映し出され、開山の祖である勝道上人にダブらせながら現代の行者がこの山に登る光景から始められたのは実に納得のゆく構成だと思いました。ちなみに私自身も、番組が一旦閉じられた後にスポンサーを紹介する最後のエンディングの映像(男体山頂でご来光に向かって勤行をする場面)の中で、ほんの一瞬だけ映っています。

地味だけれど通受けのするこのような番組作りは、スポンサーであるソニーによる銭金抜きの全面支援があるから出来るのでしょう。番組は英語版がパリのユネスコ本部に送られて映像資料としても活用されており、正確に実態を伝える重大な役目も負っていると聞きました。

14 名前:浦に〜と 投稿日:2001/9/8(土) 23:53:58
日光山伏さん>
私もTBS『世界遺産』はとても好きです。文化財や都市、自然を単に見せるというだけではなくて、ちゃんと対象が世界遺産であると捉えて、番組を作っていますから。世界遺産好きとして見ればとても分かりやすく、面白い番組です。これからも長く続けてほしいものですね。