佐渡金山の登録運動
1 名前: レイ 投稿日: 2001/8/18(土) 20:28:45
お久し振りです。地元・新潟の佐渡金山が世界遺産登録に向けて準備中と聞いて報告に参りました。
ただ、確かに佐渡金山は価値のあるものでしょうが、以前行った時は相当に観光地化が進んでいて、世界遺産という雰囲気ではありませんでした。
やはり観光地化が目的のようですし・・・
皆様のご意見はいかがでしょうか。

2 名前: 収斂 投稿日: 2001/8/20(月) 03:26:31
佐渡の金山について
レイさん、おひさしぶりです。新潟の方だったのですね。地域の情報ありがとうございます。
佐渡の金山の世界遺産化の話は、結構早くからありましたよね。石見銀山のライバルみたいな事をささやかれていました。私の記憶では、2〜3年くらい前に、佐渡の金山の世界遺産についてのHPがありましたよね。今もやっているかどうかは不明ですが、その掲示板にかなり辛辣な批判をされる方が載っていたのを覚えています。その方は金山を負の遺産のように主張していました。いろいろな意見があるのは分かっていますし、当時の鉱山労働者は、日本に限らず、世界中のどこでも、過酷な労働を強いられたのは事実ですが、ただ、そのことばかり主張するのはどうかと思います。

佐渡の金山について、肝心の坑道が、どのくらい保存されているのかよく知らないものですから何とも言いませんが、

http://isweb1.infoseek.co.jp/~ns_ie/

のHPを見る限り、少なくとも坑道に関しては、石見銀山とたいして変らないように見えます。PDFファイルの内容では、むしろ近代化遺産としての価値もありそうですが、その点が石見に無い強みでしょうか? それともやっぱり問題は周辺環境でしょうかね。

個人的には、佐渡の文化財で忘れてならないのが、二つあります。一つは重文指定の妙宣寺の五重塔で、もう一つが平成3年に重要伝統的建造物群保存地区に指定された宿根木ですね。特に宿根木はいつか行ってみたいです。ここは江戸時代に廻船基地として栄えた村で、小さな入江に質素な板壁の家が100余軒肩を寄せ合って建っています。古い木羽葺石置屋根の家並には、昔、船主や舟大工職人達が住んでいたそうで、外壁は板張りだが屋内の柱や建具などは朱漆が塗ってありオマエ(居間)は吹き抜けで大きな神棚のある豪壮なつくりとなっているそうです。以前NHKの番組で見て、個人的にすごく気に入ってます。ほかに長谷寺の多宝塔も県指定の文化財で江戸時代中期のものです。

こうしてみると確かに佐渡には文化財が多いですね。世界遺産は難しいでしょうが、大事にして欲しいものです。

それと全然関係ない話ですが、私が新潟の文化財といえば真っ先に、長岡周辺の火炎土器を思い出します。この土器は国宝に指定されましたが(現在愛称募集中だそうで、私も応募しました!)、私は世界で最も華麗な土器と感じています。しかも日本でも新潟・長野周辺だけです。この遺跡出土の土器は、タイのバンチェン遺跡の物にも引けをとりません。むしろそれを凌駕してます。もし新潟から世界遺産をねらうなら、この遺跡こそ勝算があるように感じています。どうでしょうか。

3 名前: レイ 投稿日: 2001/8/31(金) 16:07:44
収斂さん>レスありがとうございます。遅くなってすみません・・・
やはり佐渡金山は難しいでしょうね。石見銀山と比べるとやはり石見の方が有力な気がします。

それから、火焔土器が何かと話題になるのに対して、残念ながら遺跡そのものが話題になることはあまりありません。
県内(だけではないと思いますが)の遺跡の保存状態は決して良いとは言えない状態です。
世界遺産の登録以前に、こういった遺跡の価値を再認識することが必要だと思います。