ウズベキスタンへ行ってきました
1 名前:西条 投稿日:2001/10/19(金) 21:15:50
騒乱のさなかでしたが、7日間ほどウズベクを妻と回ってきました。
ブハラ、ヒヴァ、今年認定を受けたシャフリサブス、そして・・・
未だ認定されないサマルカンドと、どこをとっても見ごたえのある
素晴らしい文化遺産でした。
特に青の街と呼ばれるサマルカンドのモザイク模様やイコンには
目を見張るものがありました。
この国が戦火に巻き込まれてアフガンのようにならないことを祈る
ばかりです。

2 名前:浦に〜と 投稿日:2001/10/22(月) 10:37:03
ウズベキスタンは安定した国だと思いますが・・・、あそこも色々と見るものがありますよね。
サマルカンド、ヒヴァ、ブハラなど、都市それぞれが本当に美しく歴史も深い、正に人類の宝だと思います。

3 名前:じょび 投稿日:2001/10/24(水) 02:54:39
 久々、当掲示板に登場します。
 浦に〜とさん、すみませんでいした。
 西条さん! 7日間で、そんなに充実した旅ができるんですか!
 ぜひどんな行程なのか教えてほしいです。
 そして、治安の方は大丈夫だったのでしょうか? アフガンと国境を接していますよね。
 教えていただけたら幸いです。

4 名前:日光山伏 投稿日:2001/10/24(水) 09:45:31
ウズベキスタンで一週間とは実にうらやましい。旅程の詳細を是非とも教えて下さい。あの地域は古来から東西文明の接点で、とても我々のロマンをかきたてるものがあります。

そう言えば前述の私のライブ「音楽でめぐる世界遺産」で、昨年はイチャン・カラを取り上げて、ボロディンの交響詩「中央アジアの草原にて」を弾いたんだっけなあ。

5 名前:西条 投稿日:2001/10/28(日) 15:31:05
お返事が遅れてすみません。ウズベクがお好きなかたがいらして良かったです。

一日目 関空から直行便でタシケントへ入り。
二日目 国内線でウルゲンチへ。クフナ・ウルゲンチの観光。
三日目 車でヒヴァへ。一日ヒヴァ観光。
四日目 車で500キロ砂漠を移動してブハラへ。ブハラ市内観光。
五日目 車で250キロ移動してシャフリサブスへ。シャフリサブス観光後
    車でサマルカンドへ。
六日目 サマルカンド市内観光。車でタシケントへ。
七日目 タシケント市内観光。午後直行便にて関空へ

このように非常に欲張った旅行だったのですが、日の出前にホテルを出発して
車でひと眠りして午後からたっぷり観光というスケジュールだったせいか
車での移動時間が長かったわりにはそんなに疲れませんでした。
ウルゲンチから車と運転手をチャーターしたのですが、韓国製の4WDは
乗り心地がなかなか良かったです。

本当はこの行程をツアーで周る予定でしたが、一連の騒ぎが勃発して
催行中止となり急遽手配旅行に切り替えました。
平和になったらもう一度ゆっくり訪れたいと思います。

6 名前:西条 投稿日:2001/10/28(日) 15:59:51
治安は思った以上に良かったです。セキュリティチェックは
かなり厳しかったのですが、地方都市はどこものんびりしたムードで
空爆が始まった気配すら感じませんでした。
車で移動中に国境をちょっとだけ越えてまた戻る場所があったのですが
パスポートを見せたらすんなりOKでした。
首都タシケントでのみ多少ピリピリした印象をもった程度です。

タシケントは人口200万人以上の大都会で物資も豊富。女性もオシャレで
美人が多く驚きました。イスラム圏ですが、酒はみんな飲んでましたね。
かなり強いウォッカのような酒でした。
ウズベクは食事の量が少なくて(特に地方)お腹がすいて困ったんです、実は。
食生活に関しては非常に質素ですね。タシケントのホテルに戻って
やっと普通の量と味にありつけたという感じでした。

水回り事情はやはり地方へいくほど悪いです。お湯はあまり期待できません。
出ても水圧がかなり低くシャワーのみでは風邪をひきそうです。
また電話がタシケント市内でも非常にかかりにくく、国際電話はすぐ繋がる
のですが、市内通話は30分待っても繋がらないような状態です。
でもこの不便さがまたお国柄なんでしょうね。みんな辛抱強いです。

地方によって人種が異なるので、顔や言葉がそれぞれ違って興味深いし
どこでもみんな自分のところが一番だという誇りがあるようです。
かなり親日派も多く日本へ行きたいと、至る所で話かけられました。

長々と失礼しました。

7 名前:じょび 投稿日:2001/11/3(土) 03:24:12
 ご報告、ありがとうどざいます。
 うらやましいですね。今年登録されそうなサマルカンドをあわせ、世界遺産3カ所ですか。ヒヴァも歴史あるところなんですよね。
 初めて知ったこと、多いです。旅好きの僕としても、死ぬまでには絶対いきたいな、と思いました。
 知日派が多いのもいいですね。そういうことは現地に行かなくては分かりませんからね。
 (僕はことし韓国・中国に行きましたが、日本を嫌う人にはほとんど会いませんでした)
 こういう関係を大切にしたいですね。
 そうそう、水圧問題。トイレは大丈夫なんでしょうか? 治安も気になります。
 教えていただけたらうれしいです。

8 名前:西条 投稿日:2001/11/6(火) 01:39:21
レスたいへん嬉しく思います。ありがとうございます。
ホテルのトイレは水洗でしたがザバーッと一回流れたら次に水が溜まるまで
2.3分は待ちました。タシケントのシェラトンではさすがにそんなことは
ありませんでしたが・・・。

治安は全般的にたいへん良かったですね。
このご時世でしたので主な遺跡では、警備がいつもより厳重になっていた
とのことでしたが、私はあまり感じませんでした。
タシケント市内で警官から3度ほど、セキュリティチェックを受けたぐらいです。
入国には1時間半ほど要しましたが、これはいつものことのようです。
税関職員が少ないのと、コンピュータの作動が極端に遅い(旧式?)のが
原因とか。ウズベクは韓国からの労働者が最近かなり増えているそうで
外資の持込み・持ち出しにはかなり神経質になっているようです。

余談ですが妻がポラロイドカメラ(チェキ!)を持っていたのですが
入国の際に税関で1枚撮らされてポラロイドとわかると、撮ってくれ!と
職員がワラワラ寄ってきてたいへんなことになりました。

遺跡でもその場でフィルムをあげることが出来るので大活躍しましたが
ウズベク人は写真好きなようで、みんながデジカメよりポラロイドに
興味深々なのが面白かったです。
ウルゲンチからのガイドも「観光地で自分だけの写真を撮ってもらったのは
初めてだ」とたいへん喜んでくれました。

9 名前:受験生 投稿日:2001/11/25(日) 09:47:00
アフガニスタンの事を考えると治安が心配ですが、とても楽しそうですね。新聞でも爆撃がないところなどはかなり穏やかだと書いてありました。タリバーンが居なくなったとたんに店が活気付くというのも物の運搬がしっかりしていたという事でしょう。周辺の国の事情も含めて偏った情報ではなく本当の中東の様子が知りたいです。タリバーンの兵士達も明るくて素朴な人たちだと書いてありました。私達も彼らも一方的な情報に惑わされて理解しあう事が出来なくなっていると思います。個人個人のレベルなら絶対に仲良くなれると思うのですが。私も留学していたので国際交流による相互理解は世界の平和を保つ上でとても大切だと感じました。それが出来るようになるには現状を何とかしなくては行けませんが