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詩の授業〜「生きる」

 

 光村図書6年国語下の最後の詩教材である。作者は,谷川俊太郎。

 指示・発問のみ記す。2時間扱いにした。

 

<第1次>

指示1 題名の横に○を10個書きなさい。一回読むたびに●にしていきます。

 

指示2 先生が1回読みます。1行ごとに1,2・・・と上に番号を書いていきなさい。

 

指示3 先生の後について読みなさい。

 1行ずつの連れ読みをする。

指示4 先生が1行目を読みます。そしたら,みなさんは続けて2行目を読みます。

 交互読みをする。

指示5 今度は逆です。最初にみなさん,次,先生というように交互に読みます。
さん,はい。

 

指示6 隣の人と膝を向き合わせなさい。
今,読んだやり方で二人で交互に読みます。
どちらが最初か決めたらすぐ始めなさい。1回読んだら,その逆もどうぞ。

 

発問1 この詩は何連ですか。

 →五連

発問2 各連の初めの二行はすべて同じです。
始めの二行は,どのように読むといいのでしょう。
「1行目より二行目を強く」○,「1行目より二行目を弱く」×どちらでしょう。

 →○。「いま」の後にちょっとした間を取って読むとより強調される。

 

 ・生きているということ<いま(ちょっと間)生きていること

発問3 15〜17は,どのように読んだらいいでしょう。

 →「16そして」を急がずにゆったりと読み,ちょっとした間のあとに17を読む。

 

 15 すべての美しいものに出会うこと

 16 (ちょっとした間)そして(ちょっとした間)

 17 かくされた悪を注意深くこばむこと

発問4 第五連,34〜37は,どういう読み方をしたらいいでしょう。

 →34弱,35強,36弱,37強というようにリズムを付けて読む。

 

 34 鳥ははばたくということ(弱)

 35 海はとどろくということ(強)

 36 かたつむりははうということ(弱)

 37 人は愛するということ(強)

指示7 みんなで読みます。まるで一人で読んでいるようになめらかに読みましょ
う。

 一斉読み。教師もいっしょに読む。ここまで6回音読したことになる。

指示8 この詩をそっくりそのまま視写しなさい。
一連が書けたら持っていらっしゃい。

連ごとにノートチェックをし,ていねいに視写させて終了。

できなかった子供は,家で書いてくるように言った。

 


<第二次>

 やはり,音読から入る。

指示1 この列の人,一人一連ずつ立って読みます。次に読む人は立って待っていなさい。前の人が読み終わって座ったら,三人目の人は立って出番を待ちます。

 

指示2 全員起立。自分の精一杯の力で,一回一人で読みなさい。
読み終わった人は,座って唇読みしていなさい。

 この後,いくつか問答していく。

発問1 この詩でリフレイン(繰り返し)されている言葉は何ですか。

 →「生きているということ」「いま生きているということ」「ということ」「いま」「それは」

発問2 10行目〜14行目の言葉は,それぞれ何の美しさの代表ですか。

 ・「ミニスカート」→ファッション,衣服,デザイン

 ・「プラネタリウム」→宇宙,科学,天文学

 ・「ヨハン・シュトラウス」→音楽

 ・「ピカソ」→絵画

 ・「アルプス」→大自然

発問3 二連の10行〜14行をまとめている言葉を書きなさい。

→「すべての美しいもの」 

発問4 二連で対比している言葉を書き抜きなさい。

 「美しいもの」←→「かくされた悪」,「出会う」←→「こばむ」

発問5 17「かくされた悪を注意深くこばむこと」というのは,たとえばどういうことを言うのですか。

→いじめや差別をしたり,盗みをしたりなど人間としての弱く悪い部分を許さないこと,排除すること。

発問6 20行目〜22行目は「泣くこと」「笑うこと」「怒ること」とは,どうちがうのですか。

→20「泣けるということ」21「笑えるということ」22「怒れるということ」というのは,そういうことが「できる」という意味である。

発問7 34行目〜37行目,「鳥ははばたく」を「鳥がはばたく」,「海はとどろく」を「海がとどろく」というように,「は」を「が」にすると,どのように違いますか。

→「は」の方が「〜の場合であれば」という意味になる。

発問8 二連から五連まで,その連全体をまとめている文があります。
それぞれどこの部分ですか。

二連→15「すべての美しいものに出会うということ」

    17「かくされた悪を注意深くこばむこと」

三連→23「自由ということ」

四連→31「いまいまが過ぎてゆくこと」

五連→39「いのちということ」

発問9 この詩で,話者が一番伝えたい文は何番目の文でしょう。

→37「人は愛するということ」,39「いのちということ」のどちらかに分かれるであろう。

指示3 全員で,声を揃えて読みましょう。

 

指示4 作者の谷川俊太郎さんが,この「生きる」という詩を朗読しています。
谷川さんの「生きる」を静かに聞きましょう。

谷川俊太郎氏が「東京クレヨンハウス」にてライブで朗読したテープ

(「谷川俊太郎〜自作を読む第1巻(草思社カセットブック)」)を聴かせて終了した。


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