BACK      TOP      HOME

新年度最初の保護者会記録

 

<全体会〜あいさつ・学年方針>

 本日はお忙しいところ,ようこそおいで下さいました。

 これから全体会を始めます。

 まずは,今年度の学年部並びに新担任が自己紹介をいたします。


(1)それぞれ簡単な自己紹介から始める。
 

それでは,早速ではございますが,これが今年度初めの会でありますので,少々お時間をいただきまして,

○年部としましての指導方針をお話しいたします。

その後,諸連絡をいたしまして学級に戻り,役員選出と学級担任の話という流れで過ごして参ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

 では,配付いたしましたプリントをごらん下さい。


(2)事前に資料を配付しておく。
 

さて,子供さんたちが,( )という数字を書き入れた新しい名札を胸につけ,( )日がたちました。

お家でどのようなことをお話ししているでしょうか。

 新たな始まりというのは,誰しもドキドキするものであります。

 新しい教科書,ノート,教室,友達,担任そしてクラブ活動など,全て自分を取り巻く学習環境が変わるわけです。

 さぞかし不安と期待が入り交じっていることでしょう。

 保護者の方々におかれましても,きっと同じような心持ちであろうと思います。

 でも,ご安心下さい。


(3)不安を取り除く言葉を届けたい。
 

大事な子供さんをお預かりするわけでありますが,

私たちは「育てる」ということにおきましては,子供たちの絶対的な味方であります。

学校というのは,できないことができるようになること,分からなかったことが分かるようになること,

変われなかった自分がより良く変わるところです。

 そうしてあげることが,私たちの仕事だと思っております。

 では,どういう子供を目指すのか,次にそれをお話しいたします。

 プリントをごらん下さい。

 そこに私たちが目指す3つの子供像が書いてあります。(※省略)


(4)「こんな子供にしたい」という明確な方針を示す。
 

 


(5)単なるお題目にならぬように,具体的事例を入れながら簡潔に話す。
 

 以上であります。

これらは,子供像ではありますが,

「子供」という言葉を「教師」「親」という言葉に置き換えて考えていただければ,

一層私どもが子供たちにどのように関わっていけばいいかが,自ずと見えてくるであろうとも思います。

 

さて,それでは,そのためにどのような手立てで,クラス作り,人間作りをしていくのか,

ここでは時間がございませんので,後ほど各教室で担任から話をさせていただくことにします。


(6)保護者の方々の理解と協力をお願いする。
 

最後になりますが,先ほどお話いたしました3つの「目指す子供像」の柱が単なるお題目にならぬためには,

やはり,保護者の方々からの温かいご理解とご協力が絶対的に必要であります。

椅子と同じで,3本の足では倒れてしまいます。

皆様方のお力添えをいただければ,4本の足の安定した椅子になります。

連絡を密にしながら,お互いに子供たちのために教育に携わっていければと考えておりますので,

どうぞ一年間よろしくお願いいたします。                                       



<学級懇談会〜あいさつ・学級方針>

(PTA役員を選出した後)


(1)最初にPTA役員選出を行う。
 

 ご苦労様です。

 お忙しい中,全体会並びに学級懇談会にご出席下さいましてありがとうございます。

 皆様の温かいご協力,ご理解をいただき,何とかこの日のうちに役員選出できました。

 役員を快くお引き受け下さった方々には,実に頭が下がる思いであります。

子供さんのためにPTAという組織があるわけですから,

役員の方々だけではなく,全員で支え合っていかねば,PTA活動も偽りのものとなります。

 なにとぞ,今年一年間のご協力よろしくお願いいたします。

 


(2)担任としての自己紹介をする。
 

※だらだらと長くならないように,簡潔にユーモアを交えながら話したい。

高飛車な物言いにならぬように謙虚な態度で接したいものである。第一印象が大事である。)


(3)「どんなクラスにしたいのか」「どんな子供を育てたいのか」担任としての学級作りの方針・担任の思いを明確に示す。
 

さて,これから「こんな子供にしたい」「こんなクラスにしていきたい」と言った私の考えをお話しするわけですが,

よく,「担任が変われば,子供も変わる」と申します。

 残念ながら,それは時に,おそろしいほどしばしば聞かれます。

 およそ,そのことを充分承知しておりますから,責任重大だなと感じている次第です。

それでも,縁あっての出会いなわけでありますから,この出会いを実のあるものにし,

一年間終えたとき,いい一年だったなあと子供さんも,保護者の方々も,

もちろん私も口に出して言えるようにしたいものだと思っています。

 

 ところで,4月4日に,初めて子供たちと出会ったとき,私はすぐ授業をしました。

 いわば「出合いの授業」です。

担任の名前を覚えてもらい,言わせて書かせ,どんなクラスにしたいか,

そして先生が叱るときはどんなときか,初日の出会いを持ちました。

 子供に言ったのと同じことをこれからお話しします。


(4)「こんなクラスに」〜カードを提示して説明する。
 

 こんなクラスを目指します。

 一つ目は,


よく笑う
 

人間が人間らしくあるために必要な行為は「笑う」ということです。

これは,人間にしかできないことです。

笑うとこんなよいことがあります。

(1)自分や周りが楽しくなります。これは当然でしょう。

(2)美人になります。笑わない人生を送った人は、年を取ったときに13本のしわですむところが47本のしわができちゃうそうです。

(3)健康になります。笑うことは体にとってもいいんです。特におなかの働きをよくしてくれます。

(4)もう一つは、笑う人には神様が味方してくれます。運がよくなるんです。「笑う門には福きたる」と昔から言われていることです。

 

 二つ目は,


男女なかよく遊ぶ
 

私は,これ一つだけでも良いクラスだと思います。

男女で遊ぶクラスは、まちがいなく良いクラスです。

 

 最後に三つ目ですが,


よく間違う
 

(下のプリントを渡す。・・・「教室はまちがうところだ」まきたしんじ作の改作である。)


教室は(1     )ところだ
みんなどしどし手をあげて
(2     )いけんを言いましょうよ。
(3     )こたえを言いましょうよ。
(4     )をこわがってちゃいけない。
(5     )をわらっちゃいけない。
(6     )いけんや(7     )こたえを
ああじゃないかこうじゃないかって
みんなでだしあい、言い合う中で、
(8     )を見つけていくんだよ。
そうして、みんなでのびていくんだ。
あんしんして手をあげようよ。
あんしんして(9     )よ。
(10     )って、わらったり、ばかにしたり、おこったり、
そんなことは、ぜったいゆるされません。
(11     )って、だれかがかならず
なおしてくれたり、おしえてくれるよ。
こまったときは、先生がいるんだよ。
そんなクラスつくろうよ。
 

 子供たちにも同じプリントを渡しました。

(   )にどんな言葉が入るでしょう。お母さん方,(   )の中に言葉を書いてみてください。

 こういう言葉が入ります。

(「1まちがう2まちがった3まちがった4まちがい5まちがい6まちがった
7まちがった8本当のこと9まちがおう10まちがった11まちがった」
を入れて範読する。) 

 つまり,どういうことかと言いますと,
「間違うこと」「失敗すること」に消極的であっては進歩・向上が望めないということです。

「失敗は成功のもと」です。

そんなたくましさを身に付け,自分を高めていけるようにしたいものです。


(5)「叱る三原則」〜カードを提示して説明する。
 

 次に叱るときはどんなときかということです。

こういうことを初めにどうして言うかと申しますと,

私は,このことは担任としての基本的な考えをきちっと示す大事なことだと思っているからです。

こらから述べます3つのことが,集団生活を乱すことになるのだということを,

初めにきちんと教えておくことは極めて大事だと考えています。

ここが揺れますとクラスは崩れていくもととなるからです。


1.三度注意されても態度を変えないとき
2.人の心や気持ちをイヤにさせて、喜んだり平気にしているとき
3.命に関わる危険なことをしたとき
 

 子供たちには「この3つは、ものすごくおこります。最高に叱ります。」と言いました。

それ以外は、ほとんど叱りません。

さらに、「何があっても絶対みんなの味方だよ。」という言葉を添えました。

 

ここまで,「どんなクラスを目指すか」

「叱るときはどういうときか,別な言い方をするとどういう行いが集団生活では許されないことなのか」ということをお話ししてきました。

どうぞ,ご理解をいただき共に子供を育てるという視点から,支援していただければ幸いです。

 

 さて,今日は時間も限られておりますので,もう一つだけお話しさせていただいて,私からは終わりとしたいと思います。


(6)担任の指導観を具体的にひとつ語れ。〜「みんなちがって,みんないい」
 

(一度にあれこれと矢継ぎ早に話しても,保護者は混乱するだけである。

何か一つだけに絞り,教師としての指導観をここでは語りたい。

要は,初めの懇談会は、保護者が「新担任は、我が子をこのような考えで指導してくれるのだ。」と認識してくださり,

「この先生なら任せられそうだ。」と感じていただけたら充分なのである。

年に何回かある懇談会を行き当たりばったりではなく,

計画的に見通しを持って話題を用意しておくことが大事である。)

 

 先ほど,「よく間違うこと」ということの価値について触れましたが,そのことをちょっと別な面から見て,お話ししたいと思います。

学校は,ズバリ勉強するところです。

学ぶ力を付けるところです。

そして,自分らしさを発揮して,新しい自分を発見していく成長の場でもあります。

 そこで,「自分らしさを発揮する」というのはどういうことかということですが,ちょっとお母さん方にやってもらいましょう。

鉛筆をお出し下さい。

 

→「学級開きのちょっとしたネタ〜みんなちがってみんないい」から
酒井式ニワトリの描き方と「棒が一本あったとさ」を保護者の方々にやってみる。)

自分らしさを発揮させ,学力をつけさせるには,

受容することと肯定することをきちんと分かち,

そして教えるべきことはきちんと教えるといった指導を施さないと,それは叶わぬことです。

これについては,また別の機会に詳しくお話ししたいと思いますが,

つまりは,次の有名な言葉によく表されているので紹介します。


やってみせて,言って聞かせて,させてみせ,ほめてやらねば人は動かじ
                                       (山本五十六)
 

 教えるべきことはきちんと教え,厳しくも心に寄り添って温かく接していきたいと考えております。

今年一年,子供さんを大いに鍛え,

たくましく力をつけた子供さんを見られますように精一杯のつとめを果たしていきたいと思いますので,

どうぞご理解,ご協力をよろしくお願いいたします。

以上で終わりますが,特に何かお聞きしたいとか,ご要望等ございましたら,遠慮無くお出し下さい。

または,この会のあとでも個人的にでもよろしいのでお話下さい。

 なければ,終わります。

 今日は,ありがとうございました。お気を付けてお帰り下さい。


BACK      TOP      HOME