13.宣統通寶
銭名読み鋳造時期(西暦)鋳造局
宣統通寶せんとうつうほう1909-1912泉/源/浙/福/廣/雲/



宣統通寶

宣統通寶は宣統帝(諱:溥儀)の治世に鋳造された古銭です。ラストエンペラーとして大変有名な中華帝国最後の皇帝です。
  • 1912(宣統4) 宣統帝、皇帝の座から下ろされる。中華民国建国。
宣統通寶には鋳造銭と打製銭が有ります。宝泉局・宝雲局・庫車局に鋳造銭が有り、宝泉局・宝源局・宝福局・宝広局に打製銭が有ります。
宝浙局は民鋳品、非正用幣とされています。


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時代背景

光緒帝の弟の醇親王載豊(←実際はサンズイに豊)の子として1906年に生まれました。
皇帝として擁立した当初は、父載豊が摂政となりました。

時すでに混沌の時代となっており、城外では立憲運動や革命運動が活発となっていきました。
時代に流される様に皇帝の座から引き摺り下ろされ、二千余年に渡る中華帝国の幕が下りたと言う事です。

しかしその後、中国大陸に影響を及ぼした大日本が満洲地方に傀儡国家を建設、その皇帝に引き入れられたのがこの溥儀だったのです。歴史に翻弄された人物でした。


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