HEW4のセットアップ  
2010/02/28

HEW4のダウンロード」のページでご紹介したようにHEW4のインストーラを入手できたら、早速インストールとセットアップをしましょう。ここでは、実際にサンプルのプログラムをビルド(コンパイルとリンク)して、AKI-H8/3052Fマイコンボードに書き込める形式のプログラムファイル(mot)を生成するまでの手順をご紹介します。


1.HEW4 H8用コンパイラパッケージのインストールとセットアップ

さて、一気にインストールとセットアップを行っていきましょう。画面例をクリックすると拡大画面が表示されます。
なお、インストーラ画面のファイルの保存場所や、プロジェクト設定画面の名称や保存場所などは設定例ですので、それぞれの環境に合わせた設定を行ってください。


 ■1.

「HEW4のダウンロード」の要領でインストーラを入手し、実行します。
左のアイコンは2010年2月現在のバージョンです。
 ■2.

ダウンロードしたファイルの解凍を行う場所を指定します。
変更する場合は「Change」ボタンで解凍場所を指定します。
指定が完了したら「Next>」ボタンを押します。
 ■3.

インストールマネージャが起動します。
「標準インストール」ボタンを押して先に進みましょう。
 ■4.

インストールするソフトウェアとして「H8DX,H8S,H8ファミリ用...」にチェックが入っていることを確認して、「インストール」ボタンを押します。
 ■5.

インストールを行う場所を指定します。
変更する場合は「変更」ボタンで別の場所を指定します。
良ければ「次へ」ボタンを押します。
 ■6.

「次へ」ボタンを押します。
 ■7.

使用許諾に関する条項が表示されます。同意される場合は「はい」ボタンを押して先に進みます。
どうしても同意できないという方は「いいえ」ボタンを押してさよならします。
 ■8.

地域として「その他の地域(日本、アジア他)」を選択し、「次へ」ボタンを押します。
 ■9.

設定内容の確認をします。
良ければ「インストール」ボタンを押します。
 ■10.

ソフトウェアのインストールが開始され、進捗が表示されます。
このまま完了するまで待ちます。
 ■11.

インストール終了の案内が表示されます。
「終了」ボタンを押します。
 ■12.

続いて新規プロジェクトワークスペースの作成に入ります。
ここからの操作は、新規のプログラムを作成するときに毎回行います。

・ワークスペース名:
 好きな名称を付けます。
・プロジェクト名:
 自動的にワークスペース名と同じ名前になりますが、変更もできます。
・ディレクトリ:
 プロジェクトを保存する場所を指定します。各自のPC環境に合わせて好きな場所を指定してください。
・CPU種別
 「H8S,H8/300」を指定します。
・ツールチェイン
 「Renesas H8S,H8/300 Standard」を指定します。

HEW4では、ひとつのプログラム開発をプロジェクトという単位で管理します。また、プロジェクトは更に大きなワークスペースという入れ物で複数管理することができます。ホビー用途では、ワークスペースとプロジェクトを同名として、毎回作ってしまって問題ありません。
 ■13.

新規プロジェクトの作成に入ります。

・ツールチェインバージョン
 選択肢から最新のバージョンを指定します。今回は「7.0.0.0」でした。
・CPUシリーズ
 「300H」を選択します。
・CPUタイプ
 「3052F」を選択します。

「次へ」ボタンを押します。
 ■14.

・動作モード
 「Advanced」を選択します。
・アドレス空間
 モード7で動作させるため、「1Mbyte」を選択します。
その他は初期値から変更ありません。

「次へ」ボタンを押します。
 ■15.

ここは特に初期値から変更する必要はありません。

「次へ」ボタンを押します。
 ■16.

ここは特に初期値から変更する必要はありません。
ただし、作りたいプログラムの機能によっては、利用すると有利なライブラリがあるかと思います。学習が進んだら別途確認してください。

「次へ」ボタンを押します。
 ■17.

ここは特に初期値から変更する必要はありません。

「次へ」ボタンを押します。
 ■18.

ここは特に初期値から変更する必要はありません。

「次へ」ボタンを押します。
 ■19.

Simulatorデバッガは特に使う予定はありませんが、「H8/300HA Simulator」にチェックを入れておきます。
・ターゲットタイプ
 「300H」を選択します。
・ターゲットCPU
 「3052F」を選択します。

「次へ」ボタンを押します。
 ■20.

ここは特に初期値から変更する必要はありません。

「次へ」ボタンを押します。
 ■21.

ここは生成されるソースファイルの確認画面です。

「次へ」ボタンを押します。
 ■22.

以上で新規のワークスペースとプロジェクトが生成されました。
左の画面が、これからプログラムを書き込み、デバッグし、ビルド(コンパイルとリンク)を行うためのHEW4の統合開発環境となります。

ここでは一旦、HEW4を終了させましょう。右上の「赤いバッテン」をクリックするか、画面上のメニューバーから「ファイル」→「アプリケーションの終了」をクリックします。プロジェクトを保存するかどうか聞かれた時には、今回は「いいえ」を選択して下さい。



2.ビルトによるmotファイルの生成

さて、HEW4が使える環境を整えたら、ひとつサンプルプログラムをビルドしてAKI-H8/3052Fマイコンボードに流し込むためのmotファイルを作って見ましょう。
さきほどインストールの際に仮に作ったプロジェクト「h8_3052」からそのまま続けてもよかったのですが、ここでは改めてHEW4の起動と、新しいプロジェクトの作成からやってみましょう。

 ■23.

先ずはHEW4を起動しましょう。Windowsの「すべてのプログラム」から「Renesus」を選び、更に「High-Performance Embedded Workshop」を選択し、その中からのアイコンの「High-Performance Embedded Workshop」をクリックします。
 ■24.

HEW4の窓と、その手前に「ようこそ」とプロジェクト選択の窓が開きます。今回は新規にプロジェクトを作ってみるので、「新規プロジェクトワークスペースの作成」にチェックが入っていることを確認して「OK」を押します。
 ■25.

この画面はどこかで見ましたね。そう、■12.で一度ご紹介しました。
ここでは、左の画面の通りに、ワークスペース名とプロジェクト名を、ともに「pio_test1」という名称にしておいてください。
ディレクトリは、各自のPC環境に合わせて好きな場所を指定してください。

「OK」を押したら、■13.〜■21.を参考にして、プロジェクトの作成を行います。
 ■26.

無事にプロジェクトが作成されると、左のような画面が表示されます。
ここで、「pio_test1.c」というアイコンをダブルクリックして開いてみましょう。
 ■27.

「pio_test1.c」を開くと、HEW4が自動で生成した記述が入っています。これはコンパイルを行うときの条件文ですが、ここでは無視して、以下のサンプルプログラム「pio_test1.c」をダウンロードして、入れ替えてしまいましょう。

・先ずはここをクリックしてpio_test1.cをダウンロードします。
・「pio_test1.c」をテキストエディタで開き、プログラムの編集画面上にコピペします。
もともと入っていた記述は、全て削除してしまいます。
 ■28.

「pio_test1.c」を編集画面に貼り付けると、左のような画面になります。
 ■29.

このプログラムの中身はさておき、なんらかの動きをするものと信じてビルドします。

・メニューバーから「ビルド」→「ビルド」を選択します。

ビルドとは、プログラムのコンパイルやリンク、ファイル形式の変換などの一連の処理を行い、マイコンボードに流し込むためのmotファイルを生成してくれる動きのことを言います。
 ■30.

ビルド処理の最中には、画面下の「Build」のログ画面に処理の経過状況が表示されます。最終的に「Build Finished」の文字が表示されれば、ビルド成功です。

 ■31.

さて、ビルドで作られたmotファイルはどこにあるのでしょう。

■21.で指定した「ディレクトリ」の下にプロジェクト名のフォルダがあり、その下の「Debug」フォルダの中に「プロジェクト名.mot」ファイルが生成されています。
今回の場合は、「pio_test1.mot」になります。



■HEW4の使い方は...?

TekuRoboでは、HEW4の使い方に関する細かな説明はできません...すみません。 HEW4をインストールしたフォルダに「Manuals」というサブフォルダがあり、そこにマニュアルが入っていますので、是非ご参照下さい。

Renesas
  └ Hew
     └ Manuals
          └ Man_navi

ここでは、ルネサスエレクトロニクス純正の統合開発環境であるHEW4を使ってサンプルプログラムをビルドし、AKI-H8/3052Fマイコンボードに流し込むためのmotファイルの生成までを見てきました。 次は、このmotファイルをマイコンボードに流し込んで、実際に動作させるまでの流れをご紹介します。そこで、今回のサンプルプログラム「pio_test1.c」の動きが分かりますのでお楽しみに。

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