皆さん、こんにちは。
霧隠です。

大分前(11/16)ですが、岡山県のお城めぐりに行ってきましたので、ご報告した
いと思います。
…関ヶ原物語の報告に時間をかけすぎてしまったので、これからはサクサクご報
告していきたいと思います。

夜行バスにて、東京から岡山まで。
それから岡山駅から吉備線で総社駅まで40分。
岡山駅の吉備線のホームでは、電車が来ると・・・

♪も〜もたろさん ももたろさん〜 お腰に・・・

という音楽が流れてきます。
そう、総社市は桃太郎伝説ゆかりの土地柄なのです。

総社駅につきましたら、東口に向かいます。
降りたすぐに観光案内所がございます。
ここで、詳細なパンフレットをもらいましょう!

今回の目玉は鬼ノ城。
古代朝鮮式山城と言われているこのお城。
1度来たことがありましたが、そのときは時間に追われてじっくり見れなかった
のが心残り。
不完全燃焼は体によくないと今回リベンジしてみました。

駅のでっかい案内板には「鬼ノ城・・・16キロ。タクシーで30分」
とありました。

16キロ?

近い、近い〜(←あくまで某にとってはです)
自転車だったら1時間弱。

ふと、パンフを観察していると・・・「駅前レンタサイクル」の文字が!
まわりをキョロキョロしてみると、レンタサイクルの看板発見。
さっそく自転車を借りることに。

4時間500円です。
1日だと1000円。
でも、ギアはありませんでした。

このレンタサイクルは、総社駅前、備前一宮駅前、国分寺前の3つのレンタサイ
クル所で乗り捨てができます。

出かける前に、案内板をもう一度観察。
シロ、シロ。
お城はないかな〜
と見たら、「浅尾陣屋」という文字発見!

陣屋ということは、どうせちっちゃいのかなぁとあまり期待はしないで行きまし
た。
ちょっと探して見つからなければそれでもいいやと思いながら。

駅の観光案内所でもらえる「吉備路」というパンフレットに書かれている浅尾陣
屋跡の場所は、あんがいアバウトです。
ほとんど勘で探すと、「浅尾前公園」というちっちゃな公園が。
ここまで来れれば陣屋はもうすぐです。

目の前の丘が浅尾陣屋になります。
近くまで行くと「→浅尾陣屋へ」という看板がありますので、迷いません。

おぉ、こんな看板があるくらいだから期待できるかも〜と自転車で陣屋にむかい
ます。

民家の間の農道を進んでいくと、突然、塀が目の前に入ってきます。
うぉ、すげーと近づいていくと・・・

でっかい看板が出迎えてくれます。
何々・・・

浅尾陣屋
蒔田氏の居城。
最初1万石の大名だったけど、分地して旗本になり、その後また1万石の大名に
戻る。
浅尾陣屋の縄張り図も書いてあります。

歴史はと・・・

幕末、京都の見廻り組の一員として長州軍を蛤御門で破ったことを恨んだ長州藩
の第二奇兵隊を脱走した隊員100数名に焼き討ちにあうそうです。
「倉敷浅尾騒動」と呼ばれるこの騒動。
後でHPで調べたら完全に私怨を晴らしただけのようです。
藩主もいなく、城兵10数名しかいない陣屋を100名で強襲したので、ほとんど
無抵抗のまま、城内は焼け落ちてしまいます。

・ ・・どうやら、藩には罪はなく完全にとばっちりを受けてしまったようです
(−−)。

細かい話しは置いといて、さっそく陣屋を探索探索。
「→遊歩道」という看板が。
どうやら散歩コースがあるようです。
ヤブなどなく、整備されているのでとても歩きやすいです。

歩くこと5分ばかり。
こ、これは・・・

なんと土塀発見!
土でできた塀ゆえに「土塀」と書く。
初めて見ました。
完全な土の塀を。

カチンコチンに固められた土の塀。
それが、しっかり現存している姿にしばしぼーぜん。
結構感動。

手で触ってみる。
しっかり固められています。

ちょっと軽くたたいてみる。
びくともしません。

たかが土。
されど土。
土でこんなに堅固な塀ができることに思わずビックリ。

かなり完全な姿で残っているのにも驚かされます。
しかし、この土塀もその長さはわずか2mほど。
それが自然な崩壊か、幕末の倉敷浅尾騒動の際に焼き討ちにあったがゆえなのか
分かりませんが、わずかに残る土塀にここが浅尾陣屋だったことを物語ってくれ
ます。

あまりにも見事な土塀にすっかり大興奮。
そのまま探索を続けることに。

「→遊歩道」という看板がナビゲートしてくれます。
細い道を進むと煙硝蔵跡にたどりつきます。
ここは空堀の中を歩いているようです。
隣には曲輪があり、土塁もあります。

そのまま進むと畑にぶつかります。
このくらいかなぁと思い、さて帰ろうか・・・と思ったのですが、
くんくん
もしかして〜

と土塁をよじよじ登るとありました!
立派な土塀がここにも。
曲輪をしっかり囲んだ土塀たち。
しかも、ここはほぼ完全に残っています。
広さは30メートル四方もあったでしょうか。

ええなぁ〜
土塁もいいですが、生の土塀もええもんです。

すっかり土塀の虜になってしまった某は、当初の予定を変更し、すべての曲輪を
回って見ることに。

案内板の縄張り図を頭にたたきこんで、北の出丸に向かいます。
農道を進み、果樹園の間を進み、丘の先っぽに向かいます。
細い道が続いていますが、ちょびっとヤブがあります。
しかし、気にせず前に向かいます。

すると・・・

いきなり立派な土塀が目に飛び込んできます。
うわぉ。

なんと、この土塀には鉄砲狭間がついているのです!

しかも、ここの土塀はものすごい。
何がものすごいかというと、その長さ。
曲輪をぐるっと囲っている土塀の長さはなんと300m以上。
(途中、崩れて途切れたりしていますが)
   

すごい光景です。
土塀の芸術ここにあり、というくらいの風景です。

全く前知識がありませんでしたが、大感動の連続でした。
土塀ってこんなに美しいのかぁと思いが新たになりました(^^)

総社駅に来ることがあったら、訪れてみてはいかがでしょうか。
保存状態も良好です。
★★★★クラスの遺構でした。

浅尾陣屋で十二分に堪能した後、いよいよ今回の目玉、鬼ノ城に向かいました。

次回は、自転車で向かう鬼ノ城についてご報告いたします。

それでは〜

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