<ビタミンとミネラル5>
ビタミンDのはたらきで、最も重要なものは、カルシウムとリンの吸収を促進
させ、骨や歯に沈着させるというものがあります。
ビタミンDが「カルシウムの運搬役」といわれるゆえんです。
また、体内にカルシウムが不足した場合、骨のカルシウムを溶かして不足して
いる臓器に運ぶ役割も担います。
ビタミンDが不足すると、カルシウムの骨への吸収だけでなく、カルシウムの
利用効率も悪くなり、落ち着きがなくなってイライラします。
その後、子供ではクル病(骨が硬くならない病気)に、大人では骨粗しょう症
や軟骨化症になったりして、骨折しやすくなります。
特に、乳幼児や発育期の子供は不足しないよう十分な注意が必要です。
また、妊娠・授乳期の女性にも必要なビタミンで、子供とともに所要量の4倍
を目安にとりたいものです。
更年期の女性やお年寄りも十分とることを心がけましょう。
ビタミンDは日光浴によって、体内で合成できます。
逆に言うと、日光量の少ない季節や陽を浴びる機会の少ない人は、食べものか
らとることが必要になります。
ビタミンDは干ししいたけや魚類に多く含まれています。
但し、干ししいたけの場合は、天日干しのものに限ります。
機械乾燥のものは効果がありません。
ビタミンDをとりすぎると、食欲不振や体重減少、吐き気などの過剰症がでる
こともありますが、通常の食事だけではその心配はありません。