【キリのコメント8】
父、イザナキに追放されてしまったスサノオは、母に会いに根の国(黄泉の国)
へ行く前に、そのことを一言高天の原にいるアマテラスに伝えようと、高天の
原に向かいます。
「山川ことごとく皆動き、國土皆震えた」
とあるように大地を揺るがしながらの突然のスサノオの訪問。
アマテラスでなくても、何事! と思うでしょう。
弟の突然の訪問を国を奪われることと思ったアマテラスは完全武装状態で待ち
構えます。
そんなアマテラスの心情など露知らず、高天の原にたどり着いたスサノオに対
して、アマテラスは開口一番、
「何しに来たのだ!」
と言い放ちます。
なにやらアマテラスの様子が物々しいことに気づいたスサノオは当然ビックリ
します。
自分が疑われていることを悟ったスサノオはすかさず身の潔白を訴えます。
「僕(あ)は邪(きたな)き心なし。…(中略)…異心(ことごころ)無し」
と。
その言葉を聞いてもまだ完全に警戒をとくことができないアマテラスは、スサ
ノオに対して、身の潔白をどうやって証明するのか? と問いただします。
ここまで疑われたスサノオですが、「各誓(うけ)ひて子生まむ。」と言います。
ここからアマテラス、スサノオが互いに子を生むのですが、さてどのように子
を生むのでしょうか?
そして、スサノオは身の潔白を証明できるのでしょうか?
その模様は、次号「天の安の河の誓約」にて書きたいと思います。
それでは〜