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 【週刊『国宝』】 第13号 
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 「平等院その2」 

 【感想】

 平等院のご本尊である国宝「阿弥陀如来坐像」は現在修理のため、平成17年8
 月末まで内部拝観ができません。

 ので、今回は見ることができませんでした。
 いつの日かまた訪れてこの目で見たいものです。

 その代わりに印象に残った鳳凰一対と梵鐘をご紹介いたします。

 鳳凰とは、中国の想像上の動物で、麒麟(きりん)・亀・竜とともに四霊(四瑞)
 と呼ばれており、聖天子の治政の兆として現れるとされています。
 
 雄を「鳳」、雌を「凰」と称したともいわれていますが、平等院の鳳凰は雌雄の
 別はないそうです。

 さて、ここでミニ知識です。

 新札の一万円を用意してください。
 そして、その裏面を見てみましょう!

 そこに描かれている鳳凰は!

 そうです。
 平等院鳳凰堂についている鳳凰です。
 
 だから、館内には新札の「AA000004A」の一万円札が展示されていま
 す。
 ちなみに01、02が日本銀行で、03が福沢諭吉の慶応大学にあるそうです。

 これで、10円玉以外に1万円までも鳳凰が使用されることになったわけです。
 だから、日本人にとって最も目にしている国宝の一つになるわけです。
 
 ぜひ、実物を見てみましょう!
 ただし、現在、鳳凰堂についている鳳凰は国宝鳳凰ではありません。
 酸性雨の影響で、本物は宝物館に展示されています。

 もう一つの梵鐘ですが、非常に美しい鐘です。
 歴史も古く、平安時代を代表する鐘で、900年の風雪に耐えてきました。
 
 ただの鐘ではなく、藤原氏の栄華を象徴するように、鐘に宝相華唐草の地文の
 上に鳳凰や踊る天人などが描かれ、竜頭が飾られたりとできた当時は美しさの
 あまり、人々から「姿の平等院鐘」と呼ばれていたそうです。

 実際に、かなり痛んではいますが、天女の姿が描かれた鐘を見るのは初めてで、
 優雅な気分になります。

 ちなみに、この鐘は「天下の三名鐘」の一つとしても有名で、残りの二つは「声
 の園城寺鐘」、「勢の東大寺鐘」だそうです。

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