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 【週刊『国宝』】 第7号
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 「銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)」 

 (「別の画面を表示」をクリックすると刀の背に書いてある文字が見れます)

 【制作年代】

 古墳時代

 【出土地】

 熊本県菊水町江田船山古墳出土

 【分類】

 太刀(鉄製)

 【どこにある?】

 東京国立博物館 

 【感想】

 東京国立博物館に初めて行ったときに結構感動したのが、この銀象嵌銘大刀で
 す。
 小さい頃から歴史が好きで、もちろん、古代史も大好きでした。
 日本人はどこから来て、どのように国家を形成したか。
 邪馬台国の卑弥呼の話なども大好きでした。
 なので、もちろん、古代の遺物にも興味がありました。
 
 国宝でもあるこの大刀は、歴史が古いだけではなく、資料的価値も高い一品で
 す。

 ご存知の通り、大刀の背の部分に文字が書かれているのです。
 教科書の写真でしか見たことないこのお宝が、目の前に展示され、しかも、背
 に書かれている文字をこの目で見たときにはちょっと感動しました。

 本当に文字が書かれている!

 まさに古代のロマンを肌で感じる瞬間でした。

 ところで、この刀に書かれた文字の中で、雄略天皇のことではないかと言われ 
 ている人物の名が書かれています。
 
 その文字をご紹介いたします。

 <刀の背に書かれた文字>
 
 「治天下獲○○○鹵大王世奉事典曹人名无(利?)弖八月中用大鉄釜并四尺廷
  刀八十練(九or六?)十(振or据?)三寸上好(刊?)服此刀者長寿子孫
  (洋or注?)々得○恩也不失其所統作刀者名伊太(和or加?)書者張安也」
  とある。○の部分が解読できなかった

 <文字の大意>

 獲□□□鹵大王の世に、典曹につかえる无利弖(むりて)が、八月中、大鉄釜を
 用いて四尺の刀を作った。八十たび練り、九十たび振った。三寸のよい刀であ
 る。この刀を持つ者は長寿で、子孫も栄え、恩恵を得るであろう。その統(す)
 べる所を失わないであろう。刀を作った者は伊太和で、書いた者は長安である。

(RADIATION FRONTIER 時をたどる 第6回 大刀に刻まれた文字に挑戦より抜粋)
 

 文字もしっかり読み取れますし、読めるようにルーペまで用意してくれていま
 す。

 一度は見てみたい一品ですね。

 【参考HP】

 「国立東京博物館」
 

 「e国宝」

 「RADIATION FRONTIER」
 

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