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【週刊『孫子の兵法』】 第4号
「Ⅰ 始計篇 4.仕える条件と勢」
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モシワガ計ヲ聴カバ、コレヲ用イテ必ズ勝タン。コレニ留マラン。
モシワガ計ヲ聴カズンバ、コレヲ用ウルトイエドモ、必ズ敗レン。
コレヲ去ラン。
計、利トシテ以ッテ聴カルレバ、スナワチコレガ勢ヲナシテ、以ッテソノ外ヲ
佐(たす)ク。
勢トハ利ニ因リテ権ヲ制スルナリ。
もし私の戦略を採用するならば、それを使って必ず勝つだろう。
だとしたら、私はここに留まる。
しかし、私の戦略を採用しないならば、仮に私がいたとしても必ず敗れるだろ
う。
だったら私はここを去る。
さきほどの7つの条件がこちらに有利だとすると、それが勢いをなし、この基
本条件を強くする。
勢いとは、そのときどきの状況にしたがい、臨機応変に対応することである。
<解説>
自分の意見が採用されなければ、雇われなくても構わない。
逆にいえば、自分の意見が通らない組織に所属しても何の価値もない。
孫子の強い意志が感じ取られる一文である。
次に臨機応変の重要性に触れているが、臨機応変とは何であるか。
今後、より具体的な説明がなされていきます。
【参考文献】
『孫子の兵法』 守屋洋 三笠書房