皆さん、こんにちは。
霧隠です。

山城攻略する場合は、避けられないことがあります。
・・・それは、「ヤブ漕ぎ」。

縄張り図(お城の地図)を見ると明かにこのヤブの先にはすばらしき遺構がある
はずだけど・・・

また、山城を攻略するときに歩き道はふつー「ハイキング道」と呼ばれた整備さ
れた道。

 

でも、見事な石垣がある(と思われる)曲輪への道がなかったら・・・

このようなことがある場合、ヤブがあろうと、道がなかろうと前に進むこと! 
ということを学ばせていただきました。

(注)ある意味危険かもしれないので、あまりマネをされないでください。
   この報告を読まれてマネしてケガをされても責任はとれませんので、
   ご自分の判断で楽しいお城めぐりをされてくださいませ。

さて、ヤブの海をかき分けて進むことを「ヤブ漕ぎ」といいます。
真冬以外にヤブを漕いでいると必ず遭遇するのが「くもの巣」です。
でっかいクモ君がでっかい巣を作って待ってます(−−)

ある意味、クモ君にとっても迷惑な存在の某達ですが、杖を使ってクモ君の巣を
破壊しながら前に前に進んでいきました。

道などないから、まっすぐ前のガケをただ登るのみ。
これを「直登」といふ。
この水茎岡山城も石碑のある入り口から配水場から道がなくなったので、
「まっすぐ登れば問題なし〜」
を合言葉にガケを直登すること5分。

見事な土塁の上に出てきました。
この水茎岡山城は長さ20m〜30mはあろうかという土塁が2つあります。
その高さ、最大で5mほどもあり、琵琶湖側にある土塁はなぜここにこのような
土塁があるのか一瞬疑問に思います。

室町時代の岡山城は琵琶湖がすぐふもとまで浸食しており、琵琶湖方面から敵が
攻めてくるのはあまり考えられないし、と思っていたら、もしかしたら、琵琶湖
から吹く風に対する防風土塁ではないかという意見もあるようです。

本丸と思われる頂上部はなかなかの広さで、長さ100m、幅50mはあろうかとい
う横長の見事な曲輪です。
竹やぶがひどいですが、全ての竹を刈り取ったらなかなか見事な曲輪が出現する
ことでしょう。

この水茎岡山城は室町将軍も一時、京から逃れてきたという史実があるようで、
この広い曲輪のいずこかに足利将軍がおわしたのかも〜と思うとなんだか楽しく
なってきます。

本丸を見た後、いよいよ竪堀を見に行こうか・・・と思ったのですが、縄張り図
を見ると、反対側の尾根伝いにちっちゃな曲輪群が4つあり、さらにその間には
堀切がある様子。

・・・こいつは行かねばなるまいて。

縄張り図を絵に描くとこんな感じ。

4つの曲輪ですが、ちっちゃいですし、その曲輪間の距離は短いと思っていまし
たが、実際は10m以上の高低差があったりと、地図と実際の地形との認識のギャ
ップが楽しかったです。

それと、小さいながらもなかなかの深さの堀切もなかなかのもの。

その後はもとの曲輪に戻るためにガケを直登しました。
山城はこうでなくっちゃ・・・ボソボソ。

さて、この水茎岡山城にはでっかい竪堀があります。
竪堀(たてぼり)とは山にまっすぐ竪に掘られた空堀のことです。
縄張り図を見るだけでも50mはあるであろう広大な竪堀。
これは見なければなるまいて・・・とさっそく竪掘を探すことに。

・・・探すことに

・・・さが・・・

・・・!?

てきとーに横に(左側)移動しながらガケを探すも一向に竪掘は見つからず、か
なり下まで降りてもぶつからない。

おかしい、こんなはずは・・・

なおもあきらめきれず、さらにあたりを散策すること10分。
しかし、それでも見つからない。
どうやらふもと近くの曲輪まで降りたようです。

そして、整備された道に出てきました。
むむむ〜、竪堀はどこじゃらほい。

仕方ないので、今度は一旦左に戻って、同じく右側に上っていきます。
(当然ハイキング道でなく、ガケを直登です)

それでも竪堀は一向に姿を現しません。
おかしい、何かがおかしい。
前回来られたYさんも偶然見つけたとのこと。
このままあきらめるしかないのか・・・と思ったときに、ついに遭遇しました。

見事な竪堀に!
幅は2〜3mほど。
高さも2mほど。
決して深さは足らないが、長さが半端じゃありません。

それにしてもこれだけでっかい竪堀に遭遇できないもの変な話し。
どうやらおまぬけな行動をしていたようです。

あぁ(TOT)

こいつのせいで30分あまりもロスを(−−)
やはり方位磁石も必要なり。
勘だけではダメなのね。

さて、この竪堀を降りて、さらに下に下ると見事な横堀がございます。

逆L字型の見事な空堀が!
高さは3m、堀底も3mほど。
思わず圧倒されます。
いい仕事してまする〜

それにしても素晴らしい縄張り。
ヤブが多少生い茂っておりますが、遺構の保存状態は★★★★といえます。

十二分に楽しんだ後は、いよいよ今日のメイン山城、観音寺城へ向かいました。

次回は、ヤブの中に突入・・・そして、コケむした石垣との出会い。
すばらしき石垣の山城、観音寺城についてご報告いたします。

それでは〜

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