小樽 登録運動の有無:なし 登録の可能性評価:★(低) 所在地:北海道小樽市 |
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【世界遺産に登録できるか?】 運河沿いの建築物や教会にはいいものが多いです。 1900年前後の建物が多いですが。 それに年間300万人も観光客が訪れるということからも魅力的なのだと思います。(著=ホリシンさん Thanks!) 2003/02/13 |
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小樽といえば運河が有名ですが、 私はむしろ祝津(しゅくつ)界隈の方が面白い場所であると感じています。 祝津の特徴はニシン漁関係の建物が残っていることです。 ニシン御殿の名で知られる観光名所の旧田中家を筆頭に、 近江番屋、旧白鳥家、旧茨木家付属家屋、茨城家と、 5棟の大型木造建築が点々と並んでいます。 特に茨木家は敷地内に蔵や納屋などの付属建築を保有し、圧巻です。 北海道にはニシン漁場が数多くありましたが、 このように関連建築がまとまって残る集落は、 今では祝津と江差、積丹くらいになってしまったそうです。 町並みの特異さは素人目にも明らかで、 何とか国の重伝建地区になれないものかと思いますが、 どうでしょうか。 地区としては狭く、 移築(旧田中家)や改変されたものもありますが、 小規模の重伝建地区としては萩市の平安古(ひやこ)の例もありますし・・・。 ところで世界遺産という観点でいえば、 祝津地域もまず不可能でしょう。 残存建築が少ないばかりか、 建物がみな明治以後のもので歴史が浅いこともその理由になると思います。 でも仮に、 漁業関係の番屋や御殿が密集した地域がそっくり保存された場所があったなら、 有力な世界遺産候補になったに違いありません。 祝津はそれに近い場所と思われるので、 敢えてこの場に書かせて頂きました。(著=浦に〜と) 2004/07/19 |
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