無形文化遺産、世界の記憶への登録運動地リスト ▼現況は、過去2年間の動きが不明のもの、中止を明言していないものは「休止中」としました ▼登録の可能性は、弊サイトが独断で判断したものであり、各遺産の価値を絶対的に決定づけようというものではありません |
[世界の記憶] 上野三碑(こうずけさんぴ) | 現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
群馬県/高崎市 |
経緯 |
特徴 高崎市の半径5kmの範囲内にある3つの古碑。最も有名なのが8世紀前半の多胡碑(たごひ)。多胡郡の設置の経緯を記している。山上碑(やまのうえひ)は7世紀後半、金井沢碑は8世紀前半のもので、記銘者が自らの一族について記している。三碑とも国の特別史跡に指定。[1] |
[無形文化遺産] 長良川の鵜飼 | 現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
岐阜県/岐阜市 |
経緯 |
特徴 鵜飼の歴史は古く、現在も継承されている長良川の鵜飼は1300年前に文献記録がある。この漁法は、文献や絵画などの資料でさかのぼる限り改変の形跡がない。国の無形文化財の指定は受けていないが、「長良川鵜飼用具」が重要有形民俗文化財になっている。[2] |
[無形文化遺産] 奥三河の花祭り | 現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
愛知県/北設楽郡設楽町、北設楽郡東栄町、北設楽郡豊根村 |
経緯 |
特徴 奥三河の17カ所の集落で伝承されている湯立神楽(沸騰した湯を使い無病息災などを祈る神事を行う)の一種。「花」とは稲の花を指し、その成熟を祈る「花育て」が名の由来とされる。古風で猿楽や田楽をしのばせ、芸能史的に重要なことから、76年に国の重要無形民俗文化財に指定された。[2] |
[無形文化遺産] 海女(あま)文化 ※韓国の「済州島の海女文化」と共同での登録運動 |
現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
三重県/伊勢市、志摩市 |
経緯 |
特徴 海女は、潜水または船上から海中に棒を差し入れて魚貝類・海藻類をとる漁業者。男性の「海士(あま)」は中国南部・マレー・太平洋でも見られるが、海女は日本と韓国の済州島以外ではほとんど例がない。日本の海女は2時間ほどの間に潜水を数十回くり返し、潜水を速めるためおもりを着けたり、浮上を速めるため船上から綱をたぐり寄せるなど、様々な工夫をしている。済州島の海女はかつて対馬などに進出し、日本との技術的な類似点が多い。[3] |
[世界の記憶] 舞鶴引揚記念館所蔵品 | 現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
京都府/舞鶴市 |
経緯 |
特徴 舞鶴は戦後13年にわたり、大陸からの引揚者を受け入れ続けた。舞鶴に引き上げた抑留者は60万人を越える。舞鶴引揚記念館には、抑留生活を俳句や和歌にして白樺の皮に書いた「白樺日誌」や、抑留者が記した俘虜用郵便葉書、シベリアの地でまとめられた日本人抑留者の名簿など、膨大な史料が収められている。[4] |
[世界の記憶] 知覧特攻隊の遺品 | 現況:運動中 | 可能性:★★★ | |
鹿児島県/南九州市 |
経緯 |
特徴 特攻隊(特別攻撃隊)は、爆弾を積んだ航空機を操縦士もろとも突入させる自爆部隊で、太平洋戦争後期に投入された。基地の多くが鹿児島県にあり、薩摩半島南部の知覧にも置かれた。そうした歴史的背景をもつため、知覧には特攻平和会館が設置され、隊員の遺品や遺影を所蔵している。 |
主な参考資料 |