ファン・フェルナンデス群島国立公園
Juan Fernandez Archipelago National Park


国名 チ リ
分類 自然遺産
所在地 主島ロビンソン・クルーソー島は、首都サンチアゴの西およそ700kmの太平洋上


審議歴
1994年 暫定リストに記載。
1995年 登録延期 … ビューロー会議では、本物件は高度な生物多様性を示し、固有植物を含む絶滅危機種にとって重要な自然環境であることから、登録基準(10)に該当することが認められた。しかし人間によってもち込まれた外来生物による脅威があり、遺産の完全性に関して疑問が残る。
1996年 登録延期 … ビューロー会議ではIUCNの勧告にもとづき、チリ政府に対して、諸島の自然を回復させるため5年間の猶予期間を与えるとともに、その間の登録審議を見送ることを決めた。


解説
  チリの沖約
670kmの太平洋上に浮かぶ、3つの島からなる群島。1574年、ファン・フェルナンデスによって発見された。最大の島、ロビンソン・クルーソー島でも面積は93平方kmしかないが、その地形は岩肌がむき出しの険しいものである。群島には11種の固有鳥類をはじめ、一度は絶滅したものと思われていたファンフェルナンデスアシカ(Arctocephalus philippii)が生息している。





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