パチャカマック考古保護区
Inca Temple of Huaytara


国名 ペルー
分類

文化遺産

所在地 首都リマの南東およそ25km


審議歴
1996年 暫定リストに記載。
1999年 登録延期 … 管理計画を新たにつくり直す必要がある。


 



画像提供:檀上昭さん
(関連サイト:境界線
   

解説/文=収斂さん
  パチャカマ(パチャカマック)文化は紀元7世紀ごろ、ペルー中部で勃興した宗教色が濃い文化で、インカ帝国に併合されるまで独自の文化を築いていた。現在の遺跡はほとんどがインカ帝国時代のもの。パチャカマという言葉もインカ語で、パチャ(Pacha)は「天」を、カマ(Camac)は「創造主」を意味している。インカ帝国時代、このパチャカマは地方の産業の中心地として大いに発展した。遺跡からは当時の食料倉庫などが多く見つかっている。しかしこのパチャカマ文化もスペイン人の侵攻で崩壊し、現在は太陽神殿や月の神殿、太陽の処女の館などがわずかに残るにすぎない。






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