ラ・プラタ市街の基本都市計画 (2000年の推薦名)
City of La Plata, Foundational Urban Plan

ラ・プラタ基本都市地区 (2007年の推薦名)
Foundational City Area of La Plata


国名 アルゼンチン
分類 文化遺産
所在地 首都ブエノスアイレスの南東


審議歴
1998年 暫定リストに記載。
2000年 審議対象外 … 現地調査が遅れているため。
2007年

辞退 … ICOMOSより「不登録」勧告を受け、辞退した。アルゼンチン政府は登録基準(1)(2)(4)(6)に該当するとして推薦したが、ICOMOSはいずれにも該当しないと判断した。またICOMOSは、本物件は19世紀のラテンアメリカで設計された計画都市として、典型的かつ興味深い例として、その重要性を認める一方で、近代化による改変が大きく、すでに世界遺産に登録できないほど、基本計画の概念が崩されているとも指摘した。


解説
  首都ブエノスアイレスから車でおよそ2時間。ラ・プラタは1882年、時の知事ダルド・ロチャがブエノスアイレス州都として建設した町。アメリカ合衆国のワシントンD.C.を模範とし、計画してつくられたことが大きな特徴だ。道幅は広く、それらが碁盤目状に伸びて幾何学的な街区をつくり出し、そのうえところどころの公園から放射状の道路が引かれ、道路どうしが45度に交差している。また街路樹や公園など緑が非常に豊か。ラ・プラタは草花にあふれる美しい町である。



参考文献
『全訳世界の地理教科書シリーズ30アルゼンチン』 スサーナ・モルフィーノ著、細野昭雄訳、帝国書院、1980






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