アビヤタ・シャラ湖群国立公園 (1979, 80年の推薦名)
Abijatta Shalla Lakes National Park

アビヤタ=シャラ湖群 (1981年の推薦名)
Abijatta - Shalla Lakes

 

国名 エチオピア
分類 自然遺産
所在地 首都アジスアベバの南およそ150km


審議歴
1979年 登録延期 … 情報不足。
1980年 登録延期 … 保護が困難であるとの報告から、今回の登録は見送る。
1981年 登録延期 … 遺産の保護が不完全であり、今回の登録は見送る。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない(2008年現在)


解説
  リゾート地として名高い、グレートリフトバレーの湖の数々。
美しい景観はもとより、鳥類の豊富さは特筆に価する。そのグレートリフトバレーのうち、とくに美しいアビヤタ湖とシャラ湖を守るために設立されたのが、アビヤタ・シャラ湖群国立公園である。面積は887平方キロ。アフリカ有数のバードウォッチング地点としても名高い場所だ。
  火口湖であるシャラ湖には、湖岸から266mの水底まで切り込む、ほぼ垂直の断崖がある。湖のほぼ中央に浮かぶ小島は、人間活動の影響をほとんど受けておらず、モモイロペリカンの巨大なコロニー(営巣地)があり、その名もペリカン島と呼ばれている。一方のアビヤタ湖は塩湖で浅く、水深は14mしかない。ここもまた鳥類の楽園で、湖岸ではさまざまな種を観察できる。アビヤタ湖はウ類、サギ類など、多くの水鳥にとって重要な捕食場となっているのだ。さらにここは、ヨーロッパからの渡鳥の越冬地としても貴重な場所となっている




裏世界遺産の館目次へ