解説 情報提供/岡安さん
マタラはアクスム王国の首都アクスム(現エチオピア、1980年世界遺産に登録)と、外港アドゥリスのほぼ中間に位置し、ある程度の大きさをもっていた都市の遺跡である。これまでに墓や教会、そして住居跡が発見された。住居はそれぞれ大きさが異なるものが見つかっていて、小さなものはアクスム王国に奴隷(=農民?)が存在していたことを示すとの見方もある。また、似た形態の大きな3軒の住居(邸宅)は支配階級のものとされ、最大のものは
BELO KELO の宮殿であると思われる。
マタラではローマやビザンチンの装飾品も出土している。なおこの辺りには部分的に地下道が掘られていて、それらは、100kmも離れたアクスムなどへも通じているといわれるが、調査は行われていない。
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