マタラ
Matara


国名 エリトリア ※推薦はエチオピア時代
分類 文化遺産
所在地 首都アスマラの南東およそ100km


審議歴
1978年 登録延期 … 文書不充分。
1979年 登録延期 … 必要な補足文書が提出されていない。
1980年 登録延期 … ICOMOSの勧告によれば、エチオピアの推薦予定物件の暫定リストが受理されるまで審議を延期することになっている。
1981年 登録延期 … 前回指摘した暫定リストがまだ受理されていない。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない(2008年現在)


 



画像提供:岡安さん
   

解説 情報提供/岡安さん
  マタラはアクスム王国の首都アクスム(現エチオピア、1980年世界遺産に登録)と、外港アドゥリスのほぼ中間に位置し、ある程度の大きさをもっていた都市の遺跡である。これまでに墓や教会、そして住居跡が発見された。住居はそれぞれ大きさが異なるものが見つかっていて、小さなものはアクスム王国に奴隷(=農民?)が存在していたことを示すとの見方もある。また、似た形態の大きな3軒の住居(邸宅)は支配階級のものとされ、最大のものは BELO KELO の宮殿であると思われる。
  マタラではローマやビザンチンの装飾品も出土している。なおこの辺りには部分的に地下道が掘られていて、それらは、100kmも離れたアクスムなどへも通じているといわれるが、調査は行われていない





裏世界遺産の館目次へ