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写真提供=AGTさん(同じ青空の下で) |
解説/文=収斂さん マサイ・マラはケニア南西部、ビクトリア湖と大地溝帯の間に位置しており、タンザニアのセレンゲティ国立公園と国境線を接している。野生動物の数はケニア国内随一をほこり、面積は大阪府とほぼ同じ1,812平方キロもある。 見わたす限り広大なサバンナが広がり、そこに数万頭のヌー、シマウマ、ゾウ、バッファロー、キリンといった大型の草食動物と、それらを捕食するライオン、チーターのような肉食獣が多く生息している。また保護区中央を流れるマラ川は水量が豊富で、カバにとって貴重な生息地となっている。とくに公園北西部の湿原は、このような大型水生哺乳類だけでなく、多様な水鳥の貴重な繁殖地になっていることも、国立保護区として厳重に保護されている理由となっている。保護区内にはサファリを楽しむ観光客向けのキャンプ場やレジャーコースが整備されているが、野生動物の研究調査も行われている。 裏世界遺産の館目次へ |