マイコ国立公園
Maiko National Park


国名 コンゴ民主共和国
分類 自然遺産
所在地 首都キンシャサの東北東およそ1400km


審議歴
1984年 不登録 … このタイプの自然遺産はすでに世界遺産リストに登録されており、また、この遺産は完全性をもっていない。しかし委員会はザイール政府(当時)に対し、アフリカ最大の原生林を構成するマイコ国立公園を保全するべきことを伝えた。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない(2008年現在)


解説
  コンゴ民主共和国中東部の濃密な多雨林地域をカバーする、
面積1万0800平方キロにもおよぶ広大な国立公園。マイコ国立公園は起伏に富んだ準平原で、平均標高は850mあり、いたるところで石塊がそそりたつ姿が見られる。公園地域はほとんどが森林。そこに湿地林などがわずかに存在している。主な動物にアフリカゾウ、ローランドゴリラ、オカピ、チンパンジーがある。
  マイコ国立公園は1980年代、反政府運動家や象牙の密猟者が活動する場所と化していて、とても野生生物の保護に適した場所といえる状況ではなかった。90年代以降、状態は改善されつつあり、象牙価格の下落が幸いして、いまでは密猟者の数も減っている。しかしいまでも一般の入園は許可されていない。この広大なマイコ国立公園は、アフリカ大陸における最も優れた生物多様性を示す、大変貴重な原生林なのである。





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