解説
世界で最も美しい海の一つ、紅海。年間平均水温は世界で最も高い20度。砂漠気候のため雨が少なく、透明度はたいへん高い。多様な海洋生態系と美しい景観で知られる紅海だが、いまのところ世界遺産に登録されていない。
1983年にスーダンが登録推薦したこのサンガネブ環礁は、紅海のほぼ中央に位置している。スーダンでは国立海浜保護区に指定されており、面積はおよそ1平方キロ。紅海のなかで、とくに美しいといわれる場所であると同時に、保存状態もとくに良好である。ここではあらゆるタイプのサンゴが見られ、ダイビングスポットとしても人気がある。代表的な魚類は、チョウチョウウオ、カマス、マンタ(オニイトマキエイ)、シュモクザメ、イタチザメなど。
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