解説
チュニス湾にある3つの島からなる国立公園であり、ユネスコの生物圏保護区の指定も受けている。面積は3.91平方キロ(ゼンブラ3.89平方キロ、ゼンブレッタ0.02平方キロ)。地中海につき出たボン岬の西およそ15kmに位置し、諸島の周辺海域は海洋公園として保護されている。島は山がちの地形で、地上はほとんどが草原におおわれている。植物の種数は乏しいものの、4種の固有種と多くの稀少種を育んでいる。主な植物種として、Sanguisorba
spinosa
(ワレモコウの一種)、Brassica
cretica
(野生キャベツの一種)などがあげられる。またゼンブラはハヤブサ、オニミズナギドリ、稀少種のアカハシカモメなどの鳥類の営巣地となっており、多くの渡鳥が羽を休める場所として重要である。
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