プトレマイオス(トゥルマイサ)の考古遺跡 (1984年の推薦名)
Archaeological Site of Ptolemais (Tolmeita)

プトレマイオス市街の考古遺跡 (1985年の推薦名)
Archaeological Site of the City of Ptolemais


国名 リビア
分類 文化遺産
所在地 リビア北東部の地中海沿岸。ベンガジの北東およそ100km


審議歴
1984年 暫定リストに記載。
不登録 … この遺跡は重要なものだが、世界遺産としての「顕著で普遍的な重要性」が見いだせない。
1985年 辞退 (詳細不明)
1995 暫定リストより削除。


解説
  古代ギリシア・ローマ時代の遺跡。その歴史は、ギリシア都市バルカ(アル・マルジ)の外港として始まり、同じくギリシア人が築いたアポロニア(現スーサ)とともに、キュレナイカ地方(現在のリビア北東部)で最大の商業港となった。繁栄の絶頂は紀元3世紀。その後はベルベル人の襲来やアラブ軍の侵攻を受け、次第に衰えた。
  代表的な遺構は、精密な装飾をもつ紀元1世紀のヘレニズム様式の大建築。モザイクで飾られた床や列注をもつ二層構造の建物で、貴族の住居とみられる。そのほかローマ劇場、円形闘技場、神殿、地下貯水場などが発掘されている






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