ペンジャリ国立公園 Pendjari National Park
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解説 ペンジャリ国立公園は面積2,750平方キロあり、ブルキナファソのアルリ国立公園(Park National d'Arli)に隣接している。とくに重要な自然保護地域というわけではないが、IUCNのレッドリストに記載されているアフリカゾウやライオンのほか、アフリカスイギュウ、カバなどの大型哺乳類を見ることができる。公園は西、北、東の三方をペンジャリ川によって囲まれている。 このペンジャリ国立公園から10kmほど北東に、W国立公園がある。W国立公園はベナンとニジェール、ブルキナファソの3カ国にまたがる、面積9,120平方キロの国立公園。(ベナン側の面積は5,020平方キロ)。これらペンジャリ国立公園とW国立公園、そしてアルリ国立公園は互いに近接して1つの巨大な保護地域を形成し、いずれも狩猟が認められた「緩衝地帯」に囲まれている。現在はそのうち、ニジェール側のW国立公園のみが世界遺産に登録されている状況である(1996年登録)。ブルキナファソでも隣接保護区の登録推薦を進めており、今後3カ国にまたがる世界遺産として範囲拡大されることが望まれている。 裏世界遺産の館目次へ |