アイ・ハヌムの考古都市
The Archaeological City of Ai Khanum


国名 アフガニスタン
分類 文化遺産
所在地 アフガニスタン北東部、首都カーブルの北およそ300km。タジキスタンとの国境沿いにある


審議歴
1983年 登録延期 … 1965〜78年の発掘で明らかになった部分、とくに土塁の保護計画を提示するべきである。なおこの遺産は、基準(2)(3)(4)に該当するものとして推薦された。
本物件は暫定リストへの掲載歴はない(2008年現在)


解説
  オクサス川とコクチャ川の分岐点にある古代都市アイ・ハヌムは、中央アジアを支配したギリシア系のバクトリア王国の都として、紀元前
世紀末に建設されたと考えられている。その地勢が優れた自然の要塞をなしており、王国にとって重要な戦略上の拠点だった。遺跡が発見されたのは20世紀半ばで、以来バクトリアの典型的な都市遺構と見なされている
 
古代ギリシア人によるこの都市は、高台の神殿地域と低地の住宅・公共地域の2つの部分からなり、王宮や寺院のほか防御設備や、遺跡の南を流れるコクチャ川からの水道施設も見つかっている。また出土品にはモザイク画や碑文、象牙製品や黄金製品、銅製品などがあり、他地域との交流が盛んだったことをうかがわせる





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