解説
バビロンは古代バビロニアの首都だったが、現在見る遺構は、紀元前7世紀に新バビロニアによって大改造されたものである。街の中央にはユーフラテス川が流れ、市街地を二分していた。街は上から見ると四角形で、周囲を城壁に囲まれていた。そして東岸(旧市)に、有名なイシュタル門や空中庭園、街の中央に「バベルの塔」として有名なジッグラト(塔)の「エ・テメン・アン・キ」があった。しかし塔は完全に破壊されている。中東のほかの遺跡には、いくつかジッグラトが現存するものもあるが、バビロンでは残骸すら残っていない。
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