雪岳山(ソラクサン)自然保護区
Mt Soraksan Nature Reserve


国名 大韓民国
分類 自然遺産
所在地 首都ソウルの東北東およそ120km


審議歴
1994年 暫定リストに記載。
1996年 辞退 (詳細不明)


解説/文=収斂さん
  雪岳山は韓国東部太白山脈に位置し、大青峰(1,708m)を主峰とする。奇岩、奇峰の多い景勝地として昔から有名で、また高山植物も多く、貴重な自然が残る。しかし近年ロープウェイができるなど観光コースが整備され、貴重な自然が脅かされるようになった。雪岳山は大青峰を中心に東部の外雪岳、西部の内雪岳、南部の南雪岳と、大きく三地域に分けられる。主な景勝地として有名なのは、大青峰から続く渓谷の奇岩を千体の仏像にみたてた千仏洞渓谷や、華彩峰に源を発する土旺城渓谷にある2つの滝などがあげられる。
  また雪岳山には新興寺、内院庵、継祖庵などの古刹がある。新興寺は632年、慈蔵律師が創建した寺で、その後何度か火災にあい、現在の建物は1847年の再建である。それでも李朝時代の梵鐘など、貴重な寺宝は多い。また継祖庵の近くには大人が片手でも揺らせる巨大な揺れ岩があることで知られる。






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