解説
パキスタン北部山岳地帯、カラコルム山地にある自然公園。バルトロ、ビアホー、ヒスパーの3つの大氷河と、カラコルムにある4座の
8,000m峰(K2、ガッシャブルムI、ガッシャブルムII、ブロードピーク)を含む、大カラコルムの中心。国立公園の最高点はK2(中国名チョゴリ)で、標高8,611mは世界第2位の高さをほこる。K2という名は測量番号として暫定的につけられた「カラコルム第2号」に由来する。近くに村落がなく、現地名がわからなかったことに加え、世界第二の高峰というイメージとも重なり、いまでもこの名で呼ばれている。このあたりは見わたす限りに山が折り重なる世界の屋根で、広義のヒマラヤに含まれる。カラコルムは山の高さだけでなく、氷河が多く、さらに長いことも特徴で、40〜50kmの長さをもつものも少なくない。
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