解説/文=収斂さん
かってスペインがフィリピンを植民地にしていたころ、貴族の別荘だったものが、いまのマラカニアン宮殿である。ここから西へ3km弱行ったところにイントラムロスがある。イントラムロスとは16世紀につくられた城壁に囲まれた町のことで、当時はスペイン人と、その混血(メスチソ)しか居住を許されなかった。
ここにはマニラ最大の教会であるマニラ大聖堂や、博物館をもつサン・オーガスチン教会、サンチャゴ要塞などが残り、また、スペイン統治時代のコロニアル風建築も少なからず残っている。
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