解説
モルジブは1558年ポルトガルに侵略されたが、わずか15年後の1573年、モハメド・タクルファーヌとその兄弟が蜂起して、これを撃退した。その後モハメド・タクルファーヌは王位につき、教育を重視した政策をおし進めた。その一例が、海外留学の経験をもつシーク・モハメド・ジャマルディンに命じた、ヴァドゥー島でのイスラム教の講義だった。
現在ヴァドゥー島にあるフクル・ミスキー(金曜モスク)は、17世紀に建造されたものである。内部の壁面には細かな装飾が施されており、建物の外には彫像で飾られた墓石などが置かれている。
参考文献
『モルディブ共和国紹介』
日本モルディブ親善委員会、1980
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